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可愛ければ貧乳でも好きになってくれますか?

登場人物


アドリアン・ルキア…伝説の聖剣”ブレイヴ・ハート”を持つ勇者、人々の為に戦うという信念を持っている

ロット・ステイメン…主に回復や防御をおこなう僧侶、常に冷静沈着で戦術指示も出すチームの頭脳的な存在

ルース・ライオス…2m近い長身で屈強な戦士、一人で魔獣を倒したこともあり”魔獣殺し”の異名を持つ、兄貴肌な性格でチームの精神的支柱にもなっている

ギャレット・ゼファー…カードキャスターという珍しい職業だが非常に優秀、自分からチームに売り込みに来たが自分の事は話したがらない、いつも冗談を言って場を和ませるチームのムードメーカー

ライドン・ゾフィ…召喚魔術師の名門ライドン家の生き残りで五体ものドラゴンを操る事ができる凄腕、一族の間では”神に愛された至高の召喚魔術師”と言われていた

クルム・フリニオーラ…世界最強の魔法使いと言われたクルム・ハイドニールの弟子で師匠の仇である魔王を憎んでいた、史上最年少で”クルム”の名を継いだ天才魔法使い


伝説の勇者アドリアン・ルキアの元に集いし5人の猛者達、それぞれが


その道の第一人者であり誰一人として見劣りする事のない程、レベルの高い


メンバーたちである、しかしいつの時代も突出している人間ほど癖も強く


まとまりに欠けるのが常であり”英雄並び立たず”などという言葉も


あながち的外れではない事を数々の歴史が証明してきた


しかしルキア率いるこのギルドはそんな言葉をあざ笑うかのように


六人の絆は固く強く結ばれている、それはリーダーの統率力なのか?


メンバー同士の相性なのか?はたまた理屈では説明できない別次元の力が


働いているのか?それは誰にもわからなかった・・・


今回はそんなメンバー達の強く硬い絆の物語である





ここは魔族の巣窟”呪血城”かつて魔王アドギラルロックが居城としていた


場所であり魔族の象徴でもあった、しかしルキア達にアドギラルロックが


倒されて以来、ここは本拠地というよりは単なる魔族のたまり場と化していた


そんな中、呪血城の玉座の間で一匹の魔族の笑い声が高らかに響いていた


「これだ、これでいけるぞ‼これでようやくあの忌々しい勇者どもを


 倒す事が出来るはず、そうなれば我は魔族の救世主にして魔族の王


 私の頭脳を持ってあの憎っくき勇者共を倒し、新たに我が魔族の


 時代の幕開けとしようか!?ハッハッハ」


この時、数日後に魔族からの大攻勢がおこなわれることを


ルキア達は知る由も無かった・・・




ある日京都に滞在していたルキア達の元に一通の手紙が届いた


「それルキアさん宛の手紙ですよね?


 一体誰から来たモノなんですか?」


手紙の中身を見たルキアは思わず顔をしかめた


「これは・・・魔族からの果たし状だ!?」


「何だと!?」


「嘘、マジで!?」


「果たし状、魔族が!?」


「それはまた珍しい・・・」


「一体どういうつもりなんでしょう?」


手紙の中身を皆に見せるルキア、食いつくように手紙に顔を近付け中身を


確認するメンバー達だったが、皆思わず首を傾げてしまう


手紙に書かれていた内容はこういうものだった


”Dearルキア様、立春を過ぎても暑い日が続いております


 いかがお過ごしでしょうか?私達魔族は皆様方を打倒する為


 日々鍛錬を重ね、ついに皆様方を倒す算段が付いた事をここに


 ご報告いたします、つきましては皆様方と決着をつけるべく


 こうして果たし状をしたためた次第にございます、お忙しいとは


 思いますが、是非皆様方でご参加いただけるよう、魔族一同


 心より願っていおります、まだしばらくは暑さが続くと思われます


 皆様くれぐれもご自愛ください   魔族幹部(予定) バブジャモ”




