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魔王とかめんどくさ  作者: 空白
崩壊する世界
24/25

第23話 屋敷の空気

どうして――

どうして私は、シンをリュサニアに返してしまったの。

どうして、四人で過ごしたこの場所で、

私はラウンドと……こんなことをしてしまったの。


あの子たちの笑い声も、温もりも、まだ残っているというのに。


何かが、音もなく崩れていく。

気づいていながら、止められなかった。

そんな壊れかけのノンナに――

さらなる悲劇が静かに迫る。


それでは、第23話、はじまり。


アルムは目を閉じていた。けれど、眠ってはいなかった。

サディとともえの寝息が、左右から静かに響いてくる。

――三人だけで眠るのは、初めてだった。


いつもは、シンも含めた“四人”で眠っていた。

誰かが抱きついてきたり、誰かが蹴ってきたり、

うるさいと文句を言いながらも、それが当たり前だった。


けれど、今夜は――静かすぎた。

そして、ひどく寒かった。


(……寝れるわけないじゃん)


目を閉じても、まぶたの裏には光景が浮かび続ける。

シンが追い出された理由も、ノンナの報告も、

……そして、ノンナがラウンドと交わっていたことも。


全部、魔法で見てしまった。聞いてしまった。


(朝日、もう少しででる…)

(もう少ししたら、サディも、ともえも起きてくる)

(でも、ノンナとラウンドは……まだ“やってる”)


――もし、ふたりがその姿を見たら。


アルムは枕に顔を押しつけ、息を殺すように目を閉じた。


(……最悪。なんで、こんな朝になるの)


右のともえが小さく寝返りを打つ。

左のサディが、無意識にアルムの腕に手を伸ばしてきた。


――朝が近い。


アルムは身動きせずに、目を閉じたまま、

ただ、怒っていた。静かに、深く。

いつものように黙りながら。

この夜だけは、誰にも気づかれないように――怒っていた。


朝日が高く昇り始めても、中央ホールの中に響く息づかいと衣擦れ――名残のような、終わらない夜の気配。


ノンナの額には、にじむような汗。

体を貫く熱よりも、彼女を焦らせていたのは、別のものだった。


(……まずい。このままでは……)


時計を見なくても、屋敷の空気が教えてくれる。

そろそろ――子どもたちが目覚める時間だ。


ノンナはかすかに体を起こし、喉の奥から、わずかに上ずった声を絞り出した。


「……ラウンド様。……もう……朝、です……。今日は……この辺で、いかが……でしょうか……」


いつもより少し高く、どこか震えるその声は、焦りを隠しきれていなかった。

ラウンドの視線が、少しだけ愉しげに動いた。


そのとき――


コン、コン。


玄関の扉が静かに叩かれた。

控えの者が、王の迎えに来たことを知らせている。


ノンナの背に、ひやりと汗が伝う。


「……ラウンド様。馬車が……迎えに来られたようです」


焦りを押し殺した、けれどどこか息の乱れを帯びた声。

ラウンドは、その言葉にすら余裕の笑みを浮かべる。


「ふぅん……そうみたいだね。

でもノンナちゃん、まだ少し……名残惜しそうだよ?」


彼の手が、名残を惜しむようにノンナの肌を撫でる。

けれどその瞬間、扉の向こうで再び控えの者がノックした。


ノンナはラウンドに背を向け、布の乱れを整えながら小さく頭を下げた。


「……準備を、なさってください」


ようやく立ち上がったラウンドは、ふぅと長く息を吐くと、

床に散らばった上着に袖を通し、無造作に髪を整える。


「……次もよろしくね、ノンナちゃん」


玄関の扉を開けると、まぶしい朝日が差し込んだ。


ラウンドは一度も振り返ることなく、

ゆったりとした足取りで馬車へと向かい、そのまま乗り込んでいった。


扉が閉まり、馬車が土を巻き上げながら遠ざかっていく。


ノンナはしばらくその背を見つめていたが――

やがて視線を落とし、静かにその場に膝をついた。


(……見られなくて、よかった……)


