高飛車
「りなさん。急に出てきた私がこんなこと言えないかもしれないけど。」
「社長。もう一回三人でやろうよー。」
私はりなをまっすぐに見つめて言ったがすぐに流された。
そのことに少し苛立ちながらみゆはゆっくり語り掛ける様に話しかけた。
「りー。私達は話し合いに来たんだよね。」
「話し合い。」
「そう。このままじゃお互いの為によくないからさ。」
「そうだね。三人でやろうよ。」
「りなさん!」
私は無視を出来ないような声量で話しかけた。
「社長、あんまりうるさいと話し合いにならないよねー。」
「りー!それ……」
「みゆ、大丈夫だから。」
リーはあくまで私と話さないつもりらしい。
今までの私だったら黙ってしまっただろうが、今日は違った。
いや、これからは違う。
リーをもう一度見据えて話しかけた。
「りなさん、私はみゆと一緒にVTuberになりたいんです。」
「……。」
「りなさんとアーイシャさんとみゆの三人の中を割り込むような形になってしまったのは本当に申し訳ないけど。」
「ならやらなければいいじゃん。」
「りー!……」
「みゆ、話させて」
「わかった。」
頭の中では十分にこんな展開になることなど分かっていた。
だからこそ、何重にも決意を固めてここにいるの。
「確かにこれは私のわがままなんだ。みんなに認められなくてもしょうがないことかもしれない。
だけどりなさんとアーイシャさんは理解してほしいんだ、みゆにとって大切な二人だから。」
「ふぁー」
何ともやる気をそぐタイミングでりなは大きなあくびをした。
それにすぐに反応したのはみゆだった。
「何であくびなんかできるの!!」
「社長、なんでそんなに怒って……」
「怒るよ!!まるで見えないかのように扱って、そんなのりーらしくない卑怯者のやることだよ!!」
「卑怯者ねー。」
「こっちを見てよ、りー」
みゆはりなと距離を詰め、お互いの鼻と鼻がが付きそうな距離で話しかけた。