「何だこれは?」


「何か色々と残念な手紙ね」


「魔族は本来、人間の文字を理解できません、これだけ書くのも


 相当苦労したんだとは思いますが・・・」


「何かを参考にして一生懸命書いたんだろうけど・・・


 ウケ狙いだったら満点だけどね」


「果たし状を出す相手の体調を気にしている時点で


 馬鹿丸出しです、どうします無視しましょうか?」


その問い掛けに首を振るルキア


「いや、誠意には誠意で答えるのが筋だ、例えそれが魔族相手であってもだ」


その答えに半ば呆れながらも”ルキアらしい・・・”と納得するメンバー達


果たし状の【出席】に〇を付け送り返すと後日、場所と時間の指定された


手紙が届き、メンバー達が指定された場所に行ってみた


すると総勢3千体はいるかと思われる魔族の大軍が待ち構えていたのだ


その集団の先頭で腕組みしながら仁王立ちしている魔族が目に入る


その態度と位置取りでそいつがリーダーである事がすぐにわかった


身長は150cm程、全身黒い姿に大きな耳と鋭い牙、何より


背中の蝙蝠の様な羽がいかにも魔族と思わせた


「はっはっは、逃げずによく来たな 私が果たし状を書いたバブジャモだ‼


 愚かな人間共、今日が貴様らの最後だ‼」


勝利宣言の後、テンプレなセリフと共に堂々と名乗り上げるバブジャモ


思わずルキアの耳元に小声で話しかけるフリニオーラ


「あのルキアさん、ここで私が魔法をぶっ放したら集団で固まっている


 アイツら即死ですよ、こう言っちゃ何ですが、あいつ馬鹿です


 さっさと片付けて帰りましょうか?」


「いや、相手が正々堂々と名乗り出ているのに不意打ちの先制攻撃は


 あんまりだ、ここは相手の出方を見ようじゃないか!?」


ヤレヤレとばかりに納得するメンバー達、正直ルキアがそう答えるで


あろうという事は皆にも予想できていたし、何よりメンバー全員


どう戦おうが全く負ける気がしていないから”どうでもいい”と


感じていたのである、いくら数の上で圧倒的な不利であろうと


彼等は六人で呪血城に乗り込み魔王を倒した猛者なのである


雑魚が何匹来ようが全く眼中になかった


しかしその油断が今回思わぬ苦戦を強いられる事になるのである


まずはライオスが口を開いた


「お前等魔族が果たし状とは珍しい、いつも卑怯な不意打ちばかり


 してても勝てないのに、どういう風の吹き回しだ?


