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コード・ゼロ  作者: 黒雪
16/22

第七区の外法達

あああいつの間にか一か月・・・ほんとすいませんでした・・・

 次の日の昼。七宝家、飛鳥の家に風音、雪那、ミカヅキ、桜花の五人が集まっていた。

 五人全員、服のデザインは違うが、各々共通して、不死鳥の描かれた紋章が付いていた。

 「・・・ふむ。つまりそこに連中が集まる可能性がある、と?」

 「私が見た限りでは、ね。でもそこが拠点になってはいなさそうだったよ。・・・でも、何か、嫌な気はしたかな」

 「しかし、手掛かりが少ないですね・・・今夜少しでも情報が手に入ればいいのですが・・・」

 穏やかな談話をしている、という様子では無かった。

 五人共剣呑な雰囲気で、机に向かっている。

 「しかしあの不完全体の・・・魔人、とでも呼びましょうか。それが出現してから数日経ちますが、それ以降裏で何やら行っているというだけで、表で音沙汰が無いのは、少し不気味ですよね」

 「そうだね。あれが故意か否かは兎も角として、まだこの近くにいて、かつ何もしてこないのは、ねぇ」

 桜花はミカヅキの言葉を肯定し、その流れで飛鳥に視線を送る。

 「・・・確かに、嫌な予感がしますわね」

 飛鳥は机で手を組み、暫く考えた後、眼を開いて、四人を見た。

 「早過ぎる事は無さそうですわね。・・・総員、今すぐにでも出られるよう準備なさい」

 飛鳥が静かに言い放つと、その言葉を予期していたように四人は頷いた。

 「・・・お嬢様、ご報告致します」

 その時、一人の男性が部屋に入ってきた。

 「朱雀・・・?何かあったの?」

 朱雀と呼ばれたその男は、雪那達も知っているようで、あまり驚きは見られなかった。

 朱雀は一礼をして、淡々とした口調で告げる。

 「現在、七区近郊にて先日出現したものと同様の生命体が複数箇所で発見されております」

 「な・・・!?」

 その報告に五人は眼を見開いた。

 「・・・向こうの方が早かった、か」

 「既に数体の悪魔も七区内へ侵入しています。そちらは一応少数の防衛軍が応戦していますが」

 「総員、戦闘用意!私達は本体を叩きますわ。

 ・・・七のコードの下に、そして不死鳥の名にけて、その務めを成すとしましょう!」

 「「「「了解!」」」」

 飛鳥の激励に、四人は強く応えた。


 レトロストリート。ここにも少数悪魔が侵入していた。軍事的に強化、調整が施された種なのか、野生の禍憑級に匹敵する強さを持ち合わせていた。

 「はー・・・流石剱だな。エスパーか何かかよ」

 その悪魔を、会話の片手間で全滅させて、紫苑はレトロストリートを出る。

 「言葉通り片手で悪魔を屠ってる紫苑も流石だよ」

 転がっている悪魔を退けながら、剱も後ろを続く。

 三人は、いつもと違う黒で統一された制服の様な服装をしていた。

 そしてその服に描かれているのは、「神喰狼フェンリル」の紋章。

 「むー・・・ちょっと早いなぁ。白昼戦はあまり好きじゃないんだけど」

 欠伸をしながら、メアとナイトものんびりと二人の横に並んだ。

 「しかし狂魔モドキだけかと思えば、強化体の悪魔のオマケ付きとはね・・・無駄に事を荒げようとしている様にしか見えないね」

 「だな。俺でも何がしたいかは分かってきたが・・・ま、俺らのやる事は変わんねぇや」

 「そういえば、コードセブンもそろそろ動き始めてそうだね」

 「・・・七、か」

 「紫苑、分かってるとは思うけど・・・」

 剱が紫苑の横で警告しようとすると、それを紫苑は遮る。

 「わーってるよ。そもそも役回りが違うっての」

 剱は何も言わず頷く。

 「じゃ、いつものでいこー」

 メアが後ろから紫苑の背中を押して、顔を覗かせた。

 「え、あれいつものなのか?そこそこ恥ずいんだが」

 「気にしなくていいよ。鼓舞みたいなものだしね。一つ頼むよ「リーダー」?」

 紫苑は「いつもの」というものにやや消極的な態度だが、二人は乗り気だ。

 若干渋りながら、紫苑は振り返って二人と一羽に向かう。

 「・・・へいへい。えーっとじゃあ・・・

