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2.

さてと確認するか、ステータス


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



ノア・ウィラード

種族 神龍(神の眷属)、エルフ

年齢 5

スキル 水魔法、風魔法、精霊魔法、悪魔召喚、天使召喚、

精神異常耐性

称号 転生者、神の眷属

加護 転生神の加護、死神の加護



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


―――ピロリン


「……いきなり何だよ」


ノアしか居ない空間に高い声が響く


『ハロー!ノアくん。ステータス見た?見たよね。あのね、悪魔は喚んでもいいんだけどさ天使は一時喚ばないで欲しいんだよね』


今のノアの表情は子供としてあってはならないようなとても怖い顔をしていた

ノアは確かに自由にしてもいいと言ったがここまで転生神の好きな様にされるとは思って無くて物凄く切れていたのだ

だが、自分が好きにしていいと言ったのもまた事実

なので転生神を怒るに怒れなかった

しかしそれと五月蝿いことはまた別の話だ


「転生神、静かにしてくれるか?…なぁ?」


『あ、はい…』


威厳も何も無い転生神である


「それで何のようだ」


『いや、はい。先程も言ったように一時天使は喚び出さないで欲しいんだよ』


「そもそも喚び出す気は無かったんだが。理由は?」


『悪魔はともかく天使は今、人手不足なんだ。ていうか喚び出す気無かったの?喚んだ方がいいよ。その森で一人で暮らすには、身体を幼く創ってしまったから…やり方はまず血を地面に垂らして悪魔召喚って言うだけだよ。最初に出て来るやつは調整しておいたからさ』


転生神は少し驚きながら説明する


「分かった」


ノアは不機嫌そうな表情をしながら手を切ろうとする

が、ノアは一応神龍だ

素手でやったとして傷つくわけが無い

たとえ自分自身でやったとしても薄らと跡がつくだけで血が出てくるまでには至らない


「…転生神、オレの肌を切ることが出来る武器を寄越せ」


『あ、そうだね。ナイフをそっちに送るね』


転生神がそう言った瞬間ノアの目の前に銀色に輝くナイフが現れた


『それなら何でも切れるよ』


「……」


―――ザシュッ


ノアはナイフを手に取るとすぐさま手首に当て勢いよく引いた

しかしノアはそんな痛みは感じないと言わんばかりに無表情のまま手首から血が出てくるのを眺めていた


『思い切ったね…』


転生神はそんなノアを見て心配そうな声を出す

しかし、ノアはそんな転生神の声を無視した


「悪魔召喚」



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