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男が最弱な異世界。それでも最強を手に入れる。  作者: CHIKAY
Lv.3 tone~第1ダンジョン~
43/62

第42色 新しい日々


 見慣れた天井...。


 薄らと開けた視界には、見慣れた天井が見える。

 寝返りをそんなにうたなくて、熟睡していたのかもしれない。

 硬い土のベットで寝ていたせいで、柔らかいベットで寝れてる事に、幸福の実感が湧く。


 窓から見える景色は暗いが、ほんのりと朝焼けの気配がある。


 そろそろ起きないと...。


 でも、体が重い...。

 そして寝苦しい...。


 1年近く無人島で暮らしたお陰か、環境の変化には、ゴキ並だと自覚したが...。


 布団の中には、何人いてるのやら...。


 これだけは、いつになっても全然慣れない。

 俺が失踪してから、睡眠後のアプローチが物凄い。サラにバレたらと思うとゾッとする。


 こっそり抜け出そうとするが、絡み付いたマーカラさん、アオイ、トーカを引き剥がす。いつもながら...なかなか苦労する。

 帰って来てから次の日ぐらいにシングルのベットがもう一つ重なる様にセットされていたから、この中の誰かだと思うけど、堂々すぎるだろ...。


 やっとの思いで部屋を出ると、一足先にキッチンで料理をしているのか、いい香りと包丁とまな板のリズミカルな音が聞こえる。


 「おはよう」


 「マスター、おはようございます」


 透き通る様な白い髪、透明感のある肌がピンク色のエプロンが良く似合う。


 俺と思考がリンクしているテラは、料理の腕もかなりのモノで、無人島でも一緒に料理したりなんかもしていた。

 帰って来た今でも、朝昼晩の仕込みは2人で分担してこなしている。


 あの戦いから大体10日ぐらい過ぎたか...。

 2人が呼びに来てくれてから朝まで、皆と話して、飲んでどんちゃん騒ぎして、丸々2日ぐらいかけて街を起こしての祭りをしていたな...。

 リリーナさんも街の仕事をほっぽり出して一緒に騒いでいたけど...大丈夫かな...。

 今は、ゴブリンの処理や聖地グレンデール付近の復旧に大忙しらしいけど...。

 英霊ベルフ=ウィロードが1人でゴブリン達を退けたらしいけど、街の周りの被害の方が問題らしい。

 可愛い孫娘の為に、全力で蹴散らしたらしいが、こっちは、こっちで解決してしまったので、結局被害だけが残ったみたいだ...。

 ダンジョンの事もあり、ベルフさんがエリーゼの顔を見たいと駄々をこねたらしく、手伝いも兼ねて昨日までエリーゼとは、別行動していた。

 昨日俺が、アルケントまで迎えに行って、やっと合流出来た。エリーゼも一段落といった所だ。


 ...今日ぐらいは、訓練を休みにしてやろうかな??


 帰って来てから、訓練は休み無くやっている。

 代わりにダンジョンアタックは、今日から再スタートだ。

 皆今回の事で、思う事があったらしく、訓練に参加することなった。

 神伐流は古武術の応用で、色んなスタイルに対応しているので、姉さんが師匠として名乗り出ていた。

 俺は、サラに教えることは、もうないと言われたが...今は、神聖魔法などのコツを教えて貰っている。

 1年のスパルタである程度は、強くはなったが...ここはまだ第1大陸。

 上には上がいるみたいだ...。

 それに、サラ曰く第3大陸からダンジョンレベルが劇的に上がるらしい...。

 サラはダンジョン攻略の要、回復魔法のスペシャリスト。戦闘もこなせるが、本来は回復魔法が専門で、大型パーティ...コレもギルドと言うらしいが、それで挑んでも結果...半数以上は戦死したらしい。

