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自転車の魔法使い  作者: 津山 みかり
第一章 夏、到来!
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17/26

-7.祭りの後-

――前回のあらすじ


スカイツリータウンのすみだ水族館で万華鏡トンネルを通り、ペンギンに癒された楠木悠(くすのきはるか)、小牧千夏(こまきちなつ)、斎藤亜紀(さいとうあき)の三人。

楽しい時間はあっという間に過ぎていく。何かわずかな違和感を残して。

 一泊二日の旅行は肩が凝った。肩がバッキバキだ。

 私は家に帰ってからカーテンで仕切られた四畳半の畳の部屋で寝転ぶ。ホテルのベッドもいいけど、この畳が家だということを思い出す。


 開け放った窓からは蝉の声がうるさい。今日はお母さんに連れられて弟と妹は映画館に行っている。蝉の声だけだ。

 

スマホがブーとうなる。仰向けから体をひっくり返し、通知を見る。亜紀からteleGがきてる。無事、家に着いたみたいだ。ん、昨日、地震あったんだ。通知気付かなったな。まあ、削除と。

 そのままスマホの写真フォルダを見る。この二日でたくさん写真を撮った。あ、これスカイツリーの展望台で撮ったやつだ。結局、水族館のあとに上ったんだけど土砂降りでほとんど白く霞がかってたなあ。

 水族館で撮ったやつ、ちゃんと亜紀はピースしてるな、えらいぞ。


 これは、帰りの新幹線か。亜紀の幕の内弁当、おいしそうだったなあ。悠の深川めしもおいしそうだったし、私は崎陽軒のシウマイ弁当だ。あ、写真ブレてる?なんでだろ。


 いやー、楽しかった。高校生になってバイトをはじめて、旅行に行くって非日常だなあ。二人とも楽しんでたし、来年も三人でどこか遠出できたらいいな。

 

 明日は登校日。忘れ物がないように準備しておきますかね。

「祭りのあと」いかがだったでしょうか。今回は幕間のイメージでかなり短いお話でした。

祭りの熱気が終わった後の雰囲気が妙に私は好きでした。翌日に片づけられるテントや太鼓がのせられたままの櫓。楽しいことの終わりはいつもどこか寂し気です。

※前回6話の前書きと後書きを失念していました。。。


次回更新予定は7月17日(金)20時です!

更新は週一回を予定しています。

【2026/5/18~カクヨムでも同時掲載いたします】


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