四ノ宮涼真の大晦日
年末ぐらい書かなきゃという事で書きました。急ぎで書いたので内容もちょっと雑ですし、会話も多くてさらに短いですが、来年こそもっと書きますので許してください((。´・ω・)。´_ _))ペコリン
「先輩、今日は大晦日ですよ?」
「ん? あぁそうだな」
こたつに入って温まりながら、みかんを消費していた時、突然大晦日についての話を振られた。
12月31日、この日も俺の両親は仕事で海外に居る。菅原の父親は今日も仕事、母親の方は夜の街に消えていった。
菅原は、当然のように朝から俺の家に侵入してきた。朝起きたらすぐそばに菅原の顔があって、かなりビビった。あれだけ全力で叫んだのもいつぶりだろうか。
その際に、菅原が何かを呟いていたが、聞き返したら真っ赤な顔して『何でもないです! 気にしないでくださいお願いですから!』と言われて、1階に引っ込んで、しばらく顔も会わせてくれなかった。
さて、話を戻そう。
「で? それがどうしたんだ?」
「大晦日ですよ!? 何かしないんですか?」
「何かって?」
「そ、それは……神社に行ったり?」
「初詣か? それなら正月に一緒に行こうぜ。どうせ母さんも父さんも帰って来ないだろうからな」
「さ、サラッとお正月の約束をするだなんて……そういうところが……」
ごにょごにょと何かを言っていたが、聞こえなかった。こういう時に聞き返すと、菅原の機嫌が急降下するため、スルーする事にする。
「あ、そうです! 年越しそば食べましょう!」
「あぁそれならあるぞ、食うか?」
あれは今年の最後ぐらいそれっぽい事をしようと思って、事前に買っておいた物だ。
「あるんですか!? 珍しいですね、先輩がそういうの買ってるなんて……」
「たまたまな、そしてこんな事になるんじゃないかと思ってお前の分も買ってあるぞ」
「用意周到ですね先輩!」
茹でるだけだから、すぐできるしな。ほほ一人暮らしの身だからな。それぐらいできないとどうしようもない。
「じゃあ用意してくるからちょっと待ってろ」
「手伝いましょうか?」
「それぐらいは1人でできるよ」
「じゃあのんびりみかん食べながら待ってますね〜」
「ほら、できたぞ」
「わ〜い! 待ってました〜」
のんびりしながらどんどん夜は更ていく。
「今年も色々ありましたねぇ〜」
「まぁそうだな」
「本当に大変だったんですよ? 先輩が高校に行ってから、先輩狙いの子が急に私と仲良くしだしたり、全く覚えのない約束をしてる事になってたり」
「……そりゃあ迷惑をかけたな」
「先輩が悪い訳じゃないですからね〜それはしょうがないです」
「……この間のクリスマスの時も言ったが、お前は気にすんなよ? お前が悪くないのは、俺だけは分かってるから」
「…………だからそういうところが……あぁもう!」
急に勢いよくそばを食べ始めた。しかし勢いが強すぎたのか、むせていた。
それに苦笑いしながら菅原の背中をさすってやり、そんな穏やかな時間を過ごしているうちに、いつの間にか年を越していて、2人で大騒ぎした。
そんな俺の最後の大晦日の思い出。




