↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大樹の元に~前提条件が壊れた結果  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/25

17_実力試験

新学期の最初のイベントは実力テストである。

試験範囲は全分野の初級から中級まで。

上級以降は、実技、論文、レポート、研修、討論等々、単純に知識だけで判断できず、個々人に合わせて行われるものなので対象外である。

また特待クラスを除き、一般クラスでは上級クラスの合格は必須ではない。


在校生達は前年度の最終試験結果を元に、新入生は入学試験の元に各々卒業に必要な授業の試験を受ける。

この試験、クラス単位ではなく個人単位で行われる。

なんて面倒なと思いがちだが、この王立学園のシステムは高校の様なクラス単位と言うより大学に近い。

試験は全学科学年を問わず一律に実施され、例えば文官科の新入生が受ける試験を騎士科の3年生が受けていることも珍しくない。

授業も同じで人数が多い授業は学科や学年で分けられるが専門性の強い授業だと学科学年を問わず一つの教室で授業を受ける。

これゆえにゲームのヒロイン達は上級生である中級ヒーロー達と同じ授業を受けることが可能なのだ。


まず、入学試験申し込み時、学園で受けられる一般クラスの全授業のリストが渡される。

※専門性の高い授業は特待クラスの生徒しか基本受講しないのでリストに載せていない。

その中で学科別に必須、選択、任意(受けた方が良い授業)の情報が提示される。

3日間の試験は午前中に共通、午後は騎士科向け、文官科向け、淑女科向けの学科や実技試験が行われる。

騎士科を目指しているなら騎士科向けの試験を受けるだけでよく、わざわざ全日午後まで受けるのは特待クラスを希望する者達や自身の実力を知りたい者だ。

なお、3日目の淑女科向けとは教養の試験なので男性、特に領主となる予定の嫡男は受ける。


入学試験後、合格した授業のリストと入学可能な学科情報が送られてくる。

学科が決まると入学前までに勉強した方が良い授業のリストが送られてくる。

これが実力テストの試験対象である。

ゲームではこの実力テスト期間1週間は様々なミニゲームがランダムで発生する。

内容はパズル、クイズ、シューティング、謎解き、モグラたたき、スロット、リズムゲーム、数独系、騎士科向けで格闘ゲーム等々

公式によると100種類以上あるらしい。

周回しないと出てこないミニゲームもあったりする。

※ゲームで高得点を取るのがトロフィー案件になっていた。

そしてこのゲームの結果で合格する授業が決まるので自身が得意なミニゲームが出てくるあるいは好成績を取れるまでリセットマラソンをしたものだ。

ミニゲームだがゲーム毎にランクが決まっていて、ステータスに応じたゲームが選ばれる。

そのゲームの標準ステータスと比べて自身のステータスが高いと難易度が下がる。

1日で実行するゲームは3つ、セーブは一日単位。

低ランクのミニゲームで高得点を狙うか、自身のレベルより高いランクのミニゲームを受けるか。

1教科高ランクのゲームで良い得点をとっても他が駄目だとリセットするか・・・

3つ程々の点数で次の日に進むか・・・

プレイヤーは頭を悩ましたものだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


新入生は入寮してから入学式までの間、寮母や指導役の上級生と相談して受験する試験を決める。

サーシャも入寮後、寮母と受験科目の相談をした。

「本来なら淑女科の上級生が相談にのるんだけど・・・」

※一般寮にいるのは騎士科か文官科の生徒で淑女科の生徒は大体高位貴族向けの寮にいる。

そう言って寮母はサーシャの合格した授業と、お勧め授業を見た。

「・・・」

寮母は目を丸くしてサーシャと手元の資料を何度も見比べる。

「あの?この成績で何で淑女科?」

言われるだろう台詞にサーシャは頭に手をやった。

「特待クラスを狙っているので。」

その言葉に寮母は資料を見比べて、少ししてから頷いた。

「分かりました。

特待クラスへの編入試験が受けられるのは1年生の時だけです。

可能な限り前期末で編入できるように試験や授業を選択しましょう。」

そう言ってサーシャが合格出来なかったテストの講評を読んでいく。

少しして寮母は顔を上げてサーシャの目を見詰めた。

「サーシャさんの場合、座学の方は粗方出来ているので実技を優先した方が良いでしょう。

実技の練習に上級生の協力が得られるようにします。

ただ・・・ここにいるのは騎士科や文官科の生徒なので・・・」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


特待クラスの場合、一般クラス全学科で卒業に必要な授業が必修科目となる。

入学時点でその全授業が合格済みな学生も珍しくない。

エリスやアリサの場合、エリスの方に教養関連で受ける必要がある授業があるがアリサには無い。

談話室で新入生同士。受ける実技試験や授業の相談をする。

「エリスさんの場合、騎士や淑女科の実技以外、殆ど受ける授業は無いのね。」

「文官系の実技をここまで合格しているのって初めてみたわ。」

「それよりもこの最上級合格って何?」

そう言ってエリスの成績で燦然と輝く最上級クラスの授業をなぞる。

全国から優秀が学生が集まる特待クラスでは卒業までに最低一つは最上級の合格を目指す。

最悪、他で必要な授業を押さえていれば、最上級の合格が無くても卒業できる。

「アリサさん・・・教養関連で全部上級合格ってどういうこと?」

「確か昨年のマリア殿下とイーダ様がそうだって聞いたけど。」

わいわいと賑やかに会話する新入生達。

彼女達はこの実力テストで必須な授業は合格済みなので気楽なものである。

選択や任意をどれを受けるか姦しく会話している。

その様を微笑まし気に見守る上級生達。

彼女達は全員卒業に必要な授業を取り終えているので実力テスト期間は大体新入生の支援である。

「さて、最速で取り終えるのは誰かな?」

密かに賭けが行われていることを新入生は知らない。

閲覧、有難うございます。

面白いと思ったら評価をお願いします。


入寮して少し経っているので特待クラスで同学年は名前呼びです。

一般クラスでは人数が多いので学生同士は性+嬢または殿呼びが普通。

寮母は名前+さんで呼びます。


学園の授業は以下の通り。

初級:必修:全てのクラスで合格していないと卒業できない。

特待クラスは卒業までに履修して居れば問題ない。

一般クラスは年度単位に合格していないと進級できない。

初級:選択:卒業にはこの中の幾つかを履修する必要がある。必要な数