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コード・ゼロ  作者: 黒雪
14/22

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 最近また忙しくなってきました・・・もっと小説を書く余裕が欲しいです。

 次の日。剱の言った通り、とりあえず今日一日は自宅待機という連絡が、朝早くに入ってきた。

 結局昨日の夜もまともに眠れなかった。

 その所為でほんの数時間しか眠れていない状態ながらも、紫苑は早々に目を覚ました。

 幸いにもメアは横で寝ていたため起き上がるときの支障にはならなかった。

 起き上がってすぐ、紫苑は端末を開く。学校の通知ではなく、昨晩陽花から送られてきたメールの方を確認した。

 「「今日の事で話したい事があるから明日否の所に来てほしい」・・・か。

 ・・・やれやれ、一応自宅待機まで出されてる状況で教師が生徒を呼び出すような真似していいのかねぇ」

 そう言いつつも、紫苑は陽花の事情はよく知っているし、わざわざ行儀良く家で一日過ごす気もなかった。

 暇な時に否のカフェに行くのもいつもの事だ。

 「・・・んぅ・・・あ、紫苑おはよー」

 紫苑が端末をしまいベッドから離れると、メアが目を覚ました。

 「ああ・・・うん」

 「今日はどうするの?結局休みっぽいけど」

 メアも自分の端末を見ながら紫苑に問いかけた。

 「ああ・・・それに関しちゃ、ちょっと用事が出来たぞ」

 紫苑はそう言いながら朝ごはんの支度に入る。

 紫苑のその言葉は寝起きのメアでも聞き逃さなかった。

 「え、何々?」

 「一色センセが話がしたいだとさ」

 支度しながら簡単に答える。

 「・・・ん?昨日の事?」

 「そうらしいぜ」

 「じゃ、準備しないとねぇ」

 メアは枕を持ちつつも、ようやくベッドから下りると伸びを一つした。

 「ナイトー」

 そして、ナイトの名を呼んだ。

 すると枕だったものがその形を崩し、メアの横で黒い粒子が形を作る。

 『・・・はぁ』

 そして現れた人型のナイトは、疲弊したように溜め息を吐く仕草をした。

 『今度は枕代わりにされるとはな・・・』

 「ふふっ、よく眠れたよー?」

 「ちょっと今でもお前らの関係がよくわかんなくなる時あるんだが」

 メアとナイトのやり取りを見ながら紫苑は若干呆れている。 

 枕がナイトだったことに対してはノーコメントらしい。

 「・・・と、ほれとりあえず飯」

 「ん」

 「ナイト喰う?」

 『いらん。俺に食料は必要ない』

 紫苑がパンを差し出したのを、ナイトは一蹴する。

 それを見て紫苑はつまらなそうにパンを引っ込めた。

 「んじゃ、飯済ましたら出かけるぞ」

 「了解」


 数十分後。

 紫苑とメアは外出する用の服に着替え、部屋を出た。ナイトは人型のままだ。相変わらず真っ黒な髪、黒いスーツの様な服に帽子という服装に、そして金色の瞳を光らせている。

 「んじゃ行きますか」

 扉にロックをかけ、三人は街に出る。

 「そういやナイトがその姿のまま街を歩くのって珍しいな」

 『・・・情報量が少ない方が魔力を使わなくて済むからな』

 「ほお」

 『それに暗い夜ならまだしも、明るいところでは鴉で付いていった方が違和感があるだろう』

 「なるほどな」

 「二人共、もう着くよー!」

 紫苑とナイトが話しながら歩いていると、二人を置いてメアは独りで駆けていってしまった。

 「元気なこった・・・」

 その後を二人はのんびりと付いていった。

 

