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詩全集4

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作者: 那須茄子

{{

ねぇ呼吸の奥で絡まるたび

僕らはまだ溶けない枷に囚われて

互いが映る瞳を鏡とした

壊れる音さえ涙をこぼした


ねぇ触れた温度でほどけていくのに

未だに手放せないこの手は

同じ傷跡をなぞりる

何度も何度も愛を語る

}}



僕らはまだ名前のない感情を抱きしめていた

隣の君の横顔は少しずつ別の誰かに変わっていく

互いの傷が同じ形をしていた


正しさなんて、もうどうでもいいよ

そう言って笑ってはいたいけど


壊れたコンパスみたいに

未来はいつも北を指さない

それでも歩き続けるのは

止まった瞬間に崩れてしまうことを知っているから


ビルの谷間を吹き抜ける風が

こびりついた嘘を容赦なく剥がしていく

隠していた弱さも

見せたくなかった焦燥も

全部まとめて無様に晒されて

逃げ場なんてどこにもなかった


まだ終わりじゃない、よね

その一言が閉ざしたはずの心臓を無理やり動かす

壊れかけのエンジンは軋みながらも前へ進もうとした


救われたいのに

救われたくない

抱きしめたいのに

何事もなかったように見つめ合う



……どこか遠くで響いている

あれはきっと過去の僕だ

何もかも失うのが怖くて

何一つ掴めなかった頃の僕


追い越した先で

やっと少しだけ息ができる気がする

曇天の底で手を伸ばしたら

思っていたよりも熱く

生々しい

柔肌に触れた


だがしかし暗転



<<<<<<僕らはまだ名前のない感情を抱きしめていた

>>>>>>>>>>>>隣の君の横顔は少しずつ別の誰かに変わっていく

===============================互いの傷が同じ形をしていた


{{

ねぇ呼吸の奥で絡まるたび

僕らはまだ溶けない枷に囚われて

互いが映る瞳を鏡とした

壊れる音さえ涙をこぼした


ねぇ触れた温度でほどけていくのに

未だに手放せないこの手は

同じ傷跡をなぞりる

何度も何度も愛を語る

}}


正しさなんて、もうどうでもいいよ

まだ終わりじゃない、よね

したくないやりたくない

色んなものでごちゃごちゃ

好きなら唇を重ね合わせてもいいかな


……鳴ってはいない

結局何事もなかったように見つめ合う


出だしに戻る



{{

ねぇ呼吸の奥で絡まるたび

僕らはまだ溶けない枷に囚われて

互いが映る瞳を鏡とした

壊れる音さえ涙をこぼした


ねぇ触れた温度でほどけていくのに

未だに手放せないこの手は

同じ傷跡をなぞりる

何度も何度も愛を語る

}}



僕らはまだ名前のない感情を抱きしめていた

隣の君の横顔は少しずつ別の誰かに変わっていく

互いの傷が同じ形をしていた


正しさなんて、もうどうでもいいよ

そう言って笑ってはいたいけど


壊れたコンパスみたいに

未来はいつも北を指さない

それでも歩き続けるのは

止まった瞬間に崩れてしまうことを知っているから


ビルの谷間を吹き抜ける風が

こびりついた嘘を容赦なく剥がしていく

隠していた弱さも

見せたくなかった焦燥も

全部まとめて無様に晒されて

逃げ場なんてどこにもなかった


まだ終わりじゃない、よね

その一言が閉ざしたはずの心臓を無理やり動かす

壊れかけのエンジンは軋みながらも前へ進もうとした


救われたいのに

救われたくない

抱きしめたいのに

何事もなかったように見つめ合う



……どこか遠くで響いている

あれはきっと過去の僕だ

何もかも失うのが怖くて

何一つ掴めなかった頃の僕


追い越した先で

やっと少しだけ息ができる気がする

曇天の底で手を伸ばしたら

思っていたよりも熱く

生々しい

柔肌に触れた

片方は軽くなり

もう片方は引き千切られるほど想い

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