第二話 『犬』
あれから3時間探したが結局妖怪は見つからなかったのであきらめて家に帰る事にした
そして次の日学校に来たら・・・
「昨日妖怪見たんだけど!」
「俺も見た」
「塾の帰りに見たー」
などと妖怪を見た人が次々と増えていった
「なぁ・・・翔太 これでも居ないって言い切れるか?」
「・・・ぶっちゃけ ビミョー」
いるのかもしれないが信じたくない
「ねぇ!今日もう1回探しに行かない?」
「えー・・・また行くのかよ」
「別にいいだろ!行こうぜ!」
何で妖怪を探さなければいけないのだろうか?
「さーっ!探すわよッ」
「おー!」
嗚呼、テンション高すぎ
それより内田と大喜って仲悪いんじゃなかったっけ?
すげー仲よさそうだけど
「じゃぁオレ向こう探すからゆかりはあっち側探せよ」
「あたしが向こう側探すわ!大喜があっち側探してよ」
・・・前言撤回、仲悪い
「なぁ 何で妖怪なんか探さなきゃならないんだよ?」
「何って・・・そりゃあ 面白いからだよ」
面白いって・・・・世界が滅亡したらどうする気だろうか
早く帰りたい、そう思ってたら向こうで変な音が聞こえた
「うヒャァ?!」
「犬だね」
クゥーンと鳴きゆかりに犬が寄ってきた
「何でこんな所に犬がいるンだ?」
「この犬・・・怪我してる」
「ほんとだ 手当てしなきゃ・・・」
「でもどうするんだ?」
ここは村から結構遠く片道1時間かかる所だ
1回向こうに戻ったらここに戻ってくるのにしばらく時間がかかる
「じゃぁ今日はしょうがないから帰ろうよ」
「そうだなー じゃぁ明日続きやろうな」
まさか毎日見つかるまで探すのか?と聞こうと思ったがやめといた
アレから1ヶ月がたった
アレから毎日毎日探してみたが結局見当たらなかった
その内「妖怪を見た」という人も減っていき、その内誰一人「妖怪を見た」という人が居なくなった
皆が見たものは本当に妖怪だったのだろうか?
そんな疑問が頭を過ぎる
「どうしよう!ねぇどうしよう!」
「何があったんだよ・・・」
ゆかりが凄いあわてている
「あの犬が居なくなったの!」
あの犬とは前見つけた怪我をしていた犬でゆかりが飼い主を探しながら犬を育てていたのだ
「別にいいだろ・・・あの犬なんか不気味だし」
あの犬は最初は小さい犬だったが1週間経つと倍に、2週間経つとそのまた倍になっていた
「良くないよ!あれだって犬なんだよ!・・・多分」
「多分なんじゃじゃねーかよ」
「さゆりに翔太!何話してるんだ?」
「あの犬が消えたらしい」
「へぇー・・・えぇ?!あの犬がそこら辺うろついてたらどーするんだよ」
確かにあのでかくなる犬がそこら辺にうろついてると考えたら怖い
「じゃぁ犬を探しに行くか!」
妖怪探しの次は猫さがしか・・・と思ったが、まぁあの犬がうろつかれたら困るから仕方が無い
そして放課後
「よし!じゃぁ犬を探しに行くか!」
「おー・・・・」
あれって本当に犬だろうか?そんなことはどうでもよくなってきた