 俺達にしてみればこんな人数差ぐらいハンデにもならんぜ!?」


自信満々にそう言い放ち、魔族の司令官であるバブジャモを見下すライオス


しかしその言葉にニヤリと笑うバブジャモ


「やはりな、私の調べた通りだ・・・データ通りの脳筋だな


 ルーズ・ライオス」


「あ!?」


先程までの余裕はなくなり険しい表情でバブジャモを睨みつける


ライオス、するとバブジャモは突然笑い始めた


「ハッハッハ、我こそは魔族一の知将にして稀代の戦略家バブジャモ様だ


 我を今までの奴らと一緒だと思うなよ、私は貴様らの事を調べ上げ


 緻密にして大胆、そして華麗な戦略を持って貴様らを倒す


 どんな奴でも弱点、弱みは必ずある、そこを突けば人間などイチコロよ


 我こそは全てを知り尽くした全能にして全知の魔であり


 迷宮無しの名探偵、じっちゃんの名に懸けて必ず貴様らを倒す‼」


高らかに勝利宣言するバブジャモ、それを見ていたゾフィが


不思議そうな顔を浮かべると小声でステイメンに問い掛けた


「ねえステイメン、アイツ”じっちゃん”とか言ってるけど


 魔族って親族とかいるの?」


「いえ、魔族は闇深きある場所から自然発生する生物です


 親族関係など無いはずですが・・・」


「やっぱそうよね、じゃあアイツ結構痛い奴ね・・・どことなく


 言い回しがフリニオーラに似てるけど・・・」


そんな事を言われているとは露知らずフリニオーラがずいっと前に出た


「おのれ魔族め、お前の様な愚か者の痛くて馬鹿な発言など


 聞くに堪えん、この世紀の大魔法使いフリニオーラ様の魔法で


 消し飛ぶがいいわ‼」


その瞬間メンバー全員が思った”何かこの二人似てる・・・”と


再びニヤリと笑みを浮かべるバブジャモ


「知っておるぞ貴様の事も、貧乳ロリ魔法使いフリニオーラ


 噂以上に小さいなクックック」


フリニオーラはバブジャモの言葉に歯ぎしりしながら睨みつけた


「何処を見て小さいとか言っているんですか!?背だったら許しますが


 他の所を指しているのであれば・・・許さんぞ魔族め‼」


その瞬間、バブジャモも目が光った


「これが貴様らを倒す為の作戦その一、Ver1.21だ


 ダークネスメタモルフォーゼ‼」


バブジャモがそう叫ぶと魔族達が全員怪しい光に包まれた


「一体何を!?」


そのまぶしさに思わず目を背けるメンバー達、そして光が収まり改めて


魔族達に視線を移すと、そこにはとんでもない光景が広がっていたのだ


「なっ、なんじゃこりゃ!?」


「うそでしょ、何これ!?」


「これは一体何だ・・・」


メンバー全員が驚愕の表情を浮かべた、それもそのはずバブジャモを除く


凄まじい数の魔族達の姿がすべてステイメンになっていたのだ


正確に言えば黒い尻尾が生えている事のみが相違点であり、それ以外は


瓜二つと言ってもいいほど完璧な変身であった、特に驚いていたのは


ステイメン自身であった、大勢の自分を見ながら言葉を失い絶句している


「ワッハッハ、見たか我が知略、知っておるぞこの男


 ロット・ステイメンはメンバー中最年長でありギルドの司令塔


 そんな男相手に攻撃などできまい、それが人間という愚かな生物の弱点


 いくら偽物だとわかっていても情などという馬鹿げた感情で


 攻撃をためらう、それこそが人間の愚かな・・・」


「アークギガサンダー‼」


バブジャモが得意げに語っている最中、フリニオーラの巨大魔法による


雷撃が偽ステイメン達に直撃する


「ギャァァァァ~~~~‼」


断末魔を叫びながら轟雷の中で消滅していく偽ステイメン達


「えっ!?なんで?」


思惑が外れ茫然とするバブジャモ、そんな事を気にする様子もなく


フリニオーラは次々と強力な魔法を繰り出していく


「グレーターボルケーノ‼」


「アバランシュダスト‼」


巨大な炎や凄まじい雪崩が次々と偽ステイメンを飲み込んでいく


「こんな作戦が私に通用するとでも思ったのですか!?


 偽物とはわかっていても仲間を倒さなければならないこの辛さ・・・


 この痛む心を押え、感情を押し殺してでも悪を倒さなければならない


 我等が宿命、それが我らの正義の証、使命なのであれば‼」


そう叫ぶフリニオーラ、しかしその言葉とは裏腹に楽しくてしょうがない


といった歓喜の表情で巨大魔法を次々と繰り出していた、それを


ジト目で見つめるステイメン、そこにすかさずゾフィも加わる


「ズルいわよフリニオーラ自分だけ、 ”汝が主 ライドン・ゾフィの


 呼びかけに応えよ 来なさい ガストウルフ‼”」


発生した黒い魔方陣の中から次々と姿を現す幽玄体の狼たち


「行きなさいガストウルフ、ステイメンを食い殺せ‼」


命を受けたガストウルフは次々と偽ステイメン達に襲いかかる


「ギャァァァ~~‼」


「ウゴッォ~~~‼」


「ピギャァァ~~~‼」


まるで競い合う様に偽ステイメンの喉笛に食らいつき蹂躙していく


ガストウルフの群れ、もはやどちらが魔族かわからない程の


凄惨な光景が広がっていた


「何ですかこれは・・・」


あまりの事に思わずつぶやく本物のステイメン、偽物とはいえ


次々と凄惨な殺され方をしている自分の姿を見て


心中複雑な思いを抱いていた、そんな時その光景を見ていた


ルキアとライオスがボソリと呟く


「いつもは魔力消費を気にして効率重視のフリニオーラが


 今日は全力全開で飛ばしてるな、一体何があったんだ?」


「それと、どことなく嬉しそうじゃないのかアイツら?」


ルキアとライオスが不思議そうに疑問を投げかける


一人笑いを堪えるので必死なゼファーは思わず


ステイメンの肩に軽く手を乗せ諭す様に語りかけた


「普段から女性には優しく接するもんだぜステイメン


 女って怖いよな・・・・」


そう言われても何が何やらわからないステイメン


それ以上に困惑している者がいた、魔族司令官バブジャモである


「なぜだ・・・そんな馬鹿な・・・」


見る見る内に魔族の数は減っていき、すでに全体の三分の一が消滅していた


「はっはっは、無駄な作戦でしたね魔族の司令官、我々にこんな


 作戦が通用するとでも思ったあなたは大馬鹿者です‼」


「そうよ、私達の絆はこんなものでは崩れない、そう私達は


 絶対的な信頼と絆で固く結ばれているの、考えが甘かったわね


 魔族の司令官さん・・・あっ、ちょっとフリニオーラ!?


 そっちのステイメンは私の獲物よ、手を出さないで頂戴‼」


「何言ってるんですか、まだまだこんなに数がいるんだから


 そんなの別にいいじゃないですか!?私だって一人でも多く


 ステイメンさんをころ・・・いえ何でもないです」


そんな二人を見て我に返ったバブジャモは気を取り直し


どうすべきか考えていた、するとステイメンの姿をした魔族の


手下が慌てながら報告に来たのだ


「バブジャモ様、敵の魔法、魔獣により我が軍の損害は甚大


 このままでは我等は全滅してしまいます、新たなご指示を‼」


その報告に歯ぎしりするバブジャモ


「くそう、完全に計算違いだった・・・何の躊躇もなく仲間の姿をした


 者達を殺しまくるとは、なんという心の強さ、それとも信頼関係か?