小さく胸に手をあて、ノンナはようやく短く息を吐いた。


ラウンドの馬車が遠ざかり、屋敷に静けさが戻ったころ――


朝日が、ほんのりと二階のカーテンを透かしながら差し込んでくる。


ともえが大きなあくびをひとつ。その隣で、サディもまぶたをこすりながら、ゆっくりと体を起こす。


「……ん~……あさ……?」


「……シン、どこ……?」


サディがぽつりとつぶやいたその瞬間、

ベッドの上でじっと目を閉じていたアルムが、ぴくりと眉を動かした。


そして、短く、強い声で返した。


「――知らない」


その語気は、普段のアルムとは明らかに違っていた。


ともえが目を丸くして、驚いたようにサディと顔を見合わせる。


「……え、アルム……? なに怒ってるの……?」


けれど、アルムは答えなかった。

クッションを抱えたまま、ただ天井を見つめていた。

その横顔には、どこか鋭く張りつめたものが残っていた。


朝の空気が、まだ冷たく感じられる静けさのなかで、

サディとともえは、今のアルムに話しかけてはいけない気がして、そっと黙りこんだ。


ともえがあくび混じりに身を起こし、サディもそろそろと布団をずらす。

ふと、ともえが小さな声でつぶやいた。


「……あれ、そういえばさ……昨日から、トイレ行ってなくない……?」


サディも一瞬間を置いてから、目を見開いた。


「……っ、ほんと……」


二人は慌てて布団を抜け出し、足元の冷たさに顔をしかめながら扉の前へと向かった。

ともえが扉に手をかけ――けれど。


「……あれ? あかない……」


ガチャガチャと試すともえに、サディが不安そうに顔を寄せる。

ともえは焦りを隠せず、扉にむかって声を張り上げた。


「なんでまだ魔法かかってるの!? ノンナ〜っ! 漏れちゃうよ〜!」


その瞬間――

カチ、と乾いた音が響き、施錠が解かれた。


すぐに扉が開かれ、いつものように整ったノンナの姿がそこに現れた。


「おはようございます。……昨日は、魔法を解き忘れていました」


そう言って、穏やかな笑みを浮かべながら扉を開けた。


扉が開いても、部屋の空気はどこか重かった。

ともえが一歩踏み出した瞬間、眉をひそめて呟いた。


「……なんか、ノンナ……臭くない?」


唐突な言葉に、ノンナは微かに目を伏せる。

けれど、サディがそれどころではないとばかりに叫んだ。


「……そんなこと、いまいい……トイレっ!」


サディはそのまま駆け出し、ともえも「あっ、まって!」と声を上げて後に続いた。

二人の足音が階段を降りていく音だけが、一瞬、部屋に残った。


アルムはその場に立ち尽くしたまま、ノンナの顔を見ようとしなかった。

昨夜の出来事――全部、知っていたからだった。

ノンナの体に残る汗の匂い、そして男の残り香が、空気の中に確かに漂っていた。


ノンナはほんのわずか、声を掠らせながら言った。


「……今日は寝坊してしまって。よければ、朝食の準備を一緒に……お願いできますか?」


その声には、かすかな震えが混じっていた。

アルムは無言で一度だけうなずくと、階段の方へと歩き出した。


ノンナもあとに続く。

そのとき、ノンナがアルムの手を握っていた。その手は少し震えていた。


アルムは手を振り払うことも、強く握り返すこともしなかった。

ただそのまま、一緒に階段を下りていった。


階段を下りても、その手は離れなかった。

けれど、アルムの足は一瞬だけ止まった。


空気が違う。


湿気を含んだ、濃密な気配――

甘く、肌に張りつくような、男と女の残り香。


アルムは顔をしかめた。

鼻をつまみたくなる衝動を、ぎりぎりでこらえた。

それでもわずかに眉をひそめ、視線を逸らす。


(……気持ち悪い)


言葉に出すまでもなく、態度が雄弁に語っていた。


ノンナは、それに気づいていた。

けれど、気づいていないふりをした。

手を強くも弱くも握りかえさず、ただ“いつもの私”を装っていた。


(……お願い、気づかないで。言わないで。今日だけは……)


顔は横を向いたまま、キッチンに向かう。

足取りはゆっくり。できるだけ自然に。


アルムは何も言わなかった。

けれど、その沈黙は“拒絶”そのものだった。


手をつないだまま、ふたりは並んでキッチンへ向かった。

音のない空気が、何よりも重かった。


トイレから出たともえは鼻をひくひくさせながら、不満げに声を漏らした。


「……なんか、今日くさい。なにこの匂い。てか、床もベタベタしてるし……」


サディは一歩足を止めて、無意識に鼻を近づけるように軽く俯いた。


(……このにおい、まさか……いや、そんなこと……でも……)


どこかで覚えのある“空気”――甘く、湿った残り香。

サディの胸の奥に、不穏な違和感がじわりと広がる。


ともえがずんずん進んでいくのを見て、サディも足を動かした。


リビングの奥には、いつものように朝食の準備をしているノンナとアルムの姿があった。


「ノンナ〜、朝ごはん手伝うー!」


ともえがいつもの調子で駆け寄っていく。サディもそのあとに続いた。


そのとき――ともえがふと顔をしかめて言った。


「……あれ? ノンナ、なんか匂い違くない? いつもと……なんか、変な感じ……」


ノンナは少しだけ手を止めたが、すぐに笑顔に戻って「気のせいよ」とだけ答えた。


ともえは首をかしげながらもあまり気にしない様子で配膳を始めた。


一方で、サディはその言葉に内心ぎくりとした。


(……やっぱり、“そういう”こと、だったのか……?)


