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ロケットパンチが神殺しの剣より弱いのは不満なので覆します  作者: 黒井 冥斗
最弱スキルと最強の剣を持つ冒険者
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第22話:ミレーユさんの意外な弱点

第22話:ミレーユさんの意外な弱点

俺達はロアノスに戻ると中央広場の掲示板前が騒がしく、不気味な雰囲気だった。

「どうしましたか?」

「あー、ディレオスさんか。見ての通り、国際ギルド連合軍本部が階層宮の入宮を禁止したってよ。全く、冒険者だって生活が楽じゃないのにさ」

たまたま話しかけた冒険者はブツブツと文句を言いながら、仲間と話し合っていた。

ニューオーダーズは本部に戻り、作戦を考えていたが、1番苦しそうにしていたのはミレーユさんだった。攻撃魔法を極めた彼女に魔法が通用しない敵はあまりにも強すぎる。そして疎外感も無力感も彼女に付きまとうのも事実。

「ミレーユさん、攻撃魔法が使えなくても……」

「私は大丈夫よ……皆の役に立ちたいけど今回は無理かなぁ」

笑顔を見せていたが、表情筋が不自然な笑みを作り出す。作り笑いの典型的な特徴と同時に作り笑いに慣れている。

「ミレーユさん、よろしければ俺と散歩にでも行きませんか?」

その時ストレイドさんが反応した。

「おっ!ディレオス、デートか?」

「気分転換ですよ。ストレイドさんの防御力は信用してるのでいざと言う時は……」

「安心しな、俺の蒼龍重騎士の盾は簡単には壊れねぇよ」

「頼りにしてます。では、ミレーユさん、行きましょう」

「う、うん!」

ミレーユさんと共にロアノスの陽の光を浴びながら、石畳を歩き、活気のある人通りを過ぎる。初夏の陽気もあり、ミレーユさんは早速夏服の肩を出したワンピースは美しさに隠れた可愛らしさを醸し出していた。

「ミレーユさん、好きな食べ物とかありますか?」

「私はパスタが好きかな。この近くの料理店に行きつけのお店があって、よく通うんだよね」

「よかったらご馳走させてくれない?」

「え、悪いよ……私なんて戦力にならないんだから……」

「この前の膝枕ならお礼としてならどう?」

彼女は悩んだ末に「それなら……」 と承諾してくれた。

お店に入るとチーズの香り、ピザを焼く香ばしい香りに、2つの大きな石窯があり、ダークウッドの席が数席空いていた。

「いらっしゃいませ〜お2人様でよろしいですか?」

「はい、奥の席でもいいですか?」

「どうぞ〜」

そのまま奥の席に入り、ミレーユさんと共にメニューを眺める。

「ディレオス君、奥の席にしたのって……」

「そう、この剣は少し目立つからね。でもその、身から離したくなくて……」

「大事にしてるんだね。あ、このたっぷりチーズパスタおすすめだよ」

「じゃあ俺はこれにしようかな。ミレーユさんも?」

「うん、飲み物はハイボールでいい?」

「いいよ、俺は樽熟成のワインにしようかな」

そして、雑談を続けていた。ミレーユさんは元々平民の家系で究極魔法とも縁がなかった。しかし先天的な特性と帝国にいた事から魔法特化育成機関で才能を発揮し、究極魔法を会得したと。

食事と飲み物が持ってこられ、2人で乾杯し、味わっているとミレーユさんの頬が赤くなる。

「ミレーユさん、大丈夫?」

「んにゃ?私は酒蔵よ〜ハイボール100杯や200杯平気にゃ〜」

ヤバい完全に酔ってる……まだ昼間なのに……

「とりあえずお水飲みましょう!」

「ディレオスくん!君のワイン方がアルコール度数は低いからチェイサーよ〜ちょーだい〜」

「そんな無茶な……とりあえずお水お水!」

小さなコップの水を飲み切ると、一言。

「美味い酒だぁ!パスタもおいいちい!」

確かミレーユさんってワインレッド村出身で、アルコールは飲み慣れてるはずなのに……

その時店員さんと客が会計で揉めていた。

「お客様、残念ながらお金が……」

「だーかーらー!俺は3万ルピーあったんだって!ツケでもいいからよぉ!」

「当店はツケの利用は……」

ミレーユさんは舌打ちして、席を立ち、客の冒険者の前に立つ。

「なんだてめぇ?」

「酒が不味くなるんだよぉ……ほら、払ってやったからさっさと帰れぇ……」

「あぁ!?なんだその言い方は!?」

「わたしゃ、上級攻撃魔法を全て扱えるんだそぉ?」

「唱える前に殺すぞ」

「ミレーユオブ・ミニファイア・フロントヒューマン」

1秒足らずで冒険者の尻に火がついた。

「熱いっ!くそっ女!覚えてろよ!」

「てぇいんさんごめんよぉ……100ルピーで許してにゃん!さぁ、飲むぞぉ!」

俺はもう、ダメだと思い、お会計を済ませて、ミレーユさんのパーティ本部まで連れて行く。その際もずっと「お酒ぇ……」と言っており、リーダーに報告する。

「あぁ……ミレーユは酒に弱すぎるんだ……伝え忘れてすまなかった……」

「ですが……ワインレッド村で……」

「ディレオス君ならわかると思うが後天的にアルコールに強くなる耐性は低いのは分かるだろ?」

「……確かに……とりあえず俺が介抱させてもらいますね」

「助かるよ。君が来る前はジャンケンで負けた仲間が介抱してたからね」

そして翌日の昼まで俺はミレーユさんのだる絡みと気分の悪さに対応して、レーチカさんの二日酔いに効く薬を飲ませたが、何故か「二日酔いにはアルコールが1番……」等と言い始めて大変だった……もう飲ませないようにしよう……

ご拝読ありがとうございます!ゴールデンウィークも終わりですね…自分は小説書いてるか、ドラクエしてるか、通話してるかみたいな日々でした。つまり、あまり変わりません笑

正直温泉くらいには行きたかったですね…首と肩がガチガチなので逆上せる寸前まで熱い温泉に浸かりたいです。ストレスと姿勢で凝り固まった体を近いうちにほぐしたいですね。皆様も連休最終日気持ちよく過ごしていただければ幸いです!そして今後も黒井冥斗をよろしくお願いいたします!

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