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俺
結局のところ、俺の存在価値はなんなのか。歴史に名を刻むこともない。周囲に影響を及ぼす程の存在でもない。いてもいなくても、なにもこの世界に変化は起こらない。俺は俺の存在を肯定しようと努めて、結果否定し続けている。
思えばこの18年間に俺の成した事など片手で勘定できるだけしかない。もっといえばこの日本という国に生まれ、並の人生を歩んでいれば誰もが成し得る物ことばかりだから、それを除けばひとつも成した事など無いのだ。小中と、2度の入学と卒業、それに加え高校入学。これだけが俺の思いつき得る俺の成した事なのだ。




