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愚民

日に日に死刑執行は近づいてくる・・。

2人の苛立ちは頂点に達していた。

しかしそれは意外な結末により・・・

処刑場に入って1ヶ月。





死刑執行の日が、迫ってくる。








「くそっくそっくそっくそっ!!!!!!!」


「止めろ。」


「くそがぁぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!!」


「止めろってんだろうがあああ!!」


「っ!!?・・・」


2人の苛立ちと焦りは頂点に達していた。


ここの処刑場の死刑執行の順番は牢屋の場所に関係している。


つい3時間前、となりの男が重装備を施した軍人に連行された。


そして牢屋から見える重厚な大扉が轟音を引き起こしながら開き、やがて閉じた。


あの扉を超えれば待っているのはただ一つ、死。それだけである。


「死にたくねぇよ・・俺・・・・。」


林は泣き出した。人は死を目前にするとこのように泣くのかと思った三島は


恐怖心でいっぱいとなった。三島も体の振るえが止まらなくなった。


「く・・そ・・。」












また朝が来た・・らしい。


見回りが朝食を持ってきた。


「朝食だ・・・起きろ。」


「とっくに起きてるっつの・・・。」


三島の態度にカチンときた見回りの男は朝食を床に置き胡坐をかいだ。


そして朝食のトレーを勢いよくさかさまにし、鼻で笑った。


「!? てめぇ・・・・・。」


「いいじゃねぇかよ。てめぇら・・・今日でお亡くなりなんだから。」


「な・・・」


「凡人は国のために死ぬのが運命だ。もがくなよ・・・ただの恥だぜ。」


そう吐き捨てて男は立ち上がった。


「そうかよ・・・。今だけだぜ・・。そんなこと言えんのも。」


「どういう意味だ?」


三島は右の手のひらを開いた。そこには男のIDコードが記されているキーがあった。


「これがなきゃてめぇらは何もできない。武器を使うことも、応援を呼ぶことも。」


「な・・いつやりやがった・・・くそ・・よこせ!!」


男が手を伸ばしたとき、三島は男の懐にあった特殊なビームガンを奪った。


「ま・・て・・撃つな・・・・・・・・・・・。」


三島はIDコードで牢屋の鍵を開けた。


そして林も牢屋からの脱出に成功した。


「国のために死ぬか!!クソ野朗!!!」


「ちいぃいいい・・・愚民が・・偉そうに。」


三島はビームガンのトリガーを引いた。


激しい熱戦と光線が一気に放出された。


男は一瞬で消え去った。


「み・・・・・三島・・お前・・・・。」


「・・・・・・・・・これから生きるとしたら・・・こんなことも・・しなきゃいけない。」


「・・・・。」


三島は自分が自分でないような気分だった。


初めての殺人だった。


そして今のビームガンによる爆音は司令室に伝わった。


「第10収容所から謎の騒音発生。3番装甲部隊はただちに現場に向かえ。」


その指令はIDコードを所持している三島たちに丸聞こえだった。


「・・逃げるぞ・・。」

















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