 しかしこれでは次に用意していた作戦もおそらく無駄に終わってしまう


 しかしこのまま手をこまねいていても被害は増すばかり・・・


 ええいままよ、作戦その二、Ver1.23だ、ダークネスメタモルフォーゼ‼」


フリニオーラとゾフィに蹴散らされ散々逃げ回っていた偽ステイメンの姿が


再び光に包まれた、すると今度は全員ルキアの姿に変ったのだ


「なっ!?」


今度はルキアが驚きの声をあげる、しかしバブジャモの表情は厳しかった


「奴らのリーダーの姿も作戦その二として用意していたが・・・


 おそらく先程と同様、効果はあるまい、さてこれからどうする・・・


 あれ?」


バブジャモが思わず戸惑いの表情を見せた、あれ程怒涛の攻撃を


繰り出していたフリニオーラとゾフィの攻撃がピタリと止んだのだ


どうしてそうなったかわからないバブジャモは困惑する


そんな戸惑う魔族の司令官を尻目に歯ぎしりしながら


大勢の偽ルキアを睨みつける女性陣二人


「おのれ魔族め、何という卑劣な作戦を・・・


 これじゃあ攻撃できないじゃないですか!?」


「卑怯よ卑怯、いくら魔族とはいえやっていい事と悪い事が


 あるのよ、正々堂々と戦いなさいよ‼」


バブジャモにはこの二人が何を言っているのかさっぱりわからなかった


茫然と立ちすくみながら困惑している、一方こちら側ではルキアが


二人に向って叫んでいた


「二人とも戦え、そいつらは俺じゃない、いいから気にしないで


 戦うんだ‼」


その言葉に涙を流しながら答える二人


「そんな・・・そんな事できる訳ないじゃないですか!?」


「そうよ、私達に仲間を殺せって言うの!?あんまりよ・・・


 できないわよ、そんな事‼」


震えながら涙ながらに訴える二人、その言葉に思わずグッとくるルキア


「二人の気持ちは嬉しいよ・・・でも二人の身の方が


 大事なんだ、戦ってくれ・・・全力で‼」


「ルキアさん・・・」


「ルキア、貴方って人は・・・」


ルキアは右手の拳を顔の前で握り締め優しくうなづいた


その光景をジト目で見つめる人物がいた、もちろんステイメンである


「何ですかこの茶番は?ツッコミ待ちなんですか?いくら私でも


 少しイラッとしてしまいますが」


そんなステイメンの肩にそっと手を乗せ無言のまま


ゆっくり首を振るライオス


ゼファーは地面に転がりまわりながら腹を抱えて笑っていた


そんな敵の姿を見てバブジャモは気を取り直し戦況を冷静に分析していた


「何でだかわからんが、どうやら作戦その二、Ver1.23は


 上手くいった様だな、さてこれから・・・」


その瞬間フリニオーラが”アッ”っと声を上げた


「ゾフィさん、私いい事を思いつきました、さっき気付いたのですが


 あの魔族達の変身はバブジャモとかいう魔族幹部がきっかけを


 作っているだけで、変身自体は各自でおこなっているんです」


「それがどうしたっていうのよ!?」


「つまり私がバブジャモとかいう奴の周りに真空の断層を作り


 あいつの声を遮断します、それと同時に奴の声を魔法でコピーして


 魔族達に号令を発し、再び変身させるのですよ!?」


それを聞いたゾフィの表情がパッと明るくなる


「それいいじゃない、すぐにやってよ‼」


「承知しました、まずは風の精霊を使って空気に真空の断層を作り


 バブジャモの声を遮断、そして・・・・:」


フリニオーラは喉に手を当て低い声で少しの間、発声練習をしていた


「よし、ではいきますよ ”作戦その一、Ver1.21だ


 ダークネスメタモルフォーゼ‼”」


バブジャモの声をコピーしたフリニオーラはバブジャモに成りすまし


新たな命令を下した、それを聞いた魔族達は一斉にうなづき変身を始めた


再び光に包まれ姿を見せた時、二人の目の前には


また大量のステイメンが現れた


「今ですゾフィさん‼」


「こうなればこっちのモノよ、行くわよ人の気持ちをもてあそぶ


 卑劣で卑怯な魔族達、ガストウルフ、一人残らずステイメンを


 食い殺しなさい‼」


唸りをあげて大量のステイメンに襲い掛かるガストウルフ達


狼が狩りをおこなうかのような統率のとれた連携で首元目掛けて


飛び掛かった、それを見ていたバブジャモは声を出そうと必死に


叫ぶがその声は真空の断層に阻まれ手下たちには届かなかった


しばらくして声が出るようになったバブジャモだがすでに魔族達は


大混乱をおこし、今更変身した所で事態を収拾できるとは思えなかった


「くそ、人間どもめ~こうなれば最後の手段だ、貴様ら


 能力解放、各自防御結界を展開せよ‼」


その声を聞いた偽ステイメン達はそれぞれ両手を前にかざし


小さな魔法陣を展開すると、防御結界が発生したのだ


「嘘!?なんで?」


「魔族が防御結界!?そんなの聞いた事もありませんよ!?」


驚きのあまりルキアとライオスが思わずステイメンを見た


ステイメン自体も唖然としてその光景を見つめていたが


しばらくしてようやく口を開いた


