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Dreaming Maker Memories  作者: 菖蒲P(あやめぴー)
エピローグ
33/33

次のページを付け足した

Dreaming Makerの五年間はあっという間の夢物語、と称された。でも、ここで終わらせない。世奈は途切れたはずの物語に次のページを付け足した。

毎年夏になると、世奈と八人は墓地に訪れていた。今年も花束を手に、大切な思いを胸に。花を手向け、手を合わせる。線香の香りが鼻腔を満たした。


「今日は大切な報告をしに来たんだ。聞いてくれるかな。」

天は墓石の前に立ち、声を発した。




「僕たち、Dreaming Makerは解散します。」




その言葉に後ろにいたメンバーも俯く。翔と永遠は納得いかないような、そんな顔をしていた。

「御影さんの息切れ喘息がひどいのは分かるけど、病気ってほどじゃないんでしょ?薬をもっとたくさん貰えば治るんじゃないの?」

「俺たちも支えるよ。だからまだ、俺たちでいたい。」

二人の願いに、天は首を振った。

「ごめんね、他に理由があるんだ。君たちには言えない。」

「明石さんたち皆悲しそうな顔してるよ?でも俺とツタ兄には何も伝えられてないじゃん!どうして俺たちだけ仲間外れにするの?教えてよ!」

「花咲くん、蔦屋くん。私たちはたとえグループが解散しても、待っている誰かのために駆けつけなければいけないんです。誰かの期待に、今度は一人で答えるんです。でも、後ろには今まで通り、皆がいます。見えないところで私たちは繋がっているから、お願いします。」

その言葉に二人は半分納得いっていないまま、頷いた。




あっという間の夢物語、と世間では称されていた。でも世奈はここでは終わらせない。とある計画を企てていた。メンバーにも会社にも伝えている。中には渋々納得した、という様子のメンバーもいるが、世奈は決行することにした。


まだまだ終わらせない。時間は待ってくれないから。途切れたはずの物語に、次のページを付け足した。

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