拡張
モンスターを作るといっても、2種類ある。
それは、強力なモンスターを作るか、数で押すように弱いもんスターを大量に用意するかだが、今回の戦いでゼアークが感じたのは思っている以上に数が必要だということだ。
今回の戦いでは、下級モンスターは人間より少し劣っていることが分かっている。
しかし、爆発できるモンスターなど、使い方によっては人間にとって、とても危険に感じるようなモンスターもいる。
ただ、どのモンスターがどのような場面で活躍できるかはわからない。
今回は、城壁を壊すために、爆発系のモンスターが役立ったが、暗殺などでは気配が消せたり、小さいモンスターのほうが役に立つだろう。
(まぁ、総当たりしかないよな。)
幸い、ゼアークの使える魔法の中に、意識を停止させる魔法がある。
それを使えば、一回作ったモンスターたちは動き出さないまま、この部屋でとどまり続けることができるのだ。
(だけど、ここいらで一回ダンジョンポイントを使っておきたいんだが…
下級モンスターじゃいくら作っても減らせないんだよな。)
しかし、下級モンスターは作らなくてはいけない。
なので、ダンジョンの拡張を行うことにした。
幸いにも、下級モンスターに関しては、モニター(ダンジョンマスター専用)にリスト化されている物から軟体作るかを決めるだけでいいので、早めに作業が終わる。
しかし、ダンジョンの拡張に関しては、リスト化されている者から選べばいいのだが、それでも配置なんかは自分で考えなくてはいけない。
だから、結構考える必要があるのだ。
(それに、あまり下に伸ばすと、人間側からして、挑戦する意欲が…)
まだ、何とか、戦争した国以外にはダンジョンの脅威は伝わっていないらしい。
それに、今回の戦争で欠点を見つけることもできた。
それは、モンスターがあまり外での戦闘に向いていない点だ。
これは、普通に外にいるだけでは大丈夫なのだが、戦闘となると、魔力がだんだん減ってきてしまう。
それは、人間とは違って、空気中から魔力を取り込む力が劣っているからなのだが、それにしても、モンスターにとって魔力というのはわかりやすいせい免染である。
つまり、魔力切れを起こしたモンスターは死んでしまう。
(だからといって、魔力を固形化するのにも時間がかかるから、下級モンスターでごり押すしかないんだよな。)
下級モンスターは正直言って、いくら死んでも、代わりがいる。
かわいそうかと思うが下級モンスターの役目はそういうものなのだ。
(だからこそ、大量に作らなくては…)
そう思いながらも、ゼアークはダンジョンの拡張を行っていくのだった。