「防御魔法は基本、女神の加護を元とし、聖なる力を


 具現化したモノです、魔族の持つ邪悪な力とは


 真逆であり、本来魔族には使う事の出来ない力のはず」


その時バブジャモが高らかに笑った


「はっはっは、見たか我が秘術、この変身は変身元の能力をも


 コピーできる素晴らしき魔術よ、しかし元々の自身の


 力に比例した能力しか出せない為、一人一人は


 オリジナルのステイメンの1000分の1程度の力しかない


 しかし一人一人は1000分の1でも1000体集まれば


 こうしてオリジナルと同等の力が発揮できるという寸法だ


 どうだ、恐れ入ったか、しかもこの結界にはオリジナルには無い


 特殊効果がある、それは防御だけではなく疲労回復、ストレス解消


 筋肉痛、肩こり、神経痛、リウマチなどにも効果があるのだ‼」


勝ち誇ったかのように自慢げに語るバブジャモ


それを聞いて逆に呆れるゾフィ


「何それ!?肩こりとか、神経痛とか・・・そんなの


 どうだっていいじゃない、そんなのに動揺する訳・・・」


その時ふと横を見ると、フリニオーラが歯ぎしりしながら


悔しがっていた


「おのれ~うらやましい効能じゃないですか!?


 寧ろオリジナルのステイメンさんより役に立つのでは!?」


本気で悔しがるフリニオーラを見て思わず目を細めるゾフィ


『そう言えばこの子お風呂大好きだったわね・・・』


そうしている間にもガストウルフの激しい襲撃が続くが


集団防御魔法で防ぐ偽ステイメン達、どれほど攻撃しても


一向にダメージを与えられずにいた


それを見て歯ぎしりするゾフィとフリニオーラ


「防御魔法で攻撃を防ぐとか卑怯ですよ卑怯、それでも男ですか‼」


「そうよ、そんな姑息な手を使わず正々堂々と戦いなさいよね‼」


集団で防御魔法を展開する偽ステイメン達に容赦なく罵声を浴びせる二人


その言葉を聞きやりきれないと言った表情を見せるステイメン


「いつもあなた方を防御魔法で守っているじゃないですか・・・


 なぜ私がディスられなければならないんですか・・・」


このままではらちが明かないと判断した二人は咄嗟に振り向き


本物のステイメンに問い掛けた


「どうやったらあの防御結界を破れるのステイメン!?」


「一体どうすればいいですかステイメンさん指示をください!?」


悪びれることも無く、いつも通りの戦闘のように指示を仰ぐ二人


そんな彼女たちをジト目で見つめるステイメン


「なぜ私があなた方にそんな指示を出さなければいけないんですか?」


すっかりスネ気味のステイメンに二人の叱咤が飛ぶ


「何言っているのよ、今は魔族との戦闘中なのよ


 仲間として当然の事じゃない‼」


「そうですよ、魔族を倒す為です他意はありませんよ‼」


さも当然のように言い切る二人の美女、しかし熱く語られれば語られる程


素直に受け入れられないステイメン、もはや何を言っても


ステイメンの心には届かなかいようだった、そんな時ライオスとゼファーが


ステイメンにそっと近づきなだめるように語りかけた


「なあステイメン、気持ちはわからなくはないがここは


大人の対応であいつらに教えてやってくれ」


「その通りだ、思うところはあると思うけどこれ以上


彼女達の好感度を下げない様に切り替えてくれよ


男は辛いものさ、ウン・・・」


二人のよくわからない説得に渋々ながらも納得するステイメン


ゾフィとフリニオーラは”まだなのか、今か今か”と


急かす様な視線でステイメンの方をジッと見つめていた


「はぁ、仕方がないですね・・・あの結界は中々に強力なものです


正直、我らの力があれば無理やり破れないことはないですが


かなり強力な魔獣なり魔法をぶつけなければ突破は不可能です


ならば敵の魔力が尽きて結界が消えるのを待った方が


効率的だと思います、私の見立てではあと10分もすれば


相手は魔力切れを起こし結界を維持できなくなるでしょう」


ステイメンの言葉に二人はコクリとうなづく


「相手が勝手に自滅するなら無理することもないわね」


「確かに無駄な魔力消費とか愚の骨頂です、10分くらいなら


待つことにしましょうか!?」


メンバー達がその作戦を遂行しようと方針を決めた時


バブジャモが再び高らかに笑い始めた


「ハッハッハ、馬鹿め我らにはとっておきの作戦がある


10分もあれば貴様らをズタズタに出来るほどのな!?」


自信満々で勝ち誇る様に笑うバブジャモ、ルキアを始め


メンバー達は思わず表情が強張る


「なんだハッタリか!?」


「それにしては自信満々だよね?」


「一体何をするつもりなのよ!?」


「しかし防御結界を維持するだけで精一杯のはずです、何を!?」


バブジャモは困惑するメンバー達を見て満足げな表情を見せる


「馬鹿どもめ、直接攻撃だけが我が作戦ではないわ‼


 今から精神攻撃によって貴様らをズタズタにしてくれるぞ‼」


その言葉にフリニオーラの表情が険しくなる


「精神攻撃、暗黒魔法ですか!?それとも魔族特有のスキルでしょうか?


