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テトラポッドにうちひしがれて  作者: 池間ふゆ
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僕たちは高校三年生になった。もう夏も終わり受験戦争が始まろうとしている。学校には残って勉強しようとしている受験生たちであふれかえっている。

 学校で勉強をしようとしていた僕だったが仕方なく家に帰った。

 今日も憂鬱な時間を過ごすことになってしまった。この気持ちになってしまっているのは僕だけええはない。絶対そうだ。精魂をここ何日かで絞られまくった。うつむきながら帰路に帰る。僕たち受験生には正路は無いようだ。正路を探そうとしている人もいそうだ。もがきもがき返され、教師に道をただされて、あきらめるものも出れば、負けじと勉学に取り組んでいる人もいる。

 この時期は勉学に取り組むのが当たり前だ。今からなんて遅いぐらいだ。僕はまだ、道を踏み外してはいない。脱線を一回でもしたら沼にはまりそうだ。

 歴代の受験生はこんな苦労をしているのか。中学の時の高校受験とはわけが違う。学校の授業よりも濃い情報を脳に居れまくっている。

 勉強がもし有毒ガスみたいなものだったら恕限量をとっくに超えている。致死量だ。いつしんでもおかしくない。頭がパンクしそうだ。

 ほかのことを考えたら、今まで勉強した情報がすっぽんで取られてしてまう。みんなはすっぽんを頭につけないようにしているのか、つけたまま話さないようにしているのか知りたい。ちなみに僕は後者ですっぽんをもう少し増やした感じだ。

 そんなもう一本すっぽんをふやした僕は家に着いた。

 「ただいま」

 僕はおかえりを待たずに開いたドアを閉め、ローファーを脱ぎ一歩二歩と階段をあがり自室に入る。教材をたくさんいれたスクールバッグをほかる。ゴミ箱に投げたい気持ちをきゅっと抑え、ほかった。

 「もう、ごはんできるからきがえておいで」

 母の声が聞こえた。

 「はーい」

 もう、自分でもなれた低い声で返事をする。

 いよいよ窮屈になってきた制服を脱ぐ。ボタンを一つ一つはずしていく。この三年間どれだけボタンをかけ、はずししたのか。

 もうこの行為をするのも数少なくなってきた。

 「あーーー、またすっぽんがーーーー」

 僕は着替えながらさけぶ。日に日に増えていってしまうこのすっぽん。頭に使うのはご使用方法の欄に書いてはないと思うが?

 ごはんを食べ終わりお風呂にも入った。まだ、夏の暑さが抜け切れていない時期、僕は涼しい恰好をする。


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