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名もなき旅人の冒険譚  作者: 8の字
第0章 冒険譚
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1/8

0 プロローグ

…勇者が魔王を打ち倒していくつたったのだろうか

何年?何十年?もしくは何百年?そして勇者は何者で魔王がどんなやつだったのかそれを知るものはどこにもいない。

―それはなぜだろうか。―

国と国の争いにより勇者についての文献が消失したか?


何者かがその文献を燃やしてしまったのか?


不特定多数の人々により事実を歪曲されられたからか?


まあ、なんにせよ真相を知ることなどもはや不可能だろう。

かつて昔にあった出来事はその時代に生きた人により伝えられ、それを今を生きる人がそれを知り、そしてまた後世へと伝わっていく、それが歴史というものだ。

…しかし、あった出来事を伝えるものがいなくなれば当然その出来事は後世へと伝われずそして消滅する。


ああ、それはなんて悲しいことだろうか…しかし、そんなことは珍しくもなくよくありふれた話であるのだ。

例えば、そうだね…

「一つの文明を滅ぼした大災害」

「それはとても恐ろしく、強すぎる魔物」

「一つの国を作り上げ、民をまとめ上げた王」


これらはまさに歴史に刻まれるべき存在だった。

だがそれはそもそも誰にも知られなかったり、誰にも知られず自然の中で消えていったり、争いにより、その文献が消失してしまう。そんな過程によりそれらは消えていった。


君たちが町中を歩くときに視界に入る人たちだってそうだろう?


彼らにもれっきとした歴史があるのだ。しかし、当然それを後世に伝えようとするものなどいない。特に偉業とかを成し遂げたわけではないものを伝えたって意味がないからだ。


…それはどこにでもいる


―ほら、あの少年だって―


―――――――――


「マリーーーン!助けてええええ!」


「ちょっ!こっち来ないでくださいよ!旅人さん!」


「なに言ってんだ!俺らはパーティーだろ?だったら仲間がピンチの時はともに助け合うのが筋ってもんだろ!?お前の魔法でこの魔物たちを一掃してくれよ」


「こういうときに都合のいいことを言わないでください!こんな数の魔物私一人で倒せるわけないじゃないですか!

そもそもこうなったのは旅人さんが洞窟で魔鉱石を一気にとりたいからとかいって、爆弾を大量に使った影響で洞窟の魔物たちを刺激させたのが原因じゃないですか!」


「「「「「グオオオオ!」」」」」


「「いやあああああ!」」


初めまして、8の字です。これはぼくの人生で初の小説となります。まだまだ未熟なところでいっぱいでしょうがどうぞ今後ともよろしくお願いします。

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