(54)ラウスの冒険者ギルド
今日は、ラオスの冒険者ギルドのお話です。
どこにでも馬鹿はいるものですね〜。
では、本編をお楽しみ下さい。
ラオスの街の冒険者ギルド。
流石に賑わってるな。
空いている受付へ向かう。
目の前に割り込んでくる獣人族が一人現れる。
「おい、割り込みは礼儀違反だろ?順番を守れ!」
アインが注意する。
が、鼻で笑われあしらわれる。
「はんっ!弱っちいエルフや人族はすっこんでな?」
「何?貴様、リヒト様を侮辱するのか?」
「アイン、良い。ほっとけ相手するだけ無駄だ」
「御意、リヒト様がそう仰るのならば…」
俺が相手にするなと言うとアインは感情を抑えて、一歩下がる。
「てめぇ、喧嘩売ってんのか?」
「売ってきたのはお前だろ?勘違いするな」
冷たく言い放ち、男を避けて受付へ向かう。
「いらっしゃいませ。ラオスの冒険者ギルドへようこそ」
「キリリカの冒険者ギルドのギルドマスターからの紹介状だ。それとオレのギルドカード。有益な情報があれば教えて欲しい」
「…!?SSSランクの冒険者カード!?まさか貴方が人族で最年少で最高ランクのSSSランク冒険者、リヒト・カサギリ様ですか!?」
「そうだが?」
俺たちに突っかかってきた男は固まっていた。
「うちの冒険者が失礼いたしました!申し訳ございません」
ギルド職員が一斉に頭を下げる。
「そんな些末な事はどうでも良い。情報をくれ。一刻を争う」
「申し訳ございません。直ぐに!」
慌てて調べ始める職員達。
「おい、お前がリヒト・カサギリか?」
「だったら何だ?」
うざそうに聞く。
「俺はここのギルドマスターだ。情報なら俺から話す。ギルドマスタールームに来てくれないか?」
「…わかった。くだらない話だったら殴るからな?」
「わかったわかった」
ギルドマスターに連れられてギルドマスタールームへ向かう。
「さて何から話そうか?」
「何でも良い。獣人族の国で起こっている異変について、それと不死族の情報を頼む」
「わかった。不死族についてだがここから三つ先の街で不死族が頻繁に目撃されているのと、ここから近い村との連絡が完全に途切れた事だな」
「不死族に襲われ占領された可能性もあるってことか?」
「そういう事だな」
ギルドマスターが俺の言葉に頷く。
「調べる価値はありそうだ」
「ならば使命依頼と言う事で受けてくれないか?危険すぎて他のランクの冒険者に回せなかったんだ」
「わかった。受けよう。依頼書の作成を頼む」
「依頼書の準備はできてる。お前さんがこっちに向かっていると聞いてたんでな」
「そうか、話が早くて助かる」
にっこり微笑んで答える。
依頼を受領して現場に向かう。
ラウスの話第二弾でした。
如何でしたか?
次回は、連絡を断った村に何が起こっているのか調査します。
次回を乞うご期待!




