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気がついたら僕は寝ていた。
「彼は誰時」といわれる時間だ。
ある有名な映画で「誰そ彼時」は周知の事実となった。だが「彼は誰時」はマイナーだ。どちらも見えている人が誰なのかわからない時間帯ということだ。どうして暮れ方は前者で明け方は後者なのか言葉というものは奥が深くて楽しい。
受験勉強で見つけたいるかわからない知識だ。
目がしょぼしょぼする。口がしょっぱい。髪の毛には乾いて塩になったものが付いている。僕だけではない横にいる彼女もだ。
夜中に家をでて帰ってこなかった娘をしんぱいしているだろうと思い、僕は彼女をたたき起こす。いぜんとして起きそうにもない。
もう少しだけ寝かしておいた。
鼓動は打ち付けられている波と同じペースになっていた。
彼女の肌と触れ合っているおかげか自分の鼓動が返ってくる。その音たちによって気持ちよくなり転寝をしてしまった。




