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異世界転生に祝福を...。(女神からの祝福を受けて異世界転生したら無双する事になった)  作者: 緋勇蒼夜
第七章蠢く世界の破壊者と裏切り者~魔大陸編~
111/111

(111)ルガン湖平原の戦い②~暫しの休戦~


この間の続きです。

遅くなりましたが、楽しんでください。

では本編をお読みくださいませ。

アルテミシアを倒した事で、撤退していった聖騎士と魔王軍の混成部隊。

次の衝突に向けて怪我人の治療や物資の補充を行う為、休憩を取る。

野営の為のテントなどを立てて用意をする。

俺は聖域のテントを出しそこにアウリー達を招く。


「アウリー…これは聖域のテント、女神からもらったテントだ。これ自体が神聖属性の結界で守られてるから、見張りを外に立てなくても大丈夫な代物なんだよ」

「ほう、それは凄いな」

「この中で話をしよう。他の所よりは安全だし」

「そうだな。それがよかろう。他の種族のトップも呼んでここで話し合おうか?」

「そうだな」

「では、アリオスよ、皆をここに呼んできてくれるか?」

「かしこまりました。陛下」


アリオスが各種族のトップ達を呼びに行く。

暫くして各種族の王族達が現れる。


「久方ぶりだ。リヒト殿」

「お久しぶりです。リヒト様」

「ほう、これが女神様より賜りしテントか?」

「興味深いな」

「それよりも使徒様お初にお目にかかる。うちのバカ息子が、お世話になっていて申し訳ない。それと以前は我が国が救ってくださった事、遅れたが礼を申し上げる。我はレオンの父・レオニス・ガルパード。獣人族の現王である。ようやく会えたな」

「ああ…獣王様は初めてだったな。リヒト・カサギリだ。よろしく」


獣王と握手を交わす。


「さて、会議始めようか?」

「それならば、まず説明して欲しい。さっきのあれはなんだ?最高司祭はどうなったのだ?」

「リヒト…」


心配そうに俺をみるアルフ。

まあ…大々的に権能使ってしまったからな〜仕方ないか…。

ひとつため息を吐き、ここだけの話として胸に留めるよう言ってから、自分の魂のルーツと背負っている物を語る。


「……そんな事が?」

「最高司祭がそんな事していたとは…」

「リヒト殿…ご迷惑をかけた」


頭を下げて謝る獣王。

複雑で申し訳なさげな表情を顔に浮かべる各種族の王達。


「人族の王子とエルフ王は知っていたようだな?」

「はい…僕は彼の身分を超えた友人なので彼が教えてくれました。友達には嘘つきたくないからと…」

「儂はリトの義理の父親になる身だからな。そういう意味でも信頼されておるから話してくれたまで…大体このような話ああそれとは言えぬだろう?リトを利用しようと企むものが、出ないとは言えないしな。わが義理の息子であるリトを守る為、お主らには言わなかったのだ」

「そ、それは確かに…」

「それにです。もしリヒト様を利用などしようとすれば異界の神であるあのお方の逆鱗に触れてしまうでしょう」

「あの方?」


アリオスがそう言うと空間に歪みが生じ、俺の隣にスサの父上が姿を表す。

驚く王達。

俺は手をあげ鎮める。


「父上、お早いお戻りですね?お帰りなさい」

「ただいま、リヒト…大丈夫であるか?あの女と接触したのだろう?」

「すみません。父上。あの女がアイリを消すなどとほざくので、キレてしまい、魂の封印を弾き飛ばしてしまって…」

「そうか…それは弟橘姫が渡した神具か?」

「はい…お会いしました。父上。母上が手ずから作ってくださった神具を、首にかけてくださったんです」

「良かったな」


俺の頬を撫で声をかけてくれるスサの父上。

愛おしい子を見る父親の目で俺を見てくれる父親の様子にアウリーが声をかける。


「もしかして異界地球の神…スサノオ様ですか?」

「その通りである…其方がエルフ王のアウリーだな?リヒトから聞いておる」

「はい…お初にお目にかかりますアウレリウス・ルクセリオンにございます。アイリスの父でございます」

「うむ…リヒトから聞いておる。戻ってきたら其方のいるエルフの国に案内すると言われておったのだが…今はそれどころではないようだ」

「はい最高司祭の手下の聖騎士の部隊と、魔王軍の混成部隊が攻めてきたので、各種族の精鋭と王族が集まり、世界を守る為の戦いをしております」

「ふむ…あの女目…リヒトを自分のものに出来ると勝手に思っていたのであろうな…本当に胸糞悪い女だ。我が息子を手に出来るなどと思い上がりおって…我が直接一太刀当てたかったくらいだ」

