クラス分け
学校の近くの通りは学生達が様々な形、集団で歩く生徒、親と歩く生徒、1人で歩く生徒。皆思い思い歩いていた。
しかし、朱音と真子の近くを通り過ぎる生徒のほとんどは、真子の姿を見るなり驚く者、軽蔑の目で見る者、指を指して笑う者、これもまた様々だ。
しかし当の本人はそんな事など気付いていないかの様に鼻歌を歌っている。そんな友人の姿に朱音は思わず笑ってしまった。
「ク、クククッ」
「?朱音さん?何笑ってんの?そんなに学校行くの楽しみなの?」
「え?いや、別にー。真子は相変わらずだな~と思って、」
「何々!!相変わらずってどういう事?ねー朱音さーん!」
肩を揺らされ「ねーねー」
と真子が子供みたいに聞くから余計笑えてきた。
大通りを抜けると学校の校門が見えて来た。
・青蘭高校・
ここが、朱音達が今日から通う事になる高校。偏差値もそこそこ高い訳でもなく、駅前という訳もあり人気のある高校だ。
校門を抜けると、今年建て直したらしく新しくなった校舎、四階建てらしい。白を貴重とした校舎と割りと広い中庭。
「ほぇ~、流石青蘭、建て直しにも金かけてんなぁー」
「本当本当、けど私は前のちょっと古い校舎でも良かったなぁ~」
「あーあれね。確かに真子にはうってつけだな(笑)」
「それに、あの校舎ならきっと出来るよね悪魔召「はーい真子ちゃんそこまで。朝から危ないよー」
真子の危ない発言を止めるこれもまた朱音の日課。
隣で不満そうに頬っぺたを膨らます真子。
そんな真子の姿にまた微笑み「行くよ~」と歩き出した。
~数時間後~
暇過ぎて眠いお決まり入学式も何とか終わり生徒達はそれぞれのクラスに別れていった。
運の良い事に朱音、真子、絢也、飛李寺の4人は同じクラス。1-2になった。
「朱音さんとみんな同じクラスなんてきっと何かの運命なんですよ!」
「運命なんて大袈裟だなぁ~」
目をキラキラさせて語る真子に笑いながら答える朱音。
……まさか真子が言う「運命」が本当だとは今は気付かない朱音だった…