 コード無き零の名と、己が意志の赴くままに・・・これより行動を開始する。

 外法を狩るは外法のみ。・・・示すとしよう、俺達の「在り方」を」


 七区に、というより魔人街の存在する七つの人工島に外と街の境目があるかと言われれれば、実はそこまでくっきりと境界線は引かれていない。

 人が住んでいる範囲が街で、それ以外が外。この街の住人はそれほどにしか認識していないのだろう。

 だが今の状況は一般の認識からすると。

 「これ以上街にあのバケモノを入れるな!ここで抑えろ!」

 魔人、とコードセブンが仮の名で呼ぶそれは、魔人街に入りかけた所で防衛軍と交戦状態にあった。魔人は僅かに数体だが、その力は狂魔と張るほどに強力なようで、軍は魔人を抑えるだけで精一杯の様子だ。

 小隊の隊長らしき男性の険しい声が挙がる。

 「隊長!別の場所でも同一の生物が確認されています!」

「何だと・・・くそっ、あの数体を抑えるだけで手一杯だというのに・・・」

隊員の報告に隊長の男は舌打ちをした。

「それで、確認出来ているのは何体だ!?」

 「現在確認されているのは・・・少なくとも十体以上です」

 「多いな・・・市街戦に装甲車を持ち出す訳にもいかん・・・それは街に侵入しているのか?」

 「いえ、それが・・・」

 隊員は報告文を改めて見直した後、その内容を告げる。

 「街に侵入しかかった未確認生物は・・・もれなく殲滅されています。それも、ほとんどが一撃・・・と」

 「!?そんな馬鹿な!」

 「え、ええ・・・それと、一色特務大尉率いる分隊が街に入った悪魔、未確認生物を順調に排除しています。・・・隊長?」

 報告に隊長の男は目を見開いたが、はっと何かを思い出したように呟いた。

 「・・・まさか・・・?」

 

 街の外に近いエリアでは魔人がうろついている。三、四体のまとまりで徘徊している。ただ、むやみやたらに破壊行動を行っている様子は無さそうだった。

 その魔人に向かって氷の刃が飛ぶ。

 魔人は俊敏な動きで氷の刃を弾く。魔人の注意が氷の刃に向いた瞬間、魔人の足元に冷気が集中し氷柱を作ると、魔人の反応より速く、氷柱は魔人を貫いた。

 「・・・二体無力化、と」

 「やるねぇ。氷の扱いはお手の物って感じ?」

 建物の屋根から魔人が沈黙するのを雪那とミカヅキ、桜花の三人は確認すると、すぐさま建物の影に身を隠す。

 「世辞は要りませんよ、桜花。・・・それにしても、ますます奇妙ですね・・・」

 「魔人の動きの事?確かに、自我を忘れた狂魔とは似て非なるものよね」

「行動の意図は読めないけど、少なくとも何かに従って動いてるように見えるね」

「・・・それは、あれを操っている者がいる、ということですか」

「可能性は高いよ。まあ、周辺に居ないことを考えると、命令は一定のパターンを持ってそうだけど」

三人が周辺を確認した限りでは魔人以外に人気は無い。同時に軍部の目も欺いているので今のところでは三人が接触した者はある意味一度もない。

「・・・でも、私達の目的はそれでは無いわ。隊長と風音先輩が先行してくれているけど、見つけられてないし・・・」

「ま、黒幕さんはもうどっか行ってるかもねぇ」

「それでももしいるなら、出来るだけ摘んでおかなければ。

・・・私達も別れましょう。魔人の近くや、外を。ここは人工島です。少なくともまだ本当の意味では外へは出ていないはずです。騒動の直前後であれば、ですが・・・」

「りょーかい。私は郊外をあたろうかな」

「なら私は街の中を。雪那、外は任せたわ」

 ミカヅキが雪那に言うと、雪那は少し手に力を入れて、手に持っているケースを握りしめた。

 「・・・はい。任せてください」

 あれやこれやとやっていたら小説が全く書けなくて・・・うう、まさかこんなに遅くなるとは。

 もうこれは年末年明け、小説に浸るしか・・・!

 多分明日からは暇なのでどんどん書いていきたいと思います。

 本当に放置していてすいませんでした・・・そして、こんな小説を最後まで見て頂きありがとうございました!

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