言葉に出すか迷いながら、配膳の流れに紛れてノンナのそばにそっと寄る。


袖を軽く引いて、小さな声で問いかけた。


「ノンナ……あの、この匂いって……」


その瞬間だった。


「うわっ!?」


「ともえっ!?」


ともえが床に残る水気に足を取られて、つるんと滑りかけた。


――ふわり。


魔法が反応して、ともえの体が空中でふわふわと浮いた。


「……うわ〜びっくりした……」


ドタバタと騒ぐともえに気を取られ、サディは聞くタイミングを逃してしまった。


(……聞けなかった……)


ちらりとだけノンナを見た。


ノンナは、いつも通りの笑みを浮かべたまま――

その奥に、何かを必死で隠しているようにも見えた。


朝食の準備が終わると、いつもより簡素な食事が静かに並べられた。

肉はなく、スープとパンだけ――けれど、それ以上に気になるのは空気だった。


一度気になると、鼻について離れない。

三人は何気なく鼻を押さえながら、口を揃えて言った。


「……いただきます」


朝食中は、いつも通り会話はない。

けれど今日は――その沈黙を、ともえの素直な声が破った。


「ねぇノンナ、この匂い……なに? 床もベタベタしてるし……それに、シンどこ行ったの? 密談って何話してたのー?」


ともえは疑うでもなく、ただ気になることを並べ立てた。

ノンナの目をまっすぐ見て、悪気など微塵もなかった。


ノンナは目線を合わせられず、一瞬言葉に詰まる。

それでもすぐに顔を伏せ気味にして、震える声で答えた。


「……さ、昨夜……ラウンド様との密談中に……臭い食べ物をいただいてしまって……そのせいでラウンド様が少し吐かれてしまって……片付けに手間取り、施錠も……忘れてしまいました……」


その声は明らかに震えていた。

しかし、気づいたのはアルムだけだった。

ともえは気づく様子もなく、「へぇ〜」とだけ小さく反応した。


サディもまた、声の震えには気づかなかった。

けれど――ノンナの言葉の端々に、何か隠しているような違和感を感じ取っていた。


(……嘘、だよね。全部じゃないけど。たぶん、本当のことじゃない)


サディは静かにスプーンを持ち上げながら、内心で考える。


(……じゃあ、あの匂いを“性行為の匂い”って思ったのは、私の早とちりだったのかな)


自分の感覚を疑うように、小さくまばたきをする。


その隣で、アルムは一言も発さず、黙々と食べていた。

いつもよりも、さらに深い沈黙の中で。


ノンナが、震える唇を押さえながら、声を出そうとした。


「……シンは……」


けれど、その先の言葉が出てこなかった。

何をどう言えばいいのか。どこから話せばいいのか。

それを考えるよりも先に――


涙が、ぽたりと落ちた。


ノンナは声を上げず、静かに、でもはっきりと泣いていた。

それは今まで、どんな辛さも顔に出さずにいた彼女の――初めての「崩れ」だった。


ともえもサディも、ただ驚いた顔で、ノンナを見ていた。

普段の落ち着いたノンナとはまるで別人。

泣くことも、取り乱すこともない――そう信じていた存在が、いま目の前で涙を流している。


誰も動けず、空気が静かに凍りついていた中――

カチャリ、と静かな音がした。


アルムが、黙ってスプーンを置いた。


「……ごちそうさま」


そう言って、椅子を引き、食器を持ち上げようとする。


その動作に、ノンナが反応した。


「待って――! アルム様!」


その声は、いつもの丁寧で穏やかな敬語ではなかった。

敬語を使う余裕もないほど、感情が溢れていた。


「……食器を片す前に……シンの話をさせて……」


震える声でそう言ったノンナの手は、テーブルの縁を強く握りしめていた。

その目は涙で潤み、いつもよりも、何倍も弱く見えた。


ノンナは震える声で、なんとか言葉を紡いだ。


「……シンは……リュサニアに帰りました。

ラウンド様が、代わりに……別の王子を、派遣してくださると……」


沈黙。

その場に重く垂れこめる、現実の重さ。


サディが目を丸くし、ぽつりとつぶやいた。


「……お別れ、なの……? シンと……」


想像もしていなかった言葉に、ともえは涙をこらえる間もなく、ぽろぽろと泣き出していた。


「……やだ……! なんで……そんなの、やだよ……!」

ともえも、今起きていることをまだ理解しきれていなかった。


ともえはノンナが泣いていること、シンがもういないこと。頭の中が混乱して、ただ涙が止まらなかった。


ノンナは俯いたまま何も言えなかった。頬には、涙が流れていた。



サディがノンナの顔をまっすぐに見て、唇を震わせた。


「……なんで、止めなかったの……!」


その言葉がノンナに届く寸前――


ドンッ!