 それがサラが攻略者ギルドで働く切っ掛けになったみたいだけど...。

 そのギルドメンバー達に比べると俺達は、まだまだだとか...神格のレベルアップしても戦闘経験や魔力の使い方は向上しない。

 その底上げを徹底してやって行こうとの事だった。

 その為今では、サラを含めて、寮の全員が訓練に参加している。


 皆で話し合った結果、ギルドを立ち上げて、第4大陸を目標に動く事になった。

 正確には、俺達の訓練校卒業後だけど...。

 クレスさん達は元々大陸を移動する事が目的で、お母さんを探す為の旅をするつもりだったらしいが、居場所が判明したらしい。

 俺は、祖母と姉(の体)を探す旅、クレスさん達はお母さんを探す旅...他にも各々色んな目的があるが協力して、攻略していくことになった。

 サラやセオリまで手伝ってくれる事にビックリしたが...約2週間ご飯が食べれないだけで発狂しそうになったらしく、5日経つ前には、2人で神殿まで向かっていたらしい...。

 ユキのご飯には、誘惑魔法が掛けられていると2人で言っていたらしいが...決して、してません...。


 セオリは、戦闘力は皆無らしく...本人曰く自分の武器に攻撃されるらしい...。

 ゴブリンの襲撃の時は、非戦闘員の救護班として協力していたそうだ。

 セオリのバトルセンスの無さは、サラも頷いていたが、姉さんに丸投げしておこう...。


 今日のダンジョン攻略から、俺、エリーゼ、セオリ、マーナで挑むことになった。

 ヘルプで姉さんが、入ってくれるから心配はないけど...少し不安だったりする...まぁ大丈夫かな?


 ゴブリンキングの討伐報酬として、リリーナさんから金貨10枚を貰えたので学費の心配は正直なくなったし、無人島の攻略で魔石もかなりの数があるので当面の食費やモロモロ心配なくなったのが有難い。


