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修学旅行5

「晴人君、やっほー。スマホの通話、椅子に座ったまましてたでしょ? 駄目だよ、連結部分でしないと。」


穂乃果が後ろから声をかけてきた。


「そうなの? 知らんかった。ちゃんと言ってくれよ。」穂乃果に怒られてしまったので、教えてといてと伝えた。


「晴人君って以外に世間知らずなんだね。」


「けど、普通にノートパソコンで通話してた人もいたぞ。」


「駄目だよ、ルール守らない人を、真似しちゃ。私は、ちゃんと移動してたよ。」


「先生も言ってなかったかな?」


「全然聞いてない。言ってたかも、知れないけど。」


「晴人君…はぁ、晴人君の自由奔放な性格は、良いけど、私も注意しなかったのが悪いね。誘ったの私だし。」


「穂乃果いつからルールに厳しくなったんだ? いつもちゃんと守ってないイメージがある。」


「あのですねー、普段は、守りますよ? 私も。晴人君が、他の人に怒られるのは見たくないから言ってるのに。」


「晴人君怒っていいの、私だけね。」


「やばい発言だな、それ。束縛系?」


「違うよー。晴人君が心配なの。」


「おい、お前達、いつまで夫婦漫才してる。行くぞ。」先生が茶化して注意した。

 

周りは、笑ってたり、嫉妬の目で見たりしていた。


「先生がそう言う茶化して言うの良くないと思うな〜。」逆ギレしてるな、と自分は思ったけど言ってしまった。


「何言ってる? いつも授業後に抱きつきあってる癖に今更か? ちゃんと見てるぞ」


ひぇー、見られてる。けど。先生、穂乃果が抱きついてきてるだけですから。


それに、先生がそんな事言うなんて、問題視させそう。俺は、問題にしないけどさ。


「はーい、先生。夫婦漫才辞めます。」穂乃果ー君も乗っかるんじゃない。けど、先生をフォローしてあげたのかも知れない。優しさかも、と思った。



「よし。ではまず、スマホは預かるからな。今学校でも、持ち込み禁止じゃない学校もあるが、今年は、とりあえず禁止と決めた。」

先生がそう生徒達に告げた。



「はぁ〜晴人君とイチャイチャしたい。」


俺の背中を指でなぞって穂乃果が言った。


ぞくっときた。周りが見てるから辞めな。そう言っても良かったけど、言わないで、乗っかてやるか。


「俺もそう思うよ。」と言ってあげた。


「同じ気持ちだね!」彼女が満面の笑みで答えた。


ふふ、この笑顔が好きなんだよな、俺は。心からそう思った。



「ちょっと、晴人、私の前で、イチャイチャしないでくれる? 美咲が近寄りながら言った。」


えっ、俺かよ? 穂乃果には、注意しないの? と思った。


「美咲ちゃん、いいの、晴人君との仲は、公然のの仲だよ? 先生公認済みです。」


えっ? だいぶ前に公然の仲って言ってたけど、事実だったのかー。そう心で言った。


「はぁ? 修学旅行中なんでーそう言うことは控えてくれると助かるんですけど。」美咲が反論した。


「むー、生徒間の交流は、認められてるんだよ? だから、イチャイチャするのもセーフだよ。」穂乃果、どんだけイチャイチャしたいんだよと心で笑って言った。



「穂乃果ちゃんが、真面目な穂乃果ちゃんが…そんな自由奔放な事言うなんて。晴人やっぱり魔性の男ね。」美咲が驚いて言う。



なんだよ、全部俺のせいかよ。心で抗議した。



「魔性の男かー、それは私もそう思う。だから、ちゃんと監視しておかなきゃだ。」穂乃果も美咲に同意しやがった。


「全くこのモテ男が。そろそろ行かないと私まで怒られるから、行きましょう。目指せ金閣寺。」そう美咲が言い俺も同意した。



駅を降り、徒歩で金閣寺に向かった。



「晴人、穂乃果ちゃんって普段しっかり者で、生徒会長にもなれるぐらいのカリスマ女子なんだよ?」



「それが晴人の前じゃ、ふぬけになってる。」


美咲がそう残念がって言った。俺は穂乃果になんて伝えるか、真剣に悩んだ。



「どっちの穂乃果も魅力的だよ。」


「ふふ、魅力的だって…ありがとうね晴人君。」


「何よ、その返事。晴人は相変わらず、ツボをつくわね。」


「ツボ?」


「乙女心のツボよ。」

と美咲がむっとして言う。


「ふふ、美咲ちゃんの負け。」穂乃果が笑顔で言う。


「何の負け?」俺と美咲が、穂乃果に同時に聞く。


「私に対する愛情。晴人君の勝ち、美咲ちゃんの負け。」


「むむっ、晴人に負けたか。穂乃果ちゃんへの愛情が上ってことね。」そう美咲が言った。


それだけかな意味。逆の意味で取ると、俺への愛情も美咲は負けって意味かもしれない。考え過ぎか?


「でも、晴人への愛情は負けないわね。私がはるか上を言ってるから。」そう美咲が付け加えた。


張り合うなよ。ちょっと。と心で呟いた。


「んー、それはないんじゃないかな。晴人君へのそれは、私のが上だよ。美咲ちゃんとの差は、天と地ほども離れてるよ?」


ひぇーなんだこれは。修羅場?



「どっちが勝ちでもいいよ。それより、金閣寺に行ったら、他のメンバーと合流だ。金閣寺楽しみだな。」俺は、話題を変えた。


「うん、楽しみ。」


「そうね、みんなと楽しみましょう。」


2人とも同意した。張り合ってるから、俺に同意するしかないって表情してる。

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