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創作メモ(用語・登場人物紹介)

1.用語

①神聖ルーン皇国

 北方の広大な領土を治める大国。

 アーレン・パトナ・ルーンは、この国の皇太子であるが、神託により試練の旅に出た。


②ロンバル公国

 ロンバル辺境伯を祖とする小国で、神聖ルーン皇国は宗主国に当たる。

 キューカー男爵家、ヴェラドーナ騎士爵家、シエーナ騎士爵家は臣下。


③キューカー男爵家

 キューカー男爵家は流行り病により家系が絶えたため、凍結された資産は、公正な第三者であるソール・アーシィー教団預かりとなっている。

 ロンバル公王よりウェラドーナ騎士爵家、シエーナ騎士爵家のどちらか、武で勝った方に継がせると宣言したものだから、両家は血を血で洗う仇敵の間柄となっていた。


④ヴェラドーナ騎士爵家

 マリオンの生家


⑤シエーナ騎士爵家

 オリヴィアの生家


⑥ソール・アーシィー教団

 この世界で広く信仰されている権威ある教団。

 その頂点には、神託の巫女姫を据えている。

 当代の巫女姫は、ガラティナ・ティン・ディーテであるが、神託に基づき、アーレン・パトナ・ルーンと共に試練の旅へと旅立っている。

 表向き巫女姫の不在は秘匿されており、知るのは大神官以上の高位神官のみ。

 フランシス大神官、ロレンス神官も所属している。

 神聖文字を理解できるのは大神官以上に限られる。


⑦婚姻の儀

 この世界では、正規に婚姻を結ぶには、ソール・アーシィー教団の結婚許可証が必要となる。この儀式を経て発行される。


⑧処女検査

 不貞を働いたとされる乙女に処女膜が存在しているかどうかを見て判定する。

 乙女に取っては屈辱的な検査。


⑨結婚許可証

 ソール・アーシィー教団が発行する婚姻の正当性を担保する書類。

 王侯貴族の婚姻にあたっては、格に見合った者が書く必要があり、更に最上位のものでは王族の立会人のサインが入る。


⑩古びたテーブルクロス(結婚許可証)

 ガラティナ・ティン・ディーテが暖炉の炭を用いて神聖文字で書いた結婚許可証。

 アーレン・パトナ・ルーンが立会人。

 キューカー男爵への授爵の根拠となり、後に新生キューカー男爵家の家宝となる。

 見掛けは襤褸布だが、その権威は絶大。


2.登場人物

①オーギュ・ヴェラドーナ 37歳 儂は……だ

 マリオンの父。

 政略結婚でマリオンにイザベラを宛がおうとした。

 豪快な性格。


②マリオン・ヴェラドーナ 16歳 俺は……だよ 次男

 栗色の短髪に碧眼。

 線が細い優男。

 まだ少年の面影を残しているが、オリヴィアを想う心は一途である。

 シエーナ家主催の仮面舞踏会様式の誕生会に潜り込んだ際、運命の出逢いを果たしてオリヴィアを見初めた。

 嫁がされるオリヴィアを強奪し出奔した。


③イザベラ・シシリー 15歳 わたし……だわ。

 マリオンの許嫁。燃えるような赤髪に(はしばみ)色の瞳。

 気が強い性格。爆乳。

 後にサイモンと結ばれた。


④バリスト・シエーナ 39歳 私……ですね

 オリヴィアを政略結婚の駒として嫁がせようと画策していた。神経質。


⑤オリヴィア・シエーナ 14歳 わたしは……です 三女

 亜麻色の長い髪に、透き通った翠眼の美少女。

 マリオンと恋に落ちる。

 儚げな外観に似合わず行動力があった

 偶然に出逢ったマリオンを一目見て恋に落ちた。

 いよいよ嫁がされる時、マリオンからの呼び掛けに応え共に出奔した。


⑥サイモン・アデーレ 17歳 俺は……だ

 オリヴィアの許嫁。

 粗野な性格。茶髪に黒目でがっしりした体形。

 とある男爵家の跡取り息子なので、オリヴィアが結婚した場合には玉の輿になる。

 後に、イザベラと結ばれた。


⑦ガラティナ・ティン・ディーテ 12歳 わたくしは……ですわ

 長く艶やかな黒髪に深紅の瞳の神秘的な美少女。

 託宣の巫女姫。

 ソール・アーシィー教団の頂点に君臨する巫女姫。

 神からの託宣と癒しのルーンが使える聖女様。

 現在は、運命の伴侶であるアーレン・パトナ・ルーンに付き従い、試練の旅の途中。

 巫女姫の印として、古びたサークレットを所持。見掛けは襤褸いが、実は初代巫女姫が神より贈られた神器で、額の辺りに丸い太陽を象った円盤が付けられている。

 彼女が神聖文字で書いた結婚許可証は、如何なる者同士でも結びつける権威がある。

 また、占い師や予言者の頂点でもある。


⑧アーレン・パトナ・ルーン 11歳 僕は……だね

 神聖ルーン皇国の皇太子だが、神より課された試練の旅の途中。

 現在、ガラティナを護って負傷し、体調を崩して療養中。

 布に血が滲んでいたが傷口自体はガラティナの癒しのルーンにより癒えている。

 但し、出血多量により体力低下状態。


⑨フランシス大神官 43歳 わたしは……じゃ

 テーブルクロスの価値に気付く。

 オーギュ・ヴェラドーナが偶然尋ねてきた彼を連れて来た。

 巫女姫たるガラティナの安否を心配して後を追っていた。


⑩ロレンス神官 25歳 わたし……ですね

 バリスト・シエーナがオリヴィア・シエーナとサイモン・アデーレの婚姻のために連れて来た。

 オリヴィアをマリオンから引き剥がし、予定通りに結婚式を挙げさせようとするが……。

 純潔の証としてオリヴィアの『処女検査』を請け負う。

 残念ながら、テーブルクロスの価値には気付けなかった。


最後までお読み下さり、ありがとうございました。


また、別の作品でお会い出来れば幸いです。

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