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「らくかに集う面々」
事態が複雑化する中、「らくか」には、これまでにない顔ぶれが集まり始めていた。江戸川、安藤、工藤、秋月に加え、太田、根古、そして今回は雨月警部補までもが顔を出していた。
「隣の三人組の件、可児署でも把握はしています」雨月が言う。「ただ、明確な違法行為の証拠はまだない」
安藤が腕を組む。
「工藤の元に接触してきた佐藤って男も、東京のヤバい筋の噂がある。これ、二つの案件が繋がってるとしたら、厄介だぞ」
工藤が沈痛な面持ちで言う。
「俺のせいで、皆さんまで巻き込むことになるかもしれません」
秋月が肩を叩いた。
「お前のせいじゃない。向こうが勝手に寄ってきただけだ」
根古がそこで、静かに口を開いた。
「その三人組の女性たち、儂も一度、町で見かけたことがある」
一同の視線が集まる。
「どうでした、根古さん」江戸川が尋ねる。
根古は少し考えてから、意外な言葉を口にした。
「……悪い連中には、見えなかったな。むしろ、何かに怯えているような、そんな目をしていた」
その言葉に、一同は顔を見合わせた。




