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24話

本作の説明要員ニル・スぺシオンサム。


説明要員だけの人間ではないはずなのに・・・ごめんよ。

「ケイ、とりあえず武闘祭の代表おめでとう」


放課後、自室でくつろいでいるとニルが帰ってくるなりそう言った。


「ありがとう、教師陣に評価されてたことは素直に嬉しいな」


「それに筆記テスト以外はトップの成績を入試で取ったんだろ?

凄いなケイは」


「はは、なのにAクラスになるって筆記出来なさすぎだよね」


「まあ、それは何とも言えないな」


「まあそこはどうでもいいんだけど、明日が面倒くさいよ」


「あぁ、決闘か?」


「うん、そう。それが面倒くさい。俺の意思が介在する余地なく

決闘することが決まっちゃったしな」


「まあ、本来は決闘を受けるかどうかは申し込まれた側に決める権利が

あるんだけどね。

今回のはちょっと特殊だから」


「どう特殊なんだ?」


「そもそも武闘祭は学園が主催で、その学園の上にいるのが王国でしょ?

つまり国も見守る大事な行事で、身分・成績その他諸々の影響を排除して

強い者が出なさいというコンセプトで運営されてるんだよ。

で、その強い者を暫定的に教師が決め、その選出に異義があるかどうかを

問う訳なんだが強い者なら異義は出ず、強さが疑わしい者には異義が出る。

「俺の方が強い」という異義がな。

で、異義が出た場合には決闘を使って勝者を決めなさいというお達しが

あるから問答無用で決闘な訳。

逃げは敗北とみなされるからな」


「なるほどなぁ、面倒くせぇ。因みに普通の場合はどういう過程を経る

わけ?」


「普通の決闘であれば、まず自分に納得できないものがあったとして

話し合いをするんだが、まず下の身分の者の意見が通ることは少ない。

でもどうしても納得出来ない場合に決闘を申し込むんだ。

で、申し込まれた側は決闘を受けるか受けないかを選ぶ権利がある。

普通は当然受けないんだけど、上の身分の者が権力を使い横暴な意見を

していた場合王家から受けろというお達しが来る。

当然受けなければ負けだな」


「なるほどな」


「しかし、それにしても面倒くさい奴に絡まれたな」


「確かに面倒くさい奴だったな。俺、あいつに嫌われるようなこと

した覚えないんだけど。それに1ヵ月一緒のクラスにいたけど

今日初めて喋ったよ」


「面倒くさいってそういう意味で言った訳じゃ無かったんだけどね。

伯爵子息っていう肩書を持つ奴って意味だったんだよ。

嫌われる嫌われない以前に平民だしどうせ俺より弱いと思って

眼中に無かったんだろ。

それが自分じゃなくてあの平民が選ばれ、そして入学時の成績すら

負けていたことが分かり一気に敵認定されただけだろ。

もしかしたら教師に言い負かされた八つ当たりも含まれてるかもな」


「なるほど伯爵子息様か、そりゃたいそうなご身分だこった。

絡まれるこっちは面倒くさいったらないよな」


「まあ、それはそうだがよくそんな真っ直ぐな物言いが出来るな。

いくら本人がいないとはいえ」


「それなら代表発表の時に俺の隣にいた女の子の方が真っ直ぐな

物言いしてたぞ」


「ああ、メリアさんか。何て言われたんだ?」


「馬鹿なんだなって言われた」


「確かに真っ直ぐだな。まあ平民に対して言葉に配慮するっていうことを

しない人ではあるだろうね。だって彼女も伯爵令嬢だし」


「確かに、配慮しなさそうではあるな、でも言葉の中に嘲りや侮蔑のような

感情は感じなかったな。どっかの伯爵子息様と違って」


「そりゃあ彼女がケイのことを認めているからだろうな。

なんてったって彼女の家であるロスラリス家は国境を守る辺境伯の内の1つで

そのうえロスラリス家は魔の森に接している家の1つでもある。

国内でも有数の実力主義の貴族家だ。

そんな家に生まれた彼女が、ケイは学年トップクラスの実力があり成長速度も

教師から圧倒的だと言わせるほどだ。

成長速度は才能によって変わる。

入学時点で既に自分より強く、才能が自分よりあるであろうケイを実力主義の彼女が

認めるのは普通の話だと思うぞ」


「なるほどね、ところで魔の森って何?」


「理由は分からないがほかの地域よりも強い魔物がうようよいる森のことだ。

実際に見たことは無いがかなり広いらしい」


「なるほど、いつか行ってみたいな」


「かなり強くならないとすぐに死ぬぞ」


「具体的にどのくらいの強さが必要なんだろうな」


「全員冒険者ランクがBの6人パーティーが最低限だと聞く。

それより少ない人数で行くならAとかSじゃないと魔の森には

入れないらしいぞ」


「なるほど、先は長いな」





















____________________________

ステータス


名前:ケイ


年齢:15


スキル

鑑定Lv3(25/300) アイテムボックスLv3(159/300)

投擲Lv1(88/100) 剣術Lv5(35/500)

槍術Lv1(87/100) 槌術Lv1(87/100)

斧術Lv1(87/100) 杖術Lv1(87/100)

盾術Lv1(87/100) 火魔法Lv5(421/500)

水魔法Lv3(254/300) 風魔法Lv4(68/400)

土魔法Lv3(261/300) 聖魔法Lv3(187/300)


ユニークスキル

練度増加Lv2(95/200)

___________________________












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