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序
さてさて、暮夜の酒場へと集うはアフター5人組。
仲良きことは美しき?かな。うら若き娘たちのざっくばらんな微醺の歓談には、今宵も花が咲いたり咲かなかったり。
「テーマはね、音のホラーらしいよ」
この中の年長者にして、一番のしっかり者を誇示せんとするのは『紫乃』。
まずはイニシアチブを握らんと、メタも恐れず主旨を掲げる。
「ちょっ、いきなり怪談しろとか。まじウケるんですけどぉ」
若さを稚拙な陽気で表現するのは『千夏』。
酒気も程良い頃合いにて、グラス片手にケラケラと笑いだす。
「なんだよ音のホラーって。よく分かんねぇんだよな、そういうの」
実直が災いしての無骨なれども悪気は非ずが『咲百合』。
リアルに幻想を抱いても、幻想をリアルに持ち込まないリアリスト。
「よくあるやつですよ。誰もいないのに音がするとか、何処からともなく不気味な音が聞こえるとか、そんな感じの話でいいと思います」
要旨の的を得んと早口に捲し立てるのは『汐梨』。
慎ましき唯一の下戸なれども、隙あらば転がり始める舌の主。
「音の怖い話ですか……」
半ば強引に先輩たちの宴に招かれてしまった後輩社員の『日向子』。
気乗りに欠けつつも、真摯にテーマと向き合う真面目ぶり。
では、どうぞ。