 神各器になった姉さんとテラ...この2人は、トーカと共にジンパーグのアカデミーに向かう事になった。

 トーカは前々から言われていた理事長に報告、姉さんの元々の刀だった神器の人格がどうなったのか調べる為、それに姉さんとテラを神器として登録する意味合いがある。


 新しく手にいれた魔導書の力は、次元の書。

 レベル1の能力は《転移》魔力の繋がりがある所に瞬間転移出来ると言う、某ファンタジーゲームのルー〇もビックリの転移魔法だ。

 魔力の繋がりは、 眷属神契約で問題ない。

 特に魔力の消費もなく、リスクなしで使えるので、まだこっちに引越し出来ていないマーラもこの力を使い迎えに行くつもりだったりする。


 朝食の準備を終えて、2人だけで少し早めの朝食を頂く。


「マスター、味はどうですか?」


「とっても美味しいよ。

 ちゃんとした調味料もあるし、新しい食材を使う料理は、楽しいんじゃない?」


 素朴な食材が、優しい朝食に調理されている。

 野菜達もこんな美少女に調理されて嬉しいだろ...。


「そうですね。昨日行った アルケントの市場は、もう一度と行きたいですね」


「そうだね!新鮮な魚が常にあるしね、またお昼にでもいっておこうか?」


「お願いします」


 無表情だけど少しだけ微かに笑うテラ…あまり表情は変わらないけど、少しだけ感情が読み取れる様になってきた。

 シュラから御褒美で、神器に至ったテラ…。あれから半年程経つけど、初めは全然表情が読み取れなかったけど、微かに変化する表情で今日は機嫌が良いのが直ぐわかった。


「よし!テラ少し早いけど行ってくるよ」


「はい、マスター。トーカが、起きたら直ぐに向かいます」


 裏庭にある魔法陣に向かう。

 これは帰って来てから設置したものだ。


 魔法陣の中に入ると…。


 肌を焼く様な日差し、空気は一変して夏に変わる。

 慣れない人には、過ごしにくい気温かもしれないが、この暑さは懐かしく、肌に馴染む。


 転移型魔法陣は、海が見える岩場に設置していた。


「おはよう、準備はいいか?」


 聞き慣れた仲間の声に後ろを振り向く。


「ごめん、待たせたかな?今日はこっちで寝たの?」


「うん?昨日アイツらの訓練見てたから、そのままな…。ユキの家にアイツらも泊まってたみたいだな。まだ寝てるし、当分動けないんじゃないか?」


 シュラは、してやったりと笑っている。


 長くウェーブのかかった髪を一つ括りのポニーテールにしている。小麦色の肌に良く似合う。

 セクシー過ぎるチューブトップは、胸をギリギリ隠せているが、相変わらずの痴女プリだが、似合っているので今はもう慣れた。


 シュラとの死闘を経て、シュラは俺の眷属神になった。

 サラ達に言った時には、ビックリするより先に怒られた程だが、本人が元々そうするつもりだったみたいだし、なったモノはどうしようもない。

 今は、寮にも部屋が与えられ、ちゃんと俺の仲間だ。

 この南国世界はシュラの力で作った、神の島らしい。

 あの魔導書を封印する為だけに、ベルターナの船では絶対に来れない潮の流れの場所にある所にあり。魔力の壁によって時間の流れも、モンスターの発生もシュラによって弄られている。

 今は時間の流れは正常らしいが、俺が住んでいる時は、島での1年がこっちの1週間と…もう少しで、七つの玉を集めるファンタジーになる所だ。

 しかも何回死んでも、数分後に復活する。摩訶不思議の神の島で、シュラに何回殺されたか...本当に分からない…。

 初めは殺してやると恨んでいたが、今は仲間として認めているし、シュラは俺の為を思ってそうしたと姉さんも認めていた。

 1度殺されて復活した時に、姉の怒りの魔力攻撃の余波で再び死んだのは、今では笑い話だ。


 壮絶な戦いが飲まず食わず1週間ぐらいで、やっと一太刀入れたが...次は1人でシュラに一太刀入れれる様にと、再びシャラも含めての島での共同生活が始まった。

 それから一段階の封印が解けて人格化したトーカと、シュラの御褒美で人格化出来る様になったテラ。1人が寂しかった時が嘘の様に賑やかになった。

 鬼2人に扱かれた日々は悪夢の様だったが、これから挑む本当のダンジョン...には今の力でも危ういらしい。


 「よし、ユキ!朝飯前にかかってこい!」


 ...また、新しい日々が始まる。



 ☆



 近藤雪


[種族]人族[年齢]17


[テオ=ドロス]Lv20(↑MAX)

[point]0(↓210)

[同化]彩の魔導書

[第五級](new)


[神格]Lv:1(↑1)

[攻略者]rank:D(↑2up)


[武器]

 神剣トーカ[第五級][最上大業物]

 神刀桜花[第五級][最上大業物]


[ステータス]


 力 :354(↑110):E(↑up)

 耐久:385(↑140):E(↑up)

 魔力:590(↑388):C(↑3up)

 器用:436(↑100):D(↑up)

 俊敏:434(↑120):D(↑up)

 運 : 47(↑10):D(↑up)


 総合評価:D(↑up)


[恩恵]


[神眼]☆☆☆☆☆

[英雄]☆☆☆☆☆

[開運]☆☆

[快調]☆☆



[神器契約]トーカ、オウカ、テオ(new)


[眷属神契約]

 マーナ=ヴェルディク

 マーカラ=カルンスタイン

 シュラバナ=テン(new)

 エリーゼ=ウィロード(new)

 サラ=バーティ(new)

 マガミ=クレス(new)

 センリ=アオイ(new)

 センリ=サクヤ(new)

 セオリ=バーティ(new)


[火魔力]Lv.4(↑up)

[水魔力]Lv.4(↑up)

[土魔力]Lv.4(↑up)

[風魔力]Lv.4(↑up)

[光魔力]Lv.3

[闇魔力]Lv.3


[習得魔法]

 火種、放水、ブロック、ライト、ダーク、ヒール、サーチ、カマイタチ、クナイ、火球、 岩槍、アーククリエイト、強火、温水、乾燥、


[魔導書]彩の魔導書

[rank]UNKNOWN

[説明]色彩の始まり。魔導の原書

[状態]黒灰

[Lv]3(↑2up)

[魔導]3(↑2up)


[同化魔導書]


 八色雷公[rank]UNKNOWN

 Lv.1大雷

 Lv.2野雷


 海王[rank]UNKNOWN

 Lv.1トリトン


 次元の書[rank]☆☆☆

 Lv.1条件転移

ブックマーク有難うございます。

頑張ります。

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