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異世界転生に祝福を...。(女神からの祝福を受けて異世界転生したら無双する事になった)  作者: 緋勇蒼夜
第四章 獣人族の国編【不死族の強襲】
64/111

(64)オークロード再び②囚われの姫君

オークロード編の終わりです。

リヒト君がキレまくります。

出てきて、ものの数分で討伐されちゃいます。

それくらい怒ってます。

では、本編をお楽しみください。

アイリスがオークロードの手に落ちて数時間後、リヒトがクロトを連れて戻ってきた。


「リヒト様!申し訳ございません」

「姫様が…アイリス様が居なくなりました!」

「アイリスが⁉︎」

「すまねぇ兄貴、どうやら同族の女に騙されて連れ出されたみたいだ。目撃者の話によると、姫さんはオレ達には知らせずに女に着いて街を出たらしい」

「アイリス…」

「リヒト、多分オークロードだよ。あいつが裏で糸を引いてるんだ。アイリスはオークロードの所にいるのかも」

「これ作って渡しといて良かった」

「リヒト様これは?」

「もしもの時の為にアイリスに同じものを作って渡してる。俺手製の魔道具だ。持ち主の位置を知る事ができる魔道具だ」


皆に同じ物を見せながら説明する。

すぐ様魔道具を起動させ、アイリスの居場所を調べる。


「此処からそう離れてないな」

「すぐ出る?」

「勿論!」


クロトの問い掛けに、勢いよく答える。


「だよね」

「急ぎましょう。姫様の御身が心配です」

「だな。急ごうぜ?兄貴」

「あぁ、行こう!」


すぐ様行動に移すリヒト達。

その頃アイリスは捕らえられ、オークロードの元に連れてこられていた。


「ロード様、アイリス王女様をお連れしましたわ」

「良くやった。褒美をやろう」

「ならば、ロード様からのご慈悲を!この私の身に!」

「くくくっ良かろう。好きなだけ与えてやる」

「あぁ///」


恍惚とした表情を浮かべるクリネラ。

彼女は身も心もオークロードに心酔していた。

アイリスの目の前で悍ましい光景が繰り広げられる。

顔を歪めるアイリスに、欲に濡れた笑みで声をかけるオークロード。


「もう暫く待て、アイリス王女。この女が満足したらいくらでも相手をしてやる」

「私のこの身は、アレンシエル様の使徒であるリヒト様の物です。あなたの様な化け物の物ではありません!」

「ふん!忌々しい使徒め。そんな奴の事忘れさせてやる」


散々クリネラを弄んでいたオークロードがアイリスに迫る。

何とか逃げようと身を捩るアイリス。

着ていた服を剥ぎ取られ、霰もない姿にされたアイリス。

あわやと目を伏せた瞬間、大きな爆発が起こりロードが吹き飛ぶ。

アイリスが目を開けて爆発があった場所を見ると、愛おしいリヒトの姿があった。


「アイリ!」


アイリスを自分だけが呼べる愛称で呼ぶリヒト。


「リヒト様!」


嬉しげに微笑むアイリス。


「良かった。まだ何もされてないな?」

「はい」

「間に合って良かった。お前らちょっと他所向いてろ!絶対こっち見るなよ?」


仲間の男達の視線を外させ、自分の体でアイリスを隠しながら、イベントリから新しい服を出してアイリスに着せる。


「買っといて良かった。プレゼントしようと思って買っておいたんだ」

「嬉しいです。リヒト様」


幸せそうに微笑むアイリス。

オークロードが吹き飛んでいった場所を見ながら、リヒトがぼやく。


「まさかとは思うが、さっきのでやられたってオチはないよな?」

「貴様〜悉く邪魔しおって‼︎」

「五月蝿い。豚野郎‼︎勝手に人の女に手を出そうとしやがって斬られる覚悟はできてんだろうな?」

「ぐぅっ⁉︎」


凄まじい威圧と殺気をロードに向けるリヒト。

手加減無しの全力全開の物だ。

流石のオークロードも苦しそうに膝をつく。

本気で怒っている証拠にリヒトの手にはいつのまにか神刀が握られていた。

それを抜き放ち、迷う事なくオークロード目掛けて振り下ろす。

肉を絶つ鈍い音が響く。

大きな音を立ててロードの腕が一本根元から断ち切られた。


「ガァー俺様の腕が⁉︎」

「ガタガタ煩い‼︎腕一本くらいで騒ぐな!」


煩そうに血糊を飛ばしながら毒づくリヒト。

傷口を押さえながら睨みつけるオークロード。

それを平然と受け流すリヒト。


「お前には腹に据え兼ねてたんだ。此処で終わらせてもらうぞ?」


そう言うと、最大級の技を繰り出す。


「最終奥義!天照‼︎」

「ぐおぉぉぉ⁉︎」


断末魔の叫びを上げ、なす術なく討伐されるオークロード。

それを見届け、ロードの魔石を手に入れたりヒトは、ロードの遺体を斬り刻み最大級の火炎魔法でチリも残さず燃やし尽くした。


「ロード様…」


それを茫然と見るクリネラ。

次の瞬間剣を手にリヒトに斬りかかる。

それが見えていたリヒトは、難なくかわし一刀の元に斬り捨てた。


「あんたも覚悟してたんだろ?どうせこの化け物が死んだらあんたも普通には生きられないだろうし、あんたは俺の大切な者を傷つけた。だから悪いけど、情けはかけないぞ?」

「ロード様、今…お側に参ります…」


ロードの後を追って事切れるクリネラ。

それを冷たく見下ろすリヒト。

その側に寄り添うアイリス。

それを少し離れた所から見つめる仲間達。

かくしてオークロードは、怒らせてはならない相手を怒らせて見事返り討ちにあい、討伐された。

事後処理を終えた一行は、街へと戻って行った。



如何でしたか?

珍しくキレッキレのリヒト君。

彼を怒らせたらやばいですね。

さてさて獣人族編は終わりましたので、次は妖精族に移りたいと思います。

次回も楽しみに。

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