表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トマトソース案件  作者: SF
2/2

注意!食べ物で遊んではいけません!

深夜1時、真夜中の台所を甘い匂いが漂う。

そこには手のひらにちょこんと乗るくらいのシュー皮が並ぶ。クッキー生地ではなくふんわりとした可憐なシルエットだ。

そしてたっぷりとした絞り袋の中には、馥郁たる香りを放つバニラビーンズを散らしたカスタードクリーム。

このシュー皮とカスタードクリームは、今宵一つになろうとしていた。


「カスタード『俺を、受け入れてくれるか?』


シュー皮『うん・・・』


カスタード『いい子だ。さあこっちへおいで』


シュー皮『でも、そんなの入れたら壊れちゃう』」


カスタードクリームの絞り口は凶器のように光る。


「カスタード『大丈夫、優しくするよ』」


シュー皮が戸惑ううちに空から降ってきた手によって持ち上げられ、尻を向ければこんがりとした底面が現れる。カスタードはつぷりとそこに絞り口を挿入した。


「カスタード『ゆっくり入れるからね?』」


カスタードの入った絞り袋を握る手に力が込められる。シュー皮の中をカスタードクリームが満たしていく。手のひらの熱に温められ、溶け出したクリームが挿入口から一筋伝った。


シュー皮『もうだめぇっ、溢れちゃうよぉ』


カスタード『くっ、もう少しで全部』」




「は?姉ちゃん全部一人で食う気かよ」


「はいいいいいいいいいぃぃぃ!?!?」


ば    れ    た。


スイーツチェーン店で「シュークリーム手作りセット」を買ってきたのも1人でBLアテレコしてたのもばれちゃいましたよ、ええ。


「え、いつから見てた?」

「シュー皮持ってなんかブツブツ言ってたとこから」

「ほぼ全部やん!」


ウワアアァァァァァこれ恥ずかしいやつううぅぅぅ!!!

顔めっちゃ熱いんですけど!!冷や汗ヤバいんですけど!!これ死んだわ。社会的に死んだわ。

あれだね、貪り食べて忘れるしかないね!


「あ、食べる?」


先程丁寧に丁寧にクリームを詰めたシュークリームを弟にあげた。


「いや・・・なんか・・・いいや」


ですよね!!



おしまい。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