(52)獣人族の国へ
今回から本格的に新章突入します。
今度は獣人族の国です。
敵は告知したとおり、不死族です。
しばらくすると、獣人族の情報が入ってくる。
獣人族の国で不死族の姿が目撃されるようになり、神隠しに合う者が増えているらしい。
調べて見る必要がある。
王家から招集がかかり、俺達は今王都に来ている。
あまりいい感じがないが、まあ仕方ないだろう。
屋敷を貰ってもゆっくり出来ないな。
困ったもんだ。
たまにはゆっくりのんびりしたい。
つらつらとそんな事を考えながら、控室で謁見の準備が整うのを待つ。
しばらくすると、騎士が呼びに来た。
後について、王の間に入る。
「久しぶりだな?リヒト。忙しそうじゃないか?」
「勇者が選ばれて参戦してくれれば、俺の負担も大幅に減るんですけどね」
嫌味でそんな事を言うと苦笑いで返された。
「そんな事よりも本題に入りませんか?獣人族からすれば、種族の危機でしょ?のんびりしてる余裕はないと思いますよ?しかも相手の親玉は魔神です。魔王よりも格上のやつです。そんなに待ってくれるとは思えませんが?」
「確かにそうだな。話をすすめるとしよう。獣人族が不死族から狙われ襲われているかなりの数が取り込まれたと見るべきだろうな」
「猶予マジでないじゃないですか」
溜息をつく。
「時間が勿体ない。すぐに出ます」
「もう少しゆっくりしてもよいのではないか?」
「猶予はないと言ったはずですよ?」
王様をにらみつける。
王子が王様を諌める。
「父上切迫したこの時に何を寝ぼけたことを仰っているのですか?リヒト殿を困らせないでください!」
「す、すまぬ」
たじたじの王様。
「ありがとう、アルフ王子」
「アルフで良いですよ?僕の方が年下ですし」
「王子様相手にそれは難しいだろう?アウリーは、ゴリ押しされてだし」
「では、僕にもその機会ください」
「リヒト殿に名前で読んでもらいたいです!」
「わ、わかったよ。アルフ。これで良いか?俺の事もリヒトで良い」
「ですが」
「立場を言うなら年齢も関係ないだろ?友達になるならさ」
「はい!リヒト!」
「うん」
にっこり微笑み合う俺とアルフ。
王は放置だ。
アルフが色々に便宜を測ってくれて、直ぐに旅の準備が整う。
そして、俺達は再び旅立った。
如何でしたか?
獣人族の国へ旅立ちました。
次回は獣人族の街に着きます。
今回はいくつか街を経由させるつもりです。
次回を乞うご期待!




