逃走、そして唐突な最期
俺は逃げることにした。追っ手は居ないが(絶賛気絶中)、こうなったら逃げる以外することがない(泣)。
「よし、走るか。」
『ちょっ、やめろ!』
「どうしたんだ柳?」
『走ったら大変なことに…』
「うるさいなぁ、走るからな。」
『だ、ダメだぁぁぁぁ!!』
足に力をこめ地面を蹴り出す。
一気に加速して壁に迫る。
どぉぉぉん!ばらばらばら…
壁が壊れたが想定内。
まだジョギング程度だ。
本気で走ったらどうなるんだ?
そろそろ音速を超えたかな?ガラスがソニックブームで割れまくってるけど知った事か。
本気で走ってみようと強く地面を蹴りだした。一秒後同じ位置にいた。
「ど、どういうことだ?」
『…お前、この世界1周したぞ
』
「とりあえず、街を探すか。」
チートを手にいれたラノベの主人公は、周りを確認するために大ジャンプすることがある。
地球一周してしまったセージもそれに倣うことにした。
「いっせーのーでっ!」
ガガーリンの名言をしっているだろうか。
彼は「地球は青かった」といった。
いま俺は世界の上にいる。
下を見ると青い世界が…あれ?
原型を留めていないぞ?
粉砕されてるぞ?
さすがに真空耐性はないぞ?
最期にみた景色は、何も見えない暗い宇宙だった。
まさかの最終回
べ、別に文が思いつかなくなったわけじゃないんだからねっ!勘違いしないで!