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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
第4章 藍
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第6話 決着

パチン、と指を鳴らす音とともに桐山が消え去り、円卓は二つに割れる。いや、本来のあるべき姿に戻ったのである。


「もういいわ。本部の場所も判明したし、こんなまどろっこしい幻影なんて不要よ。にしても、桐山が気付けたのに、その上の大幹部、遼河・ヨルムンガンド、あなたが気付けないとはね。耄碌したのかしら?」


「「「なっ!?」」」


「貴様、原初の覚醒者(ニーズホッグ)!いつの間にここに!そして、桐山をどこへやった!」


「えぇ、ニーズホッグよ。そして、いつ、と問われれば、そこの美咲・フェニヤが大天使から逃げるために転移宝珠を使った時から、ね。で、桐山は、あの世よ。」


「なっ!馬鹿な!では、会議中ずっといたというのか!私が、連れてきたせいで・・・」


「ヒュミルを・・・殺した、だと?」


「えぇ。彼はステータスを用いた大罪人。殺害が法律上認められているわ」


「許せん!食らうがいい、永氷魔法Lv10、エターナル・ゼロ!」


打ち消せ(喰らい尽くせ)大鎌(ニーズホッグの牙)


遼河の魔法と黄泉の大鎌が一瞬拮抗し、しかし内包エネルギーの差により残ったのは黄泉の大鎌のみである。


「うぉお!」「おらぁ!」


そう叫びながら琳派・スルトが炎を宿した拳で、新山・べリが氷を宿した拳で殴り掛かってくるが、黄泉は一言、


大鎌(ニーズホッグの牙)よ、切れ(喰らえ)


とつぶやくと、大鎌を振るい、二人の腕を切り飛ばし、二人は地に伏す。


「覚醒したばかりでなければ、スルトの力は侮れなかったかもしれないわね」


「くそが!私の最高威力の魔法で、死ね!死魔法Lv7、デスジャベリン!」


美咲が魔法を放つが、黄泉がそちらを一瞥し、


「深淵魔法Lv10、アビスホール」


と唱えると、出現した闇に美咲が放ったはずの魔法は飲み込まれ、美咲は絶望した表情を浮かべ膝から崩れ落ちる。


「あぁあ!潰せ(薙ぎ払え)巨槌(ヨルムンガンドの尾)!」


そう言い、遼河がどこからともなく取り出した大きなハンマーで黄泉をつぶそうとする。


切り裂け(喰らい尽くせ)大鎌(ニーズホッグ)


遼河のハンマーと黄泉の大鎌が拮抗し、余波で周りの解放連盟の構成員たちや新山、琳派、美咲が吹き飛ぶ。



そして、競り合いを制したのは、黄泉であった。



「いい戦いだったわ。でも、あなたは犯罪者。見逃すわけにはいかないの」


そう言い黄泉は唇を舐め、艶やかに、


「だから、死になさい(喰らえ)大鎌(ニーズホッグ)


と言い、黄泉が大鎌を大きく横に振ると、そこに残っていたのは、黄泉と瓦礫だけであった。


「さて、ちくわさんに伝言は頼んだけれど、早めに戻って、本部の情報を伝えて、一気に攻め入る話をすれば、ヴィドさんごまかされてくれるかしら?最近はあまり独断行動していなかったし、大丈夫よね?」


黄泉はそうつぶやくと、クランデストロイヤーのクランハウスへと飛んで行った。

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