8.魔剣と獣と学園長
学園長の部屋から出た後に、学園裏にあるヴォルデ遺跡に向かった。現在でも解明はできないほどの魔力量で誰も入れないらしい。俺はこの中に自分で集めた装備や魔獣を保管して勿論弟子たちもこの中には入れない。ここに侵入者が現れるとシュレリアデーモンという魔王以上の魔獣がお出迎えするからである。転生者である俺でも魔力量ワークスだと気付いたデモーンたちは俺を遺跡の奥まで入れてくれた。今回使用する魔剣ディランダルと召喚魔獣ケルベロスの札を持ち出した。
「何故お前がその中から出てきた?入口のデーモンを倒したのか?」
俺が出口から出てきたところをリナに見つかってしまった。どうやらこの遺跡には侵入者が現れたら学園に知らせるようになっている仕組みも追加されているようだった。
「入口のデーモンは何もしてきませんでした。奥まで通してくれましたよ」
「お前一体何者だ。わが師のワークス様でもその仕組みは誰にも教えなかった」
「シュバリエ家の長男ですよ。それ以外何もありません」
「嘘を言え。シュバリエ家が遺跡の情報も知っているとなれば、また貴族同士の争いが激化してしまう」
「そうですか。邪魔をしてくる貴族がいれば、俺が処分します。学園長そろそろ時間がないので失礼します」
「まて、最後に教えてくれお前はなぜ禁忌魔法を使えるんだ?」
リナはどうやら俺がワークスだということを気づいているみたいだった。この戦いが終わったら言うことにするか。今はまだ言わない方がいい。問題の方が山積みだからな。
「学園長これ以上の会話は不要です。この事件が解決したら、すべてお話しましょう。急いでいるのでこれで」
「逃げるのか?」
「逃げるんじゃないですよ。あと、学園長一つ言い忘れていました。」
「なんだ?」
「リナお前の弟子はちゃんとお前みたいに烈火を扱えていたぞ」
この言葉を聞いたリナはかすかに目から涙がこぼれていた。そして俺は急いで王城へ向かった。
リナはもともと正体を気づいていたように思えます。作者も作者で主人公の中身に気づいていました。皆さんも気づいていました。
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