スイード伯爵家、家族の名前を覚えましょう
わ〜い!
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読んでくれている皆様のおかげです!
ありがとうございます!
おじいちゃんが嬉しそうに多分、伯父さんの奥さんと並んだ子供達に話しかける。
「この度、王都で私の娘のソフィアとその娘のチヤを見つけた。これも日頃から仕えてくれる皆の働きがあっての事だ。礼を言う」
そこで、後ろに控えていた使用人達がおじいちゃんに向けて揃って頭を下げた礼をした。
教育が凄いなおい。
「知っている者達もいるだろうが、帰って来た娘のソフィアだ。ソフィア、皆に一言頼む」
おじいちゃんの無茶振りに、お母さんは慣れたように一歩前に出て話し出した。
「初めての方も、再びあいまみえる事が出来た者もいるでしょう。皆、心配をかけました。再び実家に戻る事が出来て嬉しく思います。
これからもよろしくお願いしますね」
最後に礼をした後に、おじいちゃんの隣に戻った。
そして、おじいちゃんは私の紹介をした。
「こちらがソフィアの娘のチヤだ。父親は死んでいないが、仲良くしてやってくれ。
チヤちゃん、挨拶できるかい?」
何故か最後だけ、でれっとしたおじいちゃんの顔で問いかけられて私も家族になる人達に挨拶をした。
「高い場所から失礼いたします。ソフィアの娘のチヤと申します。これからは家族として気安く接していただけると嬉しいです。よろしくお願いします」
正面にいた親戚達はチヤの見た目4歳児に見える子が、しっかりとした挨拶をしたのを驚いたようだった。
おじいちゃんは「よくできましたね〜」とほっぺとほっぺを合わせてきたが、少し伸びた髭が痛い。
そして、おじいちゃんが女性と孫達に自己紹介をしなさいと言っている。
そして、伯父さんの奥さん(と思われる)女性が一歩前に出て、礼を取った。
「はじめまして。ジョシュア(伯父さん)の妻のエリザベートと申します。
ソフィア様とは結婚時にお会いしておりますが、覚えておいででしょうか?」
感情をあまり見せずにお母さんに問いかける。
「覚えております。私がいない間にお兄様と仲睦まじく過ごしておいでだったようで、安心しております。
娘のチヤとも仲良くしてくださいね」
なんだか、チラリと女の戦いが幕を開けたかと思ったが、お母さんに限っては無いだろうとスルーした。
伯母さんの顔がこっちを向く、バチリと視線が合い、優しい目で笑いかけてくれた。
思わず私もにへら、と笑ってしまう。
「チヤさん。はじめましてですね。あなたの伯父さんの妻のエリザベートです。エリザ伯母さんとでも呼んでください。
私の子供達と仲良くしてくれると嬉しいです」
「よろしくお願いします。エリザ伯母さん」
次は子供達の挨拶になるようだ。
エリザ伯母さんが1番前にいた少女の肩に手を添えた。
女の子が利発に口を開く。
「はじめまして、ソフィア叔母様、チヤちゃん。ジョシュアとエリザベートの第二子の長女・サリエルと申します。
ソフィア叔母様のお話だけは聞いておりましたので、仲良くしてくださると嬉しいです」
お母さんと私がサリエルに挨拶すると、人懐っこい子なのか元気に「よろしくね!」と言ってくれた。
サリエルがエリザ伯母さんの方へ行くと、お姉様が前に出て来て後ろにいた子供達3人が自己紹介をはじめるーー
と、その前に「お母様、無事のお帰り嬉しく思います」とお姉様に懐いていた。
お姉様は1人1人にキスをして「さあ、自己紹介なさい」と促していた。
1番大きな女の子が一歩前に出る。
「ソフィア叔母様、久しぶりでございます。ネルスでございます。私が覚えているのが3歳の頃だったので朧げですが、可愛がっていただいたのを覚えております。
これからも母共々よろしくお願いします」
おい、私への挨拶が無かったぞ、と、仲良くする気が無いのかなー?と思っていると、おじいちゃんに抱っこされた私の方に来て頭を撫でてくれた。
「チヤちゃんもよろしくね。お姉ちゃんと呼んでくれると嬉しいわ」
なんだ、忘れられていなかった。
チヤ、早とちりしちゃった!(かわいこぶる)
チヤはネルスお姉ちゃんに向かって、ニコォっと笑った。
「お姉ちゃん、チヤです。これから、よろしくお願いします」
いやいや、普通に良い人だった。
挨拶する順番を間違えないだけの教育はされているようだ。
次に出て来たのは成長期なのか、少しヒョロリとした男の子だ。
「ソフィア叔母様、チヤちゃん、はじめまして。ウェルスンが母の長男ウィードと申します。
よろしくお願いします」
「よろしくね」とお母さんと私が挨拶した後に、最後の子供のサリエルと同じくらいの歳の子が前に出た。
「ウェルスン、が、母、の、次男のグイードです! よろしく、お願いします!」
緊張しているのか、少し途切れ途切れの挨拶だったが悪い印象は無かったので、こちらも「よろしく」しておいた。
おじいちゃんが満足そうに頷くと、雰囲気が弛緩した。
「ここで交流を深めたいが、ジョエルが寂しがっているかもしれないので、私達はもう行くよ。
晩餐で、また会おう」
部屋にいた皆に見送られながら、他の場所に行くらしく「ジョエルって伯父さんの子供の下半身付随の子だよね?」と思いながら、おじいちゃんに抱っこのまま運ばれた。
お姉様だけは、このまま部屋に残るそうだ。
自分の子供が3人もいるからね。
部屋から出て、ぞろぞろと歩いていると伯父さんがそわそわしているのが目に入った。
そうだよね。
下半身付随の息子に早く会いたいよね。
伯父さんの子供の身体を治すために、私がオババ様と交渉するよ!
と、チヤは気合を入れた。




