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方城時雨の奇妙でイカれた学園生活  作者: 水面出
序章 -始まるは、日常-
17/46

ep14 体育祭の選手決めと何かがちがう両手に花

まず、すいません。


自らの発言をくつがえしてしまいました。詳細は活動報告を見て下さい。


では第14話です。

光天寺学園に入学してからはや一ヶ月がたった。


相変わらず出雲はバカだし、杏奈は上から目線だし、理事長はガキだし、空巻先生は怖いし、稲波瀬先輩は自己中だし、沙良先輩はなに考えてるか分かんねえし、まあとくに問題が起きた訳でもねえからある意味平和な学園生活かもしれねえな。


ちなみに姉さんからの着信履歴は1000件を越えた。


そんな学園生活の中で一つ目のでかいイベントが近づいてきた。なにかって?


そりゃもちろん・・・



「今日は体育祭の詳細をお話しします」


そう、体育祭だ。体育祭をやる時期はだいたい梅雨前か秋が多い。この光天寺学園もその辺は他の学校と同じらしく梅雨前に体育祭がある。

興味ない・・・というのは嘘で、正直言えばものすごく楽しみだ。

本来俺はインドア派だが学校行事とかになると話が別になる。俺は意外と行事に燃えるタイプなんだ。練習は死ぬほどやって本番では良いものを見せる。それが俺のポリシー。そのためにクラスの奴等のモチベーションをあげるため色々とやったな。やらないやつには軽く体罰・・・じゃなくて説得だ、説得。まあ説得したのは男子だけで女子は言わずもがな俺に賛同してくれたな。何故かは知らんが。

まあそんなこんなだから中学の頃は「学校行事の鬼」と呼ばれていた。実はこの異名結構気に入ってる。


「まず誰がどの競技に参加するかを決めたいと思います」


俺がそんなことを考えてると空巻先生が話を進めていった。


「最初に代表リレーですが、これはやはり足が速い人が良いでしょう」


足が速い・・・ね。さて誰がなるのやら。


「このクラスで一番足が速い人は誰ですか?」


「先生、この間のスポーツテストの結果を見ればいいんじゃないでしょうか」


一人の生徒がそう言った。なるほど。それが一番確実だな。この前スポーツテストがあったからな。まあ俺は普通にやっただけだけどな。


「そうですね。ええと・・・」


空巻先生は無数にある書類の中から目的のものを探し始めた。


「あ、これですね。ええと・・・」


そして見つけ出した。


「一番速いのは方城君ですね」


うん。なんとなく予想はしてたさ。この小説の性質から考えてこういう時は必ず俺が選ばれるんだ。ホント嬉しいんだか悲しいんだか。


「すごいですね。100メートルのタイムが10秒3ですよ」


『おおおおおおお!!!』


空巻先生がそれを言った途端にクラスから歓声があがった。


「さすが容姿端麗、文武両道のパーフェクト男方城!!」


「イケメンで頭良くてさらに運動神経も抜群だなんて!藍夏感激!ますます惚れちゃう!」


「これで代表リレーはいただいたぜ!」


クラスがうるさくなってきましたよ。そんなにすごいこと・・・だとは思うけど、いくらなんでも騒ぎ過ぎじゃね?


「しかももう二人も女子を侍らせてんだぜ!?」


いやいや。侍らせてる気は全くないんだが。


「ていうか天崎さんと標部さん、どっちが本命なの!?」


「はにゃ!?」


「な・・・!?」


本命って一体なんの本命なのか、そして出雲と杏奈が赤くなってる理由を誰か教えてくれ。

ていうかこんなに騒いでると・・・


「皆さん静かにしてください。さもないと口を開けないように口を針と糸で縫い合わせますよ?もちろん麻酔なしで」


ほら、空巻先生のありがたい御忠告だ。


その瞬間にクラスはシンと静かになった。


「つまんないですね・・・普通に静かになるなんて・・・」


待ってくれ空巻先生。つまんないって何がつまんないだ。もし静かにならなかったらあなたは一体何をするつもりだったんだ。もう怖い方面にしか思考が働かねえよ。


「とりあえず、代表リレーのこのクラス男子代表は方城君でいいですね」


『はーい』


満場一致。クラスメイトの仲が良いのは素晴らしいことだ。

だが誰か一人くらい俺の意見を尊重してくれる優しい奴はいないのか。


「先生、一応聞きますが、俺の意見は?」


「知りません」


そうだよな。俺を囃し立てるくせに俺の意見は皆無視だもんな。分かってたよ。


「では女子代表は誰にしますか?」


それもスポーツテストの結果で決めればいいんじゃないでしょうか。


「はい」


手を挙げたのは・・・杏奈!?

