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ギフデッド~才能溢れる者達のコロシアイ学園旅行~  作者: 超逸材の感想募集家
チャプター2 それでもボクは殺ってない
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チャプター2 それでもボクは殺ってない オワリ・シュウマツの記憶

☆==Owari Shuumatu Memory==☆

 超一流の、才能溢れる者達。各界の才能を持つ高校生達を《超逸材》と称して、輝かしい未来を作る人間に育てる学園――――私立幸福ヶ淵学園、そこには超逸材の才能を持つ現役の高校生が集められている学園。

 過去に様々な才能溢れる者がこの学園に入学し、卒業していった。ただでさえ《超逸材》というだけで個性溢れる彼ら彼女なのだが、中でも個性溢れる者達の代表格として第113期生の16人が挙げられる。


 【超逸材の農家】、浅見(あさみ)ゆうき。

 【超逸材の刀鍛冶】、雨林一龍齋あめばやしいちりゅうさい

 【超逸材のテニス部】、春日野恋姫(かすがのこいひめ)

 【超逸材の警備員】、国井防人(くにいさきもり)

 【超逸材の翻訳家】、鷺ノ宮(さぎのみや)ユーリ。

 【超逸材の美化委員】、時谷綺麗(ときたにきれい)

 【超逸材のお笑い芸人】、仁和麻美(にわまみ)

 【超逸材の書道部】、一木瞳(ひときひとみ)

 【超逸材の先生】、三日月王者(みかづきおうじゃ)

 【超逸材のメイド】、向日歩(むこうあゆみ)

 【超逸材の???】、森宮忍(もりみやしのぶ)

 【超逸材のスタントマン】、山神命(やまがみみこと)

 【超逸材の冒険家】、大和歩(やまとあゆみ)

 【超逸材の幸運】、夜明昇(よあけのぼる)

 【超逸材の配達員】、綿串花星(わたぐしかぼし)


 その16人もまた今回の雪割杏平達と同じく、ゲシュタルトによって閉鎖環境(クローズド・サークル)に閉じ込められる。雪割杏平達が《コロシアイ学園旅行》と題して船に監禁され、第113期生は《終焉コロシアイ逃避境》と題して洞窟の中に監禁される。


 東京ドーム1個分、それが6つ。

 広いようで、狭い16人の監禁生活。

 最初は楽しく始まるも、すぐにそれは絶望へと変わる。太陽が見られず、外との連絡も付かず、あまつさえ現代人の必需品たるス〇ホも使えない。

 しかも雪割達は一応殺人と言う形で出られるという逃げ道が用意されていたが、第113期生達は違った。


 ――――最後の1人になるまで出られない。


 それが彼らに大きなストレスを与えていたのは明白だった。


 最初に狂ったのは、夜明だった。【超逸材の幸運】と言うだけで運で選ばれた彼には、他の皆のような大義がない。壮絶な過去も無い。故に他の皆よりも【非日常】に耐性がなかった。故に堕ちた。

 1人の暴走を15人で止めた。余裕だった。だが、それから狂い出した。

 日々与え続けられるストレス、そしてゲシュタルトから与えられるさらなるストレス。

 初めに狂った者が出たせいでそこからはとんとん拍子、急な坂を転げ落ちるようにして狂った者は出続けていった。


 1人、また1人……狂い出す人数は歯止めが効かず、遂にはそれを止めようとする人数を上回った。そして全員が狂い出した後、【地獄】は始まった。


 ここから出るには、誰かを殺さなくてはならない。

 最後の1人になるまで、誰かを殺さなければならない。


 暴力、それこそがその岩で囲まれた箱庭で一番重要な要素となっていた。


 1人が死んだ事で、地獄は加速する。

 誰が殺したかはどうだって良い、大切なのはまた1人死んだという事だった。クラスメイトの死を悲しむ事なく、ただ自分が出られるために近付いた。そんな非人道的な事を彼らは考えるようになってしまった。それしか考えられなくなっていた。


 そうして殺されていく中、最後の1人も死に……16人の中でたった1人だけが生き残った。

 生き残りこそしたが、彼女の精神はひどく摩耗していた。本来の明るい性格は彼女にはなく、冷徹で残忍な、人をどう絶望に落とすしか考えられない性格へと変わっていた。


 人を殺した家を燃やした殺人ウイルスをばらまいた環境汚染を行った大量虐殺を行った国を転覆させたバグを発生させた大金を騙し取ったプライドをへし折った化け物を誕生させた犯罪を増やした暗殺を行った財宝を盗み出した秘密を暴いたそして作った弱みを握った殺しを請け負った――――

 ありとあらゆる犯罪事に手を出すも、監禁生活によって狂ってしまっていた彼女は、僅か3年で死に至った。


 ――――たった3年の絶望。


 その僅かな年月ではあったが、人類の8割は彼女1人にとって絶滅させられた。

 彼女の死はやがて世界を安寧に導き始めており、彼女のことを後の歴史書ではこう評されていた。


 【超逸材の恐怖】オワリ・シュウマツによる"三年恐慌"。

 ――――そして彼女は生前、【超逸材の"自称美少女冒険家"】大和歩(やまとあゆみ)と名乗っていた。



 【超逸材の恐怖】は死んだ。

 しかし、絶望が終わった訳ではない。


 希望が生まれるのと同じように、世界には絶望が生まれる。それも希望が生まれるなんかよりも、よっぽど簡単に。そう、絶望は伝染する。

 【超逸材の恐怖】は死んだが、二代目などその名を継承して絶望に叩き込もうとする者は多く居た。初代や元祖、本家には及ばないが、その恐怖は世界を絶望へと叩き込む。


 絶望を排除するため、【超逸材の恐怖】がもう生まれないように、政府は対抗策を出した。それにより、【超逸材の恐怖】と完全に決別する事が出来て、世界は平和になったのだ。


 それから100年、未だに【超逸材の恐怖】を名乗る者は現れない。


☆==Fin==☆

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この度、続編を作る際のアイデアを出してみました
よろしければ、見て、"こういうキャラを出した方が良いんじゃない?"とか、
"こういう展開をしてくれませんか"など、意見があったら、教えてくれると嬉しいです

アルティメットギフデッド2 また会えたコロシアイ生活(仮)

続編を制作しております、よろしければこちらも是非
スーパーギフデッド2 ありがとうコロシアイ生活
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