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魔道士と人間
遥か昔、この街には魔導士がいた。
彼らはとても温厚で優しく、人々の生活が豊かになるように様々なものを開発した。
しかし、人間は次第に彼らを脅威と感じるようになり──程なくして、自分可愛さに魔導士を消そうと「魔女狩り」をはじめた。
拘束、拷問、家族や仲間の殺戮、人間たちの私利私欲を肥やすための奴隷、最後は居場所すら追いやられた魔導士達──。
彼らはそんな人間の醜さに絶望すると、別の空間に自分たちだけの世界を作りだし忽然とその姿を消してしまった。
それから300年近く、人間と魔導士たちは一切の交わりを断ち、
時が経つにつれ人々にとって魔導士という存在は空想上のものだと思われるようになっていた。
しかし最近、とある噂が流れ出した。
この街には願いをなんでも叶えてくれる魔女がいると──。




