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薄幸少女の終活  作者: 夕暮れ
高校編
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暗躍する友達(sideひばり)

(待ってた人がいるかは分かりませんが)遅くなってごめんなさい。

 事前にシィアちゃんが何時に家を出て、何時に学校に着くかを教えてくれているのでそれよりも少しだけ早い時間に学校に行って、シキちゃんの靴箱に入っているものを処分する。


 上級生や同級生関係なく今日もたくさん入ってるね。ちゃんとした便箋からルーズリーフに書いたものまで、色々なものが入ってるけど、中身なんて見なくても分かるよ。どうせ全部シキちゃんを呼び出すか、告白文でしょ?


 もちろんこんなもの見ればシキちゃんは困るだろうし、怖がるかもしれない。何より私がこんな奴らにシキちゃんを会わせたくない。


 だから今日もこれらを回収して、名前を控えた上で捨てる。


 もちろんシキちゃんに気づかれないようにそっとね。


 ただ2回以上手紙を入れてる人、中身が過激なものを書いている人は名前と顔を一致させておきます。


 なぜなら私の家で雇っている使用人が全学年に1人ずつ、つまり3人いて全員で監視及び警戒をしておいてもらいます。


 そうすれば彼女達もそれ相応の行動をしてくれるでしょう。なんせ彼女達は有能ですから。


 使用人?えぇそうですよ。私の家の使用人です。


 私は普段は隠していますが国内でもそれなりの影響を持つ会社の社長の娘ですから。


 やりたくはありませんが、私が父や母にお願いしてそれが2人を納得させられるような理由だったら、大抵のことは叶えてくれます。まぁその程度の影響力ですよ。


 けれどその力を使わないのは損ですよね。せっかくの力なら使ってこそのものです。


 なので大変失礼なのですがシキちゃんのことを調べました。


 アルビノ、先天性の病気持ち、イジメの内容、性格、身長、体重、彼氏の有無、趣味、口癖、よくする仕草などほとんど全て調べてもらいました。


 もちろん過去の交友関係も、そしてシキちゃんをイジメた実行犯から間接的にイジメた人達の全員の顔と名前と住所も全部調べさせました。


 さすがうちの使用人、完璧な仕事でした。


 この情報を持ってどうするかって?ふふ、それは誰にも言わないひ・み・つ・で・す♪


 言ってもいいとすれば、あなたの想像通りもちろん報復のためですよ♪


 私の大切なシキちゃんをイジメた人達にはちゃんとお礼をね!


 それにお母さんもシキちゃんのことを気に入っていたから情報もすぐ手に入れられました。


 あぁ、凄いことになりそうで楽しみ♪


 やりたいことがありすぎて何をしようか迷って困っちゃう〜。


 何が一番彼らを苦しめるのでしょうか?.........あ!念のために言っておきますが、私はあくまで「彼ら」に対する報復です。


 関係のない家族や恋人には手を出しません。むしろ近くでゆっくり、ジワジワと破滅していく様子を見ていてほしいです!


 彼らがどんな顔をするのか楽しみです!!想像するだけでお腹がいっぱいです!


 ............何ですか?私の性格が悪い?元々ですけど何か?


 大切な人を傷つけられたと知れば誰でも同じことをしたいですよね?


 ただ私には他人が持っていない力を持っているから、できることが格段に違うだですよ。


 .............少しだけ昔話をしましょう。


 昔の私には友達なんていませんでした。今も交友関係は狭いのですが、あの時よりかはマシです。


 あの頃は私も幼かったです。なので大人の黒い部分に気付きませんでした。


 まさか自分の子供を使って私に近ずき、私の両親に取り入ろうとするなんて思わないじゃないですか。


 だから私に近ずいてくる人は私を見ません。いつも私の後ろにいる両親しか見ていませんでした。


 でもそんな時に会ったのが魅音とシィアの2人でした。


 この2人は絶対に私を見てくれます。私の両親が目当てではなくて、きちんと私をまっすぐ見てくれます。


 これが私の求めていたものです。私を私として見てくれる誰か。それが魅音とシィアでした。


 この2人は私を友達として見てくれました。シィアは私を信じてくれたから、シキちゃんを紹介してくれたのでしょう。


 忘れもしない中学校生活最後のお正月に会った綺麗な女の子。この世のものと思えない程の容姿を持った女の子。


 そんな子が私の3人目の親友です。もちろん1人目、2人目は魅音とシィアですよ。


 シキちゃんとは、お正月以来メッセージのやり取りをしていて、回数を重ねるごとに私はシキちゃんが強い子だと分かりました。


 でも強いからこそ弱い。そんなシキちゃんを隣で支えたいと思うようになりました。


 けどシキちゃんは支える必要なんてなかった。むしろシキちゃんは私をうんと甘やかしてくれます。


 優しい目をして、小さく微笑みながら私達を包み込んでくれます。


 まるで私の本当の姉のように接してくれます。しかし友達としても私に無邪気な姿を見せてくれる。


 .............もしかしたら私は誰かに甘えたかったのかもしれない。両親には厳しく育てられたから、そんな感情があったのかもしれない。


 私でさえ自覚していなかったのに、シキちゃんは当然のごとく甘やかしてくれます。


 そしてその度に私は満たされた気持ちになるのです。


 ここまでされたら当然好きになりますよね。いえ、好きではなくて大好きです。愛してます。


 と言っても友達として、という言葉が最初に着きます。あくまでも私はノーマルなので。


 ............魅音はもしかしたら、えぇ、多分あの子ならあり得ます。


 まぁ恋愛は個人の自由ですからね!


 魅音のことは置いておいて、こんな親友のためなら私は躊躇なく両親の力を借ります。


 もちろん魅音とシィアが困った時も同じです。


 だって私にとって初めての友達で、初めての親友な大切な人達だから。


 理由はそれだけで十分でしょ?

















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