フラグを折れる人は酒場の近くで仲間になりますか?
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「もう殺しませんし、殺させませんよ。見慣れないモンスターが活発化しているこの世界だったら、何があってもいい気がしてきたので」
「……どういうこと?」
「だから……例えば不老不死の薬とか」
「手に入れても使う機会なくないですかね?」
機会なら私の見つめている先に。それ私じゃない? 試しに視線から外れようとすると、ノアがガン見してくる。
私に使ったら今度こそ二人、レヴィアとシア含め四人が幸せに暮らせるように逃げるけどいいの? 追えないくらい遠くまで行くけどいいのかな。
「マキナに使ったら俺達を置いて遠くまで逃げそうだな」
「……いや、そんなこと」
「あるんだな。あれだけ好きだ好きだと言っておいて、あっさり置いて行くんだな。そこだけは変わってないと」
「そういう訳じゃ、あ、でもそう見えるか。じゃそういうことで」
「今までで一番酷い」と言われた。今までってことは結構な数言ってるのね私……自覚ないと言ったらあれですけど。
「――あ、あった。あそこの町だったらまともそうだろう?」
レヴィアが誇らしげに言ってくるのが微笑ましくなった。感情を隠さなくなってよかった。
では行きましょうか。今度は寒くなく、じめついてなくて程よい場所でありますように。まあ前みたいな瘴気は感じられないからそれだけでいいのだけど。
「そういえば、さっきの国ってなんて言うくにだったんでしょうね」
「え、知らないけど……シアちゃんは何か関わりあったとか?」
「いえ、ただ気になっただけです。広かったし、あれだけ立派な国だったら誰か住んでいてもいいんじゃないかなと」
「うーん、関わっちゃいけないオーラ出てたからじゃない?」
「そうですか?」とやはりどこか気になる様子。この森並に心霊スポットしてる所は忘れようよ。いいことないよきっと。
「それこそあの町の誰かに聞けばいいじゃないですか? 一人くらいは知ってるでしょう」
「そうですよ、へライト様の言う通りです。あれだけ大きな国だったんですから」
「気になるかなあ、そんなに。レヴィアは気になります?」
「俺も別に気にならないな。まあ、5分の3は気になってるんだ、調べてすっきり解消した方がいいだろう」
これで5分の4。調べる以外の道が無くなった、あれだけフラグ立てられたら調べる気起きないよ。
今の森が心中場所だったら、あの国が私の知ってる国でもおかしくない。よくよく考えればあの長い距離だって……。
「ねえノア、へライト。調べたくないって言ったらどうする?」
「私達だけで勝手に調べますのでご安心を」
「ご乱心していい? 絶対何か知ってるでしょう、その顔」
「顔で判断するとは失礼ですね。ただ気になっただけ、本当にそれだけです」
にこやかに言い放つ、やっぱり何か確信を持っている。パーティにフラグクラッシャーでも入れるべきだったか。




