とある一人の少年のお話
平成最後、令和元年の10連休に毎日投稿する作品。
推敲もせず、勢いだけで書いているので、落ち着いたら適宜、内容に追加修正していきます。
子供の頃から英雄が好きだった
彼らは彼らの理想とするものを得るために、あるいは大切なモノを守るために命をかけて努力をした
そんな彼らだからこそ僕はその英雄たちに憧れた
僕にとって彼らは理想の存在だった
彼らのようになりたい、彼らのように生きたいと願っていた
しかし、現実は非常なもので僕にそんなことをやるような力もなければ、成そうとする心意気も無かった
普通の生活の平凡な毎日、このままではいけないとは思いつつもこれでいいやとどこか思っていた
そんなある日、インターネットである小説を見た
僕とそう変わらないごく普通よ少年がある日自分のいた世界とは全く異なる異世界へ来てしまう
その少年には異世界へ来た際に今までは無かった特別な力が備わっていた
少年はその力を使ってたくさんの人々を助け、英雄になるというお話
僕はこの小説が大好きだった
少年が英雄になったからではない
何も力が無かった少年が英雄になれるだけの力を手に入れたからだ
もし僕にそんな力が備わっていたら、もし僕が不思議な力をもって異世界へ行けたなら…
そんな妄想をいつもしていた
世界を歩き回って人々を救い、いつしか勇者と呼ばれる、そんなことをいつも考えていた
そうならないかといつも思っていた
ある日、それは起こった
覚えている限りではその日は普通に寝ていた
目が覚めたら見慣れない天井があった
なんだろうと思って辺りを見回すと自分が寝ていた部屋とは似ても似つかない部屋にいた
隙間から外の光がこぼれている扉を見つけた
その扉を開くと、外の景色は僕のいた世界ではなく、どこか別のくに、あるいは別の世界の光景だった
見渡す限り広がっている畑には黄金色の稲穂が垂れ朝日を浴びて輝いている
空気も澄んでいる
なんとなく僕は分かった
ここは僕のいた世界とは違うと
驚き、怯えるであろうその状況を僕は楽しんでいた
やっと僕の活躍できる時代が来たと
僕も尊敬する人達のように英雄になれると
「さあ!これから頑張るぞ!」
僕はこの新しい世界に駆け出した
…そして
長い月日が流れた
僕が異世界に転生して 10 年が経った。
僕は突如村を襲ってきた魔物を倒し、かわいい幼なじみとともに旅を始めた。
行く先々で人々を助け、いつしか勇者と呼ばれる存在となった。
そして今、僕の目の前には大きな扉がある。
この扉の向こうに、世界を支配しようとする魔王がいる。
「これが最後の戦いだよ。みんな、準備はいいかい?」
「はい!レンさんがいいならいつでも行けます!」
「大丈夫よ!それに全魔法が使えて剣術大会で優勝しているレムがいるなら何も怖くない わ!」
「その上、様々な知識と発想で様々な国の問題を解決して今では世界の王となっているレン様なら負けませんよ!」
「ありがとう!じゃあ行こうか!」
「「「はい!」」」
そして僕は扉を開き中へと進んでいった!
魔王を倒して世界に平和をもたらすんだ!
そんな夢を見ていた途中で目が覚めた
実はこの話が投稿されている時点で10連休2日目だったりする。




