1
思いついたので書いちゃいました。
おなじみ悪役令嬢の婚約破棄系のお話です。
一話一話が短いので時間があるときにでも読んでください!
プラチナブロンドの腰まで伸びた長い綺麗な髪。
深い海色の輝く瞳。
薄い形の良い唇。
輝くほど白い肌。
高い身長に華奢な体。
絵に描いたような理想を詰め込んだ令嬢。
ジュリア・フェクトル
今年18歳になる公爵"令嬢"。
そんな令嬢は通っている学園の卒業パーティーの会場のど真ん中で、この国の王太子で、"婚約者"のレーガン・バロバネッサに糾弾されていた。
「ジュリア・フェクトル。今宵よりお前との婚約は破棄させてもらう」
レーガンは冷たい瞳をしてジュリアを見下ろしていた。
その、レーガンの横には小さくて可愛い令嬢が居た。
「……レーガン様。何故です?何故、私は婚約破棄されるのでしょうか?このような場所で」
ジュリアは"震える"声を押さえて言葉を発した。
「何故?何を今更。お前は彼女 ケイティ・モリー嬢を虐め、蔑ろにしたのだろう。それに、お前はこの、俺でさえも蔑ろにした。この国の次期王なのに、だ。この罪、決して軽くは無いぞ」
レーガンは隣にいるケイティ嬢の肩を抱いて言い放った。
「…レーガン様を蔑ろにした、と…。不快な思いをさせて申し訳御座いません。しかし、モリー様は男爵令嬢ですよね?公爵令嬢である私が彼女を蔑ろにした、という事で罪には囚われないかと思うのですが」
ジュリアはもっともな事を言ったのだが、それが王太子の気に障ったらしい。
「この国の公爵という立場は親の力だろう。お前の力ではない。親がいなければお前は只の平民だ。だから、罪に問われるのだ。わかったか」
ジュリアはそれは貴方もでしょう。使えない王太子が。と思ったが、何も言わない事にした。
「そうですか…分かりました。婚約破棄、確かに承りました。レーガン様。この婚約破棄は、王家からのお言葉として、で良いのですよね?」
「あぁ。勿論だ」
「そうですか。それは良かったです」
ジュリアはお手本のような笑顔でそう言った。
そして…。
ーーー自身の、その綺麗なプラチナブロンドの髪を
ーーー王太子の顔目掛け、ぶん投げた。
ちょっと怪しい雲行きで一旦終了で。
続きは日付が変わった辺りで更新予定です。




