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己がため  作者: 助殺
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プロローグ

素人ながら書かせていただきました!

よければ最後までお読みください!

 ##

 2050年 フルダイブ型ゲームが普及し、様々なジャンルのゲームが販売されている。中でも絶大な人気を誇るジャンルVRMMORPG、その新作がつい先ほど衛星テレビを通して発表された。

 その名も【infinity(インフィニティ)world(ワールド)】販売元はスタークラフティング社、全く知らない名前の企業だ。現在わかっていることは、infinity worldはファンタジー系のVRMMORPGであること、地球の約3倍の規模のマップを有しており、プレイヤーの行動は原則自由であること、就くことのできるジョブが1万にもおよび、条件次第では増えるということそれ以外は謎のままである。しかし、多くのものが買うだろう。

 infinity world発表の際に見せられたPV。それが、今まで見てきたどのゲームよりもグラフィックに優れていたという事。そして、およそ1000のジョブから生まれる無限性。それにより、このゲームはゲーマーは勿論のこと、多くの者を虜にするだろう。

 価格は日本円で約20万。だが、それに見合うだけの物がこのゲームにあると信じ、俺は貯金を削ってこれをやることにした。

 infinity world専用のマイクロチップ入りのスーツを着用し、ベットに横になり、infinity world専用のハードディスクを起動する。


 オークと騎士の激しい戦い、賑わう街並み、透き通るほど綺麗な海の港町、30秒程度のオープニングを見終えた。


「この度はinfinity worldをご購入いただきありがとうございます。私はチュートリアルを務めさせていただく、アルファと申します」


 アルファの指示に従いながらチュートリアルを進めていく。


「アバター設定を行います。年齢、性別を選んでください。年齢によって、制限が付く場合があります」


「年齢は22歳、性別 男っと…」


「アバターの外見を設定してください。一度決めると髪型以外の変更はできませんので、ご注意ください」


 まず、髪は黒・目は暗い青とここまでは良かったのだが、顔や骨格などは全く決まらない。


「現実の俺から顔と骨格をコピーして、アバターに使うことはできるか?」


「可能です」


「じゃ、それで頼む。身長は160センチで、後は選択したものを使ってくれ」


「了解しました。アバターの外見は以上で終了いたします」


 リアルで180センチある俺は、身長の低い景色を少し見てみたかったのだ。こんな形で叶うとは思っていなかったが…。


「プレイヤーネームを設定してください。こちらも一度決めると変更はできませんので、ご注意ください」


 プレイヤーネームは本名の藪雨 海(やぶさめ かい)を英語に変換して、『シー・レイン』にした。安易だが、わかりやすいからいいだろう。


「最後に所属国家を選択してください。所属国家は状況によっては変えることができますが、簡単なわけではないので、慎重に選択することをオススメ致します。」


 『所属可能な国家』


 商人達が生み出した娯楽と商業の国

 【商業連合 遊華(ユウカ)】


「オープニングで見たような賑やかな街が国一面に広がっています」


 小国の合併によって生まれた和の国

 【諸国連合 桜雪(オウセツ)】


「日本のように桜があり、武士や忍者、刀などが存在しています」


 騎士によって作られた国

 【王国 アセル】


「聖剣やフルプレート、レンガ造りの街を見ることができます」


 機械技術を力として繁栄した国

 【帝国 クロノイド】


「銃や機関車、戦闘機など近代的な技術が顕著です」


 法と神によって守られた宗教国家

 【聖国 キストリエ】


「神を信じる教徒達が大半であり、一神教となっています」


 円卓の騎士が好きだった俺は騎士の国アセルにした。


「これでアバター設定を終わります。次に、infinity world独自のシステムについて説明させていただきます。また、質問等がありましたら、可能な限り答えさせていただきます」


 堅苦しくシステムなんて言っているが、システムとはつまり特徴だ。

 アルファいわくinfinity worldの大きな特徴は、既に公開されている地球約3倍ものマップ・プレイヤーの行動は原則自由・約1000にも及ぶジョブの3つ加えて、全てのNPCにAIが搭載・ゲーム内通貨がリアルマネーに変換可能の2つである。その他にも小さな特徴はあるのだが、数が多すぎるし後で見ることができるそうなので、時間がある時に目を通しておこうと思う。


「……以上が、infinity world独自のシステムとなっております。質問はございますか?」


「まず、全てのNPCにAIが搭載されていると言っていたが、販売した各国の政府はそれを知っているのか?」


「はい。それについては大掛かりな実験ということで了承を国々からは得ています」


「次に質問だが、ゲーム内通貨がリアルマネーに変換可能ということだが、どれくらいの額でできるんだ?」


「ゲーム内通貨をリアルマネーに変更する際には、ゲーム内通貨100に対して、リアルマネー1となっております」


ゲーム内通貨100円で、リアルマネー1円を得られるということか。ゲームの値段が20万という事を考えると、ゲーム内で2000万稼げば元を回収できるというわけか妥当な気はする。


「……以上でチュートリアルを終わります。準備がよろしいですか?」


「あぁ、頼む」


「最後に最初のスポーンに関してですが、9割が街残りの1割が森などといった自然となります。それでは良い旅を」


どうやら、俺は1割の確率を引いたらしい。

森の中、大きな石碑のようなものが鎮座した

場所にスポーンしたようだ。


「さて、どうするか……」






面白い!続きが気になるなどと思ってくださった方はブックマークの方をよろしくお願いします。

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