怒りを見せて言う父上。

僅かな神気が漏れる。


「父上落ち着いてください。神気が漏れてます」

「むっ⁉︎すまん…ついな」


慌てて抑える父上。


「何を話していたのだ?リヒト」

「あー派手に権能を使ってしまったので説明を…」

「そうだったか…其方らに警告しておく…リヒトを…利用しようなどと考えるな。そのような真似をすれば、この我…スサノオを敵に回すと心得よ?我は大海と黄泉を司る神…我が権能で其方らを魂ごと地獄に送ることもできる」


そう言って少しだけ神気を放ちながら、各種族の王達睨みつける父上。


「ご安心をそのような真似をする種族あらば、我が獣人国が許してはおきません」

「勿論、我が人族も同様です。僕個人としてもリヒトを全力で守るつもりです。彼は僕の大切な友ですから…」

「アルフか久しいな?」

「ご無沙汰しておりました。スサノオ様、またお会いできて光栄です」

「父上、こちらはレオンの父親である獣人国の王、レオニス獣王です」

「ほうレオンの父親だったか」

「お初にお目にかかります。異界の神よ。レオニス・ガルパードと申します」

「うむ…其方らは心配なさそうだ。それとそこにいる少年もな」

「はい、僕は若輩者ですが、小人族の現王でリヒト様のパーティメンバーであるリリアの弟です。よろしくお願いします。スサノオ様」

「其方がリリアの弟か?リヒトがしっかりした立派な弟だと話していたぞ?会えて嬉しいぞ?」

「僕もお会いできて嬉しいです。僕は初めてお会いした時からリヒト様を兄のように慕っておりますから利用しようなどとは考えません。小人族の中でそのような事をしようとするものがあれば、僕が厳罰に処します」


真っ直ぐ父上を見て言うリリアの弟王。

それらを見ていて残りの種族の王達が自分達もそんな事はしないと父上に違う。

それを満足そうに見る父上。


「ならば安心だな。まあリヒトを怒らせるのは自殺行為であるから、権能を使ったリヒトの姿を見た後ならばそんな愚かな行動はすまいな。この子の持つ権能は我と天照の権能を両方色濃く受け継いでおるからな。怒らせると厄介だぞ?最高司祭と同じ末路を辿るだろうな」

「……」


怒りで権能を解放した俺の姿を思い出して顔面蒼白となる各種族の王達。


「そんな頻繁にキレたりしないですよ?父上」


苦笑しながら言う。


「とにかくアレに紐付けられていた物は断ち切れたのだな?リヒト」

「勿論です。父上から賜ったこの神刀・十握剣で断ち切りました」

「うむ!よくやった!流石我が息子よ!」


嬉しそうに俺の頭を撫でる父上。


「スサノオ様、私はエルフの国で騎士長を努めます。アリオスと申します。お初にお目にかかり光栄です。」

「む?其方がアリオスか…リヒトから聞いているエルフの騎士の中で、一番最初にリヒトを信じて協力してくれたエルフの騎士長だと…」

「ありがたいお言葉です。騎士として当たり前のことをしただけでございます」

「…リヒト…良い仲間に囲まれたようだな?」

「はい…父上報告を…」


俺は父上にあの女の最期を説明した。


「そうか…大国主が見張っているのなら問題なかろう」

「はい、兄上におまかせするつもりです」

「うむ…須勢理毘にあったのだな?」

「はい…お会いしました。父上、姉上から父上への伝言を預かっています」

「何⁉︎…何と言っていた?」


少しだけビクッとしながら聴く父上。


「えっと…俺に会いに来るのは、父上ばかりでずるい!だそうです。かなり御機嫌斜めな感じでした。父上、こちらに来る時はロウテーションにしたらどうでしょう。父上、それなら不満が出ないと思いますが?」

「ムーしかないか…」


肩を落とす父上を励ます。


「父上…俺はいつだって父上の息子ですから、会いたくなったら皆に相談して会いに来てください」


俺がそう言うと父上が嬉しそうに微笑んだ。

それを微笑ましげに見る王達。


「本当に親子なのだな?リヒト殿とスサノオ様では…」

「はい」


にっこり笑って答える。


「兄貴…そろそろ会議に戻った方が良くないか?」

「ああ…そうだな」


再び会議を始める。

スサの父上を交えて。

日暮れまで話し合い解散する。

もう暗くなる。

今日はもう動きはないだろう。

だが念の為、ミカエラに頼み、神聖な結界を陣の周りに張ってもらう。

その日はそれぞれのテントに戻り休んだ。


続く。


如何でしたか?

すみません。思った以上に話が長引いたので、二部構成を三部構成に変更します。

もう少しお付き合いください。

次回も楽しみに…。


緋勇蒼夜

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