鋭く響いた音が、朝の空気を裂いた。


アルムが、机を強く叩いて立ち上がっていた。


その手には、食器。

静かな怒りを纏いながら、ノンナを真っすぐ睨みつける。


「……なんで、泣いてるの」


その声は、冷たく低かった。


(……泣くのは私たちの役でしょ。

 いつも大人ぶって、平然と命令してたくせに。

 あんたが泣いたら、私たちは誰を信じればいいの?

 “自分で選んだ結果”でしょ?

 なら最後まで、黙って受け止めなよ……)


怒っていたのはラウンドに対してだった。

でも今は、目の前で崩れ落ちそうなノンナに、幻滅の感情が湧いていた。


泣きたいのは自分だ。

ノンナの涙で、自分の怒りも悲しみも、無理やり抑え込まれたような気がして――


「……」


アルムはそれ以上言葉を吐かず、無言のまま食器を持って台所に向かった。


その背中には、“拒絶”と“落胆”が滲んでいた。


ノンナは、ぽつりと「……ごめんなさい」と謝ることしかできなかった。


ともえとサディは無言のまま、アルムの背中を追うように「……ごちそうさまでした」とだけ告げて、席を立った。

三人は黙って食器を片付け、淡々と動き終えたあと――ノンナには一度も視線を向けることなく、階段へと向かった。


ともえは袖で涙をぬぐいながら、俯いて歩いていた。

その隣で、サディがそっと手を握ってあげる。けれど彼女自身も、声を出さずに静かに涙を流していた。

アルムはふたりより一足早く、ひとりで階段を上り始めていた。

明らかに早い足取り。まるで、ノンナと同じ空気を吸っていたくないかのように。


ノンナは、その背中に手を伸ばしながら、小さく、声にならない声で呟いていた。

「……行かないで……」


けれどその手は空をつかむだけで、誰にも届かなかった。


静寂が落ちる。


ノンナは久しぶりに一人きりで朝食の席に残されていた。

ぬるくなったスープを一口、また一口と運びながら、何も味がしないことに気づく。


(……あの子たちと、食べる朝ごはんは……)


ノンナはスプーンを置き、息をゆっくり吐いた。


「……ごちそうさまでした」


そう呟く声は、誰にも届かず、テーブルに静かに落ちた。


食器を片付け終えたあと、ノンナは足音を立てないように二階へと上がった。


もう誰もいない廊下を通り、自分の部屋の扉をゆっくりと開けて――

そのまま、音もなく、扉を閉じた。

ノンナが泣いたとき、アルムは驚いたわけじゃない。

むしろ、泣くことすら「当然の結果」だと冷めた目で見ていた。

でも、それでも……アルムの中で何かが崩れた。


それは失望だったかもしれないし、

それとも「頼れるはずの存在が壊れた」ときの、根源的な不安かもしれない。


けれど、アルムはサディとともえを気にかける余裕すらなかった。

自分の中に噴き出した「嫌悪感」と「冷めた怒り」が混ざって、

それをどう処理すればいいのか――わからなかった。


だから立ち上がった。

だから机を叩いた。

だから、ノンナの涙を見たとき、反射的に拒絶した。


「なんで、泣いてるの」

――その言葉は、アルム自身の心を守るために出たものだった。


彼女にとってあの瞬間、

“ノンナの涙”は、“自分がまだ信じたかったものの終わり”でもあった。


だから、あの場から一秒でも早く離れたかった。

だから、早足で階段を上った。

誰が見ているかも、誰が泣いているかも関係なかった。

とにかくあの空気から抜け出さないと、自分まで壊れてしまいそうだった。


実はこの23話、ノンナはとんでもない状態で朝を迎えていました。


ラウンドを送り出した直後――

ノンナは中央ホールの消臭も、床の掃除も、シャワーすら浴びずに、

とにかく「部屋の家具の配置」だけを急いで直しました。


鏡を見て最低限の服装を整え、表情を“いつもの自分”に寄せて、

そのまま慌ただしく二階へと上がったのです。

でもその裏で……

下着はソファーの下に脱ぎ捨てたまま。

つまりこの日のノンナ、ノーパン・ノーブラ。


そんな状態で子どもたちの部屋の扉を開けて、

「おはようございます」と笑っていたわけです。


さらに――

ノンナが歩いたあとの床には、ところどころ濡れた跡が残っていました。


サディが違和感を覚えた“匂い”の正体。

ともえが「床ベタベタしてる」と言ったのも、偶然じゃなかったのです。


完璧を演じようとすればするほど、

その“完璧じゃない部分”が余計に浮き彫りになる。


23話は、そんなノンナの“壊れ始め”の章でもありました。

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