 しかし何にしても相当量の魔力が必要なはず、結界と同時にそんな物を


 どうやって・・・」


困惑するメンバー達を見て嬉しくてしょうがないといった態度を見せる


バブジャモ、右手を高々と上げ声高に部下達に指令を発した


「いいか今から勇者共に精神攻撃を加える、皆の者、奴らに


 ありったけの罵詈雑言を浴びせるのだ‼」


「イエッサー‼」


バブジャモの命令に横一列に整列しながら背筋を伸ばし


声を揃えて返事をする偽ステイメン達


しかしそれを聞いたメンバー達は全員怪訝そうな表情を見せた


「罵詈雑言だと!?」


「とどのつまり悪口を言うって事よね!?」


「なんじゃそりゃ?馬鹿じゃねーの」


「精神攻撃というか単なる嫌がらせというか・・・」


「心配して損しましたねぇ」


バブジャモの作戦に呆れてしまい力が抜けるメンバー達


中でもフリニオーラは特に呆れ果て、ため息交じりに言い放った


「何かと思えば悪口って・・・所詮魔族の浅知恵ですね


 警戒した私が馬鹿でした、そんな事をしてどんな効果が


 得られると思っているのでしょうか?全く馬鹿馬鹿しい・・・」


敵の作戦内容が判明すると思わず一笑に付し、すっかり安堵するメンバー達


しかしこの作戦の恐ろしさをすぐに思い知ることとなったのだ


ステイメンに化けた魔族達は大声を張り上げ一斉に悪口を言い始めた


「や~いや~い、この貧乳、そんなんでよく表に出られるな」


「そんなペッタンコバストじゃあ恥ずかしくて普通は


 外を歩けないぞ、この恥知らず‼」


「前と後ろの区別すらできんわ、微乳とか貧乳とか


 ってレベルじゃねーぞ‼」


「胸に小っちゃいまな板入れてんのか~い‼」


千人以上いる偽ステイメンがまるで図ったかのように


フリニオーラだけを限定・・で口撃するという局地戦を仕掛けてきた


しかもフリニオーラの胸部にのみ焦点を当てた、いわゆる


”ピンポイントアタック”である、フリニオーラを除くメンバー達は


あまりの事に目が点となり茫然と立ち尽くしたまま言葉も出ない


正に四面楚歌、集団セクハラとかいうレベルを遥かに超越した


圧倒的な罵詈雑言をその小さな体で受け続けるフリニオーラ


憤怒と羞恥で体は小刻みに震え、やもすれば頭がおかしくなりそうな状態を


必死で耐えていたが不意に後ろを振り向き本物のステイメンを”キッ”と


睨みつけた、その顔は紅潮し唇は震えていた


ステイメンを見つめるその瞳は怒りに燃え、まるで親の仇を見る様であった


「いや、わかっているとは思いますが


 私が言っているんじゃないですからね!?」


フリニオーラから凄まじい敵意と殺意混じりの強烈な視線を受けた


ステイメンが慌てて弁明する、頭ではわかっていてもステイメンに


敵意を向けずにはいられなかったフリニオーラは何とか思い直し


再び前を向いて敵を見つめた、この状況を予想だに出来なかったのは


魔族軍の指揮官であるバブジャモも同じであった


自分の考えていた事とは違う部下達の行動を茫然と見つめていた


『確かに私は敵に対して罵詈雑言を浴びせろとは言ったが、なんだこれは?


 一人に集中して攻撃・・・しかも胸部限定での内容とは!?


