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「対応会議」
「らくか」に緊急招集がかかった。江戸川たち四人、太田、そして一石とコーエン、さらには美佑の動画を受けて事情を知った雨月警部補までもが顔を揃えるという、異例の集まりとなった。
「まず状況を整理しましょう」秋月が口火を切る。「斎藤さんの動画の断片流出、鳴海さんの視聴者提供動画、そして村田さんの陰謀論配信。この三つが絡み合って、収拾がつかなくなってきている」
雨月が渋い顔で言う。
「うちにも、市民から問い合わせが殺到してましてね。『多治見に危険な組織がいるのか』と」
一石が静かに口を開いた。
「幸い、まだ具体的な組織名や個人の特定には至っていません。今のうちに、火消しをする必要があります」
工藤が提案する。
「逆に、鳴海さんに協力してもらうのはどうでしょう。地元で信頼のあるYouTuberです。彼女に、事実に基づいた『冷静な』情報発信をしてもらえれば、村田さんの過激な陰謀論を打ち消せるかもしれません」
一石が興味深そうに頷いた。
「なるほど。火は火で制する、ということですね」




