第一話 『噂』
「はぁ?」
「だから 出たんだって!妖怪が!」
「妖怪って・・・まさかあの噂信じてるのかよ」
この町にはある噂がある
『妖怪の無くし物』
妖怪の世界にある七色の小瓶がなくなると
妖怪は人間界に現れ人を襲い始める
そして世界は滅亡する
そんな噂があるが・・・信じている人なんて数少ないだろう
この学校にも信じてる人は、山野大喜 コイツ位だと思う
「なぁ・・・翔太 いいだろ?」
「あ?何がだよ」
「後で行ってみようぜ!絶対出たんだって!」
行かないと行ったら、先生に窓割ったこと言うぞって言われたのでしょうがなく行くことにした
「ここだよ ここ」
「へー・・・ ここに居たのか?」
「おう!ここに出たんだよ!」
「ここに・・・・・・ねぇ」
周りを見渡す限り特にそれらしいものは見当たらないし、勿論人影すら無い
「やっぱり見間違いだろ」
「なわけ無いだろ!絶対妖怪だったって」
「だからそれが見間違いだって言ってるんだよ」
「絶対絶対妖怪だって!絶対妖怪だったよ」
・・・・・どうでもよくなってきた
ガサッ
「妖怪ッ?!」
「うヒャァ?!」
「あれ・・・ゆかりじゃん どうしたの?」
今出てきたのは、内田ゆかりで、大喜の幼馴染で結構仲が悪いらしい
「大喜に・・・闇崎君?なんでここに?」
「妖怪探しらしいよ」
「よー・・・かい?」
「うん」
「・・・」
「どうした?ゆかり」
「よーかいって妖怪?」
「ああ」
「あたしも見たよ!昨日ここで!」
・・・・・本当に出たのだろうか?
さすがに少し気になってきた
でも本当に妖怪が?そんな漫画やアニメじゃあるまいし出るはずが無いだろう
でも大喜はともかく内田はそんな見間違いをするはずが無いと思う
やはり本当に出たのだろうか?