 何の打ち合わせすらしていないのにコイツら一体!?・・・』


まるで長年培ってきた持ち技のように連携のとれた連続攻撃、そして


それはいまだに続いていた、もはや立っているのがやっとのフリニオーラ


我に返ったバブジャモは部下達に向かって再び呼びかけ、新たに命令を下す


「いいか貴様ら、一人に絞った攻撃はそれなりに効果があったようだ


 しかし我らの敵はまだ後5人いる、誰にとは言わんから他の奴等にも


 罵詈雑言を浴びせろ、よいか他の奴にもだぞ、貴様らの奮闘に期待する‼」


バブジャモの言葉を真剣に聞きながら、偽ステイメン達は一斉に


大きくうなづいた、そして気を取り直したかのように別のメンバーへ


一斉に口撃を始めたのだ


「や~いや~い バーカ、バーカ‼」


「うんこ、うんこ~‼」


「お前の母ちゃん出ベソ~~‼」


そんな部下達の発言に大きく口を開け呆れた目で見つめるバブジャモ


「なんでお前らは他の奴等への攻撃となると幼稚園児並みの


 ボキャブラリーになるんだ、アホか!?」


バブジャモが思わずツッコミを入れる、しかしどうやらツッコまれた


偽ステイメンの集団達はなぜ注意されたのか、意味が分からない様で


全員が顔を見合わせながら首を傾げていた


そんな部下達に呆れ、手を額に当てながら思わずため息をつくバブジャモ


「はぁ~・・・まぁいい、今の命令は取り消す、お前らの好きにしろ」


そう言った瞬間、偽ステイメン達は全員が目を輝かせ、再び口撃を始めた


「地の果てまでも平らな水平線に匹敵する胸だなそれは‼」


「バストは男に揉んでもらうと大きくなると言われているが


 揉むところの無いバストはもはやバストではない


 あえて言おうカスであると‼」


「見ろその小さなおっぱいを、まるでゴミの様だ‼」


「胸に小っちゃい洗濯板入れてんのか~い‼」


再び始まったフリニオーラへの波状口撃、あまりにも強烈な口撃に


再び振り向き足早に本物のステイメンに近づく、そしてすかさず


両手で胸倉を掴むフリニオーラ


「私の胸が小さい事で何かあなたに迷惑をかけましたか!?