 「あら。二人共・・・と、珍しいですねナイトさんまで」

 カフェに入るとすぐに否が出迎えた。

 「陽花さんから話は聞いています。これからの時間帯は一般のお客様もいらっしゃいますし、このあたりにどうぞ」

 そう言って否は三人をカウンターの端に誘導した。

 するとそこには。

 「やぁ。意外と早かったね紫苑」

 「おう。俺としてはお前が早いのが意外だけどな」

 先に剱がカウンターに座ってお茶を飲んでいた。

 「「仕事」が早く終わってね。あれからもそこそこ調べたよ」

 「おつ」

 紫苑は剱の横に座る。

 その横にメア、ナイトの順番で座った。

 暫く待っているとカフェの扉が開かれた。

 「ん・・・待たせたわね。みんな集まってる?」

 「大丈夫です。一色センセ」

 陽花は剱の横に開いていた椅子に座り、紅茶を否に頼んだ。

 「・・・早速本題に入るけど」

 陽花は紅茶を一口含むと、話を切り出した。

 「昨日の狂魔みたいな未知生命体・・・貴方達はあれが何か掴んでる?」

 陽花が声を潜めて、三人に訊く。

 それに答えたのは剱だ。

 「大体は把握しました。と言ってもあれは不良品でしたが」

 「不良品?」

 剱は、それについての説明をする。

 それを聞いて陽花は気分を害したか、青い顔をした。

 「・・・まさか。そんな事が七区で・・・」

 「あり得ない話でも、新しい話でもないでしょう。これまでも何度かあったようですし」

 それに比べて剱は冷淡に言い放った。

 「・・・っそうね。続けて」

 重い溜め息を吐きつつも陽花は仕草で伝えた。

 「確実な場所は分かりませんが、七区内でないことは確認済みです」

 その言葉に紫苑とメアは違和感を覚えたが、何も言わなかった。

 「ただ、七区の人間の何人かがその組織と関わっている、と・・・思ったより面倒ね」

 「おそらく、連中が七区で実験を行おうとしているのは確実でしょう。今回の場合、どうやらテロ行為の意とも含まれている様ですし、そうですね・・・一か月後に七区で何かお祭り事ありましたよね。その時に行われる可能性が高いかと」

 「そう・・・分かったわ。流石に今回ので軍も動くでしょう・・・というか、動いてもらわないと」

 陽花は一人俯いて、忌々しそうに言った。

 大変そうだな、と紫苑は陽花に聞こえない程度の声量で呟く。メアと剱はそれに同調するように頷いた。

 「あ、そうだ、コードセブンについてはどう?何かあれからあった?」

 そう聞かれて、三人は一瞬視線を合わせる。

 「・・・いえ今の所、特には」

 「そう。どうやら雪那って子以外にもうちの学校にコードセブンがいるみたいだけど・・・度が過ぎないのなら、私はあんた達に加担するからね」

 「俺らも、一色センセに出来る限り協力するつもりっすよ」

 紫苑がそう言うと陽花は微かに大人っぽい笑みを浮かべた。

 「ありがと。頼りにしてるわ」

 その後、剱は紫苑の方を向く。その行動が何を言わんとしているかを、紫苑はそれだけで了解した。

 「一色センセ。他に何かありますか?」

 「ん・・・いえ、大丈夫。十分参考になったわ。これから用事あるから、またよろしくね」

 陽花は時間を確認して、席を立った。

 「否も、また頼むわ」

 「はい。何時でもどうぞ」

 五人は陽花が出ていくのを見送った後、カウンターの方へ向き直った。

 「俺らが去ろうとしたのにな」

 「ま、どうせだしここで暫く居ようじゃないか」

 「だね」

 「だな」

 三人は同時に紅茶をすすって、息を吐いた。

 「やーしかし剱がいるとこういうのがほんと楽だな」

 「ん。私もこういうのまどろっこしくてヤだし」

 「ま、説明役位買ってあげるよ」

 剱はやれやれと苦笑した。紫苑も軽く礼を言った。

 「・・・で、それはそうとしてー実際の所どうなんだ?」

 紫苑が訊いた。

 剱は何が?とわざとらしく訊き返した。

 「陽花に所々説明省いてたし。何か企んでる?」

 「あー、流石に二人は分かるか。いや、いくら一色センセにでも、教え過ぎは逆にセンセの為にもならないと思ってね。立場的に」

 「なるほど本音だな。・・・で、もう一つは?」

 紫苑の間髪入れない問いに、剱は降参、のポーズをとった。

 「単に俺達の「狩場」を軍の奴らに溜まられたくない」

 「言ってること完全に悪人なんだけど・・・」

 そこまで聞くと紫苑は

 「そういう事か」

 と納得顔をした。

 「剱お前、連中が行動起こすのが一か月後、なんて、ハナから思ってねぇな?」

 紫苑がそういうと、剱は素の笑みを浮かべた。

 「流石紫苑。それでこそ俺の悪友だよ」

 「せめて親友と呼べ」

 「なんか二人が別世界に・・・でもま、面白いしいいかな」

 メアはそう言いながら、ナイトを見つめた。

 『何故俺を見る?』

 「別に?」

 『・・・』

 剱は大体話が終わったのを確認すると、さて、といって話を切った。

 「・・・それじゃあ、準備に取り掛かるとしようか」

 土曜日に上げようとしたら保存できてなくて書き直しする羽目になりました。

 休みだというのにおちおち小説も書いていられない・・・クリブラも先週出す予定だったんですが。

 とりあえずなんとか今週にはクリブラと零落者を、と思ってます。出せるよう頑張ります・・・。

 というわけで今回も最後までありがとうございました。

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