あいつ運動できるんだっけ。杏奈が運動してるところ見たことねえけど、まあ自信があるから挙手したんだよな。


「(あ・・・杏奈ちゃん・・・!これを機に時雨との距離を縮める気だ・・・!私だってそこそこできるのに・・・出遅れた・・・。杏奈ちゃんずるい・・・!)」


「(悪いわね出雲。私が一歩リードさせてもらうわ!ふふ・・・運動得意でもあんまり嬉しくなかったけど・・・今は私に運動の才をくれた神様に感謝するわ・・・!!)」


なにやら出雲と杏奈が目で会話してる感じがするな。仲良くなったもんだ。うん、良いことだ。


「それでは女子の代表は標部さんでよろしいですか?」


『はーい(・・・)』


今度も満場一致・・・いや、出雲が返事してねえな。なんか暗いような、歯がゆいような、悔しそうな・・・とにかく複雑な表情だ。

それに対して杏奈は嬉しそうな、万感の思いって感じのような、勝ち誇ってるような・・・出雲と真逆な明るい表情だな。

もしやさっきの目で会話らしきものをした時に何かあったのか・・・?

まあどうでもいいけど。


「それでは他の競技の選手も決めたいと思います」

そこから先の話は流して聞いた。代表リレーの選手は他の競技に出場できないからな。


ちなみに出雲は最後まで手を挙げることはなかった。別に運動は苦手じゃなかったはずだがな。






「時雨!リレー頑張るわよ!」


授業が終わると杏奈がすぐに俺の席に来て嬉しそうに話しかけてきた。


「おお、そうだな」


何故嬉しそうにしてるのか。そんなにリレーの選手やりたかったのだろうか。まあやる気を出してくれてるんならいいけどよ。


それで・・・


「何故お前は俺に抱きついてる出雲?」


いつの間にやら出雲が俺に抱きついてきた。理由は皆目見当つかねえ。


「ちょっ・・・なにやってんのよ!!」


「だって・・・なんか抱きつきたいんだもん・・・」


抱きつきたいから抱きつく。なんて分かりやすい理由だ。


「あ・・・あたしにも抱きつかせなさいよ・・・!」


そういうと杏奈まで抱きついてきた。なんだこの状況。軽く恥ずかしいし、周りからニヤニヤした目で見られてるし、二人のアレが・・・当たってるし・・・。

女子に抱きつかれるってのは結構幸せなことだとは思うんだが、今の俺にはそんな気持ちはない。


「うー・・・」


「んにぃ~・・・」


なぜならこの二人が睨み合ってるから。俺の左右に抱きつきながら睨み合ってる。しかも唸り声まであげて。空気が重い。理由も全くわからない。この状況で幸せな気持ちになんかなるか。


「二人とも離れろ」


『いや!』


「いや」じゃねえよ。俺の都合も考えろよ。



結局休み時間が終わるまで俺は抱きつかれたままだった。


こういうのを「両手に花」って言うのか?



いや・・・絶対違うな。



後書きです。


〈時雨〉「時雨だ。今回のことは俺達からも謝りたい。無責任な駄作者のせいでご迷惑をおかけした」


ホントすいません・・・


それと今回はトークタイムも人物紹介もなしで。


〈時雨〉「次回からは普通にやっていくから、これからもよろしく頼む」



では、次回予告です。





〈次回予告〉


体育祭の練習のあと、俺は悲劇にみまわれた。


ラッキー?違う!アンラッキーだ!




次回 アンラッキースケベと闇病みモード




出雲がついに・・・おかしくなった・・・

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