 どうして私だけこんな事を言われなきゃいけないんですか


 いい加減にしてください‼」


目に涙を一杯貯め、震える口調でステイメンに思いをぶつけた


「いや、ですから私にそんなこと言われても・・・」


戸惑いながらどう接していいのかわからないと言った様子のステイメン


そして興奮気味のフリニオーラをなだめるように優しく語りかけた


「あんな事気にする必要はありませんよ、貴方は誰にも


 到達できない程の高みに到達した稀代の魔法使いなのです


 もっと自分に自信を持ってください」


ステイメンのその言葉に強張っていたフリニオーラの表情は


何か憑き物が取れたようにパッと晴れやかになった


その顔を見て優しくうなづくステイメン


「そうです、貴方は素晴らしい女性なんです、そんな貴方が


 気にする事ではありませんよ、確かにあなたの胸部は


 同年代の女性に比べて著しく発育が遅れている事は事実です


 でもそれが何だというのですか、貴方の胸が人一倍小さかろうと


 これからどれほど年齢を重ねたとて一向に成長しないとしても


 魔法使いなのですから関係ないじゃないですか、それに胸部が


 小さければ小さいほどいいというマニアックで奇特な変人も


 探せば見つかるかもしれないと聞いた事があります


 何も悲観する事はないですよ、自信を持ってください‼」


ニコリと微笑むステイメン、逆に硬直し石化してしまったフリニオーラ


光の見えない絶望の中でようやく希望という名の空から降りて来た糸を


すがる思いで必死で登った彼女は、事もあろうに糸を垂らした


本人の手によって無残にも切断され地獄に再び落ちたのである


一切動かなくなった彼女のその見開いた目から一筋の涙がこぼれ落ちた


そのやり取りを見て思わずため息をつくメンバー達


「ステイメン・・・アンタって人はどうして女心を無暗に


 傷つけるのよ」


「そういう所だぜステイメン・・・まあらしいって言えばらしいんだが」


「弁解の余地なしだね、可哀想なフリニオーラ、全く・・・」


呆れるメンバー達を尻目に何のことやらさっぱりわからないステイメン


「一体私が何をしたというんですか?」


キョトンとするステイメンにルキアが声をかける


「まあなんだ・・・フリニオーラに回復魔法をかけてやってくれ・・・


 精神系の回復魔法が望ましいかな!?」


首を傾げながらもステイメンはルキアの言う通り


フリニオーラに回復魔法をかけた


硬直したまま動かなかったフリニオーラは正気に戻り辺りを見回す


「私は一体何を?・・・」


その時ボーっとしているフリニオーラを強く抱き締めるゾフィ


「いいのよ、貴方は何も考えなくて・・・」


「苦しいですよゾフィさん・・・あ、あの一体何が?・・・」


人間あまりに辛い思いをするとそれが記憶から欠落する事があるという


今のフリニオーラは正にその状態であった、そんな彼女の様子を


遠巻きに見ながら何故かホッとするバブジャモ


「何事もなく正気に戻ったか・・・いくら何でもあのやり方は


 ヒドすぎだな、おいお前等いい加減に・・・」


しかし偽ステイメン達の罵詈雑言は止まらなかった、寧ろ勢いをつけ


容赦なくフリニオーラを責め立てる


「サハラ砂漠のように平坦で地中海のようになだらかな


 その胸部は世界遺産ですか!?」


「お前に比べれば今時の幼稚園児でも巨乳扱いだな‼」


「胸に小っちゃいアイパッド入れてんのか~い‼」


容赦の無い罵声が雪崩のように押し寄せる、ゾフィは慌てて


フリニオーラの耳を塞ごうとするが遅かった、今まで忘れていた記憶が


フラッシュバックするかのように頭に浮かび自然と涙がこぼれ落ちる


「お前等いい加減止めてやれよ、彼女が可哀想だろ‼」


思わずバブジャモが叫ぶ、しかし偽ステイメン達の罵声は止まらなかった


勢いに乗った阪神ファンのごとく怒涛の口撃を容赦なく繰り出していく


完全に勢いに乗った彼らを止める事はもはやバブジャモでも不可能であり


その心無い言葉はフリニオーラの胸をえぐる


ただでさえ小さな胸をえぐるのである、過去世界では様々な残虐行為が


おこなわれてきた、しかしこれ以上の無慈悲で残虐な行為は無かっただろう


「うわああぁぁぁぁ~~~~‼」


フリニオーラは大粒の涙をボロボロ流しながら手に持っていた


魔法の杖を振り上げ、泣き喚きながらステイメンに殴りかかった


「な、なんですか!?」


そんな彼女の鬼気迫る勢いに、思わず驚き戸惑うステイメン


「〇☓*#$@&%----‼」


もはや言葉にならない言葉を喚き散らしステイメンに


襲いかかるフリニオーラ、しかし皆が体を張って必死で止める


「落ち着いてフリニオーラ、いい子だから・・・」


「どうどう、辛かったな・・・ウン、もう怖くない、怖くないぞ・・・」


「そうだ、みんなあのオジちゃんが悪い


 君は悪くない君は被害者だ・・・」


皆に体を抱えられるようになだめられるが


未だに錯乱状態のフリニオーラ


「やれやれ、しょうがないね・・・」


ゼファーが腰のポケットから小瓶を取り出しフリニオーラに近づけた


「もうお休み、いい子だ・・・」


甘い臭いが辺りを優しく包み、ようやく落ち着くフリニオーラ


トロンとした目つきでグッタリとゾフィに抱きかかえられていた


「私は一体・・・」


ゾフィの胸に抱かれ、力が抜けた状態でまどろみながら問いかける


「もう大丈夫よ、貴方は可愛いわ・・・胸が小さい事なんて


 どうだっていいじゃない」


そうなだめられながらゾフィのふくよかな胸に抱かれていると


どうにも納得できないモヤモヤが心に湧き上がるのを感じた


その時再びフリニオーラの中で何かのスイッチが入ったのだ


ムクリと起き上がり睨む様な視線でゾフィに噛み付いた


「ゾフィさん、貴方のように豊満なバストをお持ちの方から


 そんな事を言われても私には嫌味にしか聞こえません


 それとも自慢ですか!?」


その言葉にはゾフィもカチンときたようで


「はぁ?何言ってるのよ、人がせっかく慰めてやっているのに


 逆ギレ?大体アンタのオッパイがそんなに小さいのが


 いけないんじゃないのよ‼」


「なんですかそれは!?」


売り言葉に買い言葉、ついには女性メンバー同士にまで


身内争いが飛び火し、ルキア、ゼファー、ライオスは


お手上げとばかりに呆れ果て、収拾がつかなくなってきていた


ゾフィとフリニオーラが激しく言い争いを続ける中、もはや


口出しする事すら諦めた男性陣


「そんなに争う様な事なのかね?良くわからんぜ女ってのは」


「繊細でデリケートなんだよ女の子は」


「繊細でデリケートですか・・・あの言い争いをする姿を見ていると


 とてもそうは思えませんが・・・」


「もう少し二人の頭が冷えてから仲裁に入るか・・・」


そんな男性陣の何気ない会話がゾフィとフリニオーラの耳に入って来た


思わず言い争いを止め、同時に男性陣を睨みつける二人


「何かムカつくわねあいつら、自分達だけ余裕ぶっちゃって」


「何か我々だけが愚かな行為をしている、と言わんばかりの


 あの態度と言動はどうにも納得できませんね・・・」


そんなルキア達を見て、バブジャモは一人でほくそ笑んでいた


「良し、いいぞ~計画通りだ、奴等仲間割れを始めやがった


 じゃあ作戦を最終フェイズに移行する、貴様らに地獄を


 見せてやるぞ、クックック・・・」


この後バブジャモの作戦によりルキア達には


さらに恐ろしい展開が待っているのであった。


























 


 

 


 

今回は二話構成のコメディ話でしたがどうでしたでしょうか?これは少し前に書いた話ですが

その時点で前話までの武田信玄の話をそれほど考えていなかったのでステイメンの扱いが

極端になってしまいました(笑)、コメディ話の時はあまり話の整合性とかをあまり考えていない

ので細かいところには目をつぶっていただけると嬉しいです、では。

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