第1話 優しい女神
アナウンサー「住宅に侵入して2人を殺傷し金品を奪ったとして男3人が逮捕されました。逮捕された男の証言によると普通のバイトに応募したつもりが騙されたと……」
マサオ「刑罰が軽いから調子に乗る奴がいるんだよ。犯罪者なんてどんどん死刑にしちゃえばいいのに。まあ格闘ゲーマーの俺なら強盗なんて返り討ちにしてやるけどね」
正義感が強い男子高校生のマサオがニュースを見ながら独り言を呟いているとマサオの家に強盗が現れた。
強盗犯「金目の物を出しな。財布と通帳と…そこにあるゲーム機だ!」
マサオ「あの…その…最近値上げして…その…ゲーム機だけは…それに人を殺したらその…死刑になるっていうか…」
強盗犯「しゃべり方がキメーんだよ! 死ね!」
ドスッ! マサオの腹にナイフが刺さる。
マサオ「ぐはっ…そっそんな…死刑が怖くないのか?」
強盗犯「死刑が怖くて強盗ができるかよ! どのみち捕まったら執行猶予なんて付かずに何年も務所ぐらしだから口封じした方がいいに決まってるだろ!」
マサオ「まっ…まさか異世界転生する前に説教されるとは…こんなのタイトル詐欺じゃないか…」
マサオは自慢の空想カラテを披露できなかったどころか犯罪者に論破されて力尽きてしまった。しかし次の瞬間。
女神「……オ。…サオ。起きるのですマサオ」
マサオ「うっ…うーんここは?」
女神「ここは神の間。あなたの最期があまりにも無様だったので異世界転生をさせてあげましょう」
マサオ「ありがたいけど口が悪いな」
マサオは異世界転生に憧れていたので女神に質問した。
マサオ「チート能力は貰えるかな? それと細かい説明をもう少しお願い」
女神「もちろんお好きなチート能力を2つ差し上げましょう。気に入らなければ別のチート能力に交換もします。それと転生先の体はなるべくイケメンの体を乗っ取りましょう」
マサオ「イケメンの体を乗っ取るって…あなたはなんて優しい人だっ!」
そしてマサオは欲しいチート能力を言うことにした。
マサオ「まずステータスオープンは必須だね。もう1つは…うーんどうしようかな?」
女神「今思いつかないなら後の1つは転生後に決めてもよろしいですよ?」
マサオ「じゃあそうするよ。これから行く異世界がどんな所か先に確認するのもいいし」
女神「それでは異世界に送りましょう」
マサオの体が光り女神の前から消えると女神は首を傾げて疑問を呟いた。
女神「なんでステータスオープンなんて弱い能力を選んだのかしら?」




