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自称管理者の同族作成記?  作者: Lis
序章
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第2話 2018年4月 初級ダンジョン学 ダンジョン特区 鮮色区立鳥野高校1年3組 担任神名ヴィドフニル先生の授業(1)

これは、数多くのダンジョンが生じた日本の中でも特にダンジョンが多く生じた地域に去年から設立されたダンジョン特区、そのうちの鮮色区と呼ばれる地域にある鳥野高校1年3組、通称ダンジョン課の初めての授業風景の一部である。


「あー、今年教員免許を得てこの高校で働くことになった担任の神名だ。1年間よろしく。


まず、この組、3組は通称ダンジョン課と呼ばれている。その理由としては、この組に配属された理由が合計星数20を超えている特殊入学者のみが集められたクラスだからだ。

で、俺が新米にもかかわらず担任になった理由が役職持ちではない教師の中で最も強いからだ。

ダンジョン攻略専攻クラスで生徒よりも弱かったら話にならないだろう?


ダンジョン突入資格を持っているからには当然知っているだろうが、高校の最初の授業はこれを行えと国に言われているのでやっていくぞ。


その日その時、人々はなぜかすべて目が覚め、あのうざったらしい声を聞かされる羽目になった。


お前らは資格持ちだから内容については省略する。


まず、この直後についてだ。


どの国籍、言語の者もこの言葉が聞こえたという異常事態に、各国首脳陣は頭を悩まされたが、24時間経過し、実際に出現するまで対応のしようがない。

可能性は低いが、集団睡眠であった可能性もある。

24時間が経過し、突如謎の空間の切れ目が出現して初めて、あの謎の声は事実だと各国は認めた。まぁ一部の国はそれでも信じなかったわけだが。

幸い、すべてのダンジョンが陸上に生じたため、陸軍による攻略をするという選択を各国はした。





まぁ、日本以外は、だがな。





この時の首相が言い放った言葉がこれだ


『霊脈に沿ってできるから分布はバラバラなどとリズとやらが言っていたが、日本にばかりできているではないか!我が国で大量発生など、どんな悪夢だ!』




そう、知っての通り、日本にはやたら多くのダンジョンが生じた



また、そのあと秘書が

『マップに付随していた国別ランキングが事実だとすれば、世界に20480個生じたI級の内10240個、10240個生じたH級の内5120個、

5120個生じたG級の内2560個、2560個生じたF級の内1280個、1280個生じたE級の内640個、640個生じたD級の内320個、320個生じたC級の内160個、

160個生じたB級の内80個、80個生じたA級の内40個、40個生じたS級の内20個、が日本国内に生じました。世界に生じたダンジョンの半数が日本に生じたようですね』

といった直後、首相は頭を掻きむしりながら

『改めて言われんでも見てわかっておるわ!悪夢といったからと言って現実を突きつけるのをやめろ!』

といったらしい。


だからあの首相は禿げてるのかもな。


この異常な数を自衛隊のみで攻略することは不可能であると考えられた。

まぁ、総勢20万かそこらしかいないのに約2万のダンジョンの封鎖と溢れる可能性がある約5000のダンジョンの攻略を行うだなんて不可能だわな。


よって日本国において、10日という異例の速さでダンジョン法が成立した。それまでの間日本のダンジョンは自衛隊の人らが3人体制3交代で封鎖を行った。


8時間立ったままってぞっとするよな。


このダンジョン法は、各ダンジョンに入る許可が下りたものにダンジョン突入許可証明書が発行され、ダンジョンに入ることが可能

かつ、許可持ちに限って銃刀法を無視できるというものであるが、

日本国籍を持っているかつ、犯罪歴がない18歳以上であればで許可が下りる上、15歳以上18歳未満でも保護者の許可さえあれば許可が下りる。

ま、F級ダンジョン以上に入る場合は、その前の級の最深部に行きステータスに攻略証明が刻まれていなければ入ることはできないがな。


謎の力により戦争が起こることはないが、犯罪を犯すことは可能なため、ダンジョンはすべて国が管理し、把握していない高ステータス者を誕生させないよう管理することとなった。

また、冒険者登録をしたものが犯罪を起こした場合、通常より罪が重くなることになった。

役所にて登録した者のステータスに刻まれている番号が情報端末に記され、自衛隊がダンジョンの入り口に立ち、証明書を機械を用いて読み取り、表示された番号と表示されたステータスに刻まれている番号が一致していれば入口から常人より最低でも2ランクは上の自衛隊が避け、入ることが可能になる。

入口を背にして立っているというのはダンジョンがあふれる危険性を考えればあり得ないと思うかもしれないが、マップ上のダンジョンをタップすると『あと〇〇日と〇時間で溢れます♪』と書いてある以上確実な手段だ。

まぁ、これが正しい保証は存在しないが、今までこれに反してあふれたことはないのでな。

そして当時自衛隊が担っていたこのダンジョンの出入りを現在管理しているのが魔法省ダンジョン課、通称冒険者ギルドの職員たちだ。



次に、ダンジョンについてだ。

各級のダンジョンでは基本的にその級のモンスターしか湧くことはないが、BOSSのみまれに1段階上のモンスターの場合がある。

いまだ観測されたことはないが、S級ダンジョンのBOSSにおいてそれが発生した場合、そのモンスターはX級モンスターと呼称される。

X級モンスターがあふれて出てきた場合、人類が存続できるか怪しいと言われている。


そこの左から二番目の列の前から三番目のお前、そう、お前だ。

お前、今までの説明を聞いてダンジョンに入りたいと思ったか?


その通り。常識ある人間がただ危険なだけの場所に入ることはない。

よって、今この時代多くの人がダンジョンに挑んでいることには理由が2つある。


理由の1つ目はダンジョンはそこまで危険じゃないということだ。

ダンジョン内においては、HPがゼロになると初期獲得スキル以外のスキルレベルが1下がり(レベル1の場合は消滅し)、レベルが10下がり(10以下の場合は死亡する)、ダンジョン入口の広場につながる小部屋に排出されるのみだ。

そのため、相手が攻撃してこないI級ダンジョンでレベルを10以上にしてあれば死の危険は存在しない。


感想大歓迎です。

☆やいいねをよろしくお願いします。特に☆は1でもいいので何卒・・・

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