第38話 未知のエリアへ2
翌日
「頼む!壮真殿この通りだ!お願いいたす。」
サーヤが額を地面にこすりつけるようにきれいに土下座をしている。
なぜこんな事になっているかというと、体が動くようになったサーヤがタブレットでアマゾンを徘徊していると・・・
「こっ!!これは!!!」
もう慣れ親しんだタブレットの操作の手が止まる。止まった指先には白い大きなふわふわの塊の画像が・・・
「壮真殿!!!これが欲しい!!!お願いだこれを買ってくれんか?」
昼ご飯を準備していた壮真の顔1センチ付近までタブレットの画面を近づけ壮真に見せる。
「ちょっちょっと!今ご飯作っている最中なんだけど!」
壮真は肉を焼いていたフライパンを置き火を止めタブレットを覗き込む。そこには
【ふくふくシマエナガBIG シマちゃん】
・ふくふくと丸い体型のシマエナガのマスコットです。
・同じふくふくシリーズで集めても可愛いですよ。
・大きなサイズでとってもかわいい
・プレゼントにもオススメです
「・・・・・・・」
「・・・・・お願いだ!どうしてもシマちゃんが欲しいのだ。こんな可愛いもの初めて見たのだ!愛くるしいのだ!」
「これはさすがに無駄使いじゃないか?貴重なアマゾンの残金をこれに使うとなると考えるな・・・」
「どうしてなのだーー!壮真殿は魔道書を選ぶつもりであろう?じゃあ、私はシマちゃんを選ぶ権利があるのではないか?」
「いや、俺は欲しいとかじゃなくて戦力アップとして選んでいるからな。」
「私だってシマちゃんがあれば戦力アップするのだ!」
「どうやってだよ!ただのぬいぐるみだろう?」
「・・・・・私のやる気が上がるのだ・・・・・」
「却下!」
「いやだーーーーーーー!どうしてもシマちゃんが欲しいのだ!!!!!!!お願いなのだ。」
・・・・とここから冒頭へとつながるのだが・・・
深々と土下座をしているサーヤを見て
「わかったよ、これだけだからな、いつもサーヤのスキルには助かっているしご褒美だ!」
「いやったあああああああああああああああああああああああ!!!!壮真殿!!!ありがとうなのだ。一生大事にするのだ!!!」
喜びのあまり、謎のダンスを踊りだすサーヤ・・・
「まあ、いいか。たまには・・・」
壮真はそういってまた料理に戻った。
昼食後はご褒美タイム
「よし、ボーナスを選ぶぞ。今回はアマゾンと魔道書だ!」
壮真がそう叫ぶと壮真の目の前に1冊の本とアマゾンのギフトカードが現れた。
「今回はカードで配られるのか。」
壮真はカードと本をを受け取り早速カードの裏面の番号を登録する。
「よしこれでチャージできたぞ!!」
「壮真殿!早く早く!シマちゃんを私に買ってくれ!!!」
「わかった、わかった。・・・・・掘れ、これでいいか?」
壮真は注文済みの画面をサーヤに見せる。
「うむ、これで明日にはシマちゃんがもふもふできるのだな。楽しみなのだ!!!」
「そこまで喜んでるなら勝手良かったな。でもこれで残金は17,000円だ。次の罠とかを買わないといけないからしばらくは節約だぞ。」
「わかっているのだ。次の機会まで我慢するのだ。」
「次のことも考えてるのかよ。まあいいけど。じゃあ、とりあえず俺はこの魔道書でも読むか・・・サーヤはどうする?」
「じゃあ私も外で体がちゃんと動くか運動したいぞ。」
「了解、じゃあ外でコーヒーでも飲みながら読書でもするか・・・」
「壮真殿、私も水を持っていきたいのだ、氷を入れてほしいのだ。」
「オッケー!」
壮真はキッチンへコーヒーを入れに行きそれをポットに入れ、別の水稲に氷と水を入れる。
そして折り畳みの椅子を2つもって外へと出ていく。
洞窟の入り口付近で椅子を広げ、ポットのコーヒーをカップに入れ午後の読書タイムが始まった。




