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第35話 なにも
それからは、特筆すべきことはない。
今までの人生で慌ただしかった周囲が嘘のようになっていた。
ツヴァイは、静まり返った人生を過ごす。
しかし彼はすでに退任していた騎士のもと同僚に助力をこわれる。
ツヴァイは、騎士時代に知り合った人間の伝手で、短期間の助っ人のつもりで教職に就く。
その後、担当生徒となる子供達が入学してくるのだった。
その中の一人ーー優秀な女生徒であるステラの危うさを知りつつも、思うように手をかすことができないツヴァンは、二の足を踏む日々を続けていた。
そんなツヴァンだが、卒業式終了後に国内でクーデターが起こり、状況が一変する。
彼の前にはいくつかの道があった。
しかし、目を背けたくなることばかりだった。
だから、沈黙と停滞を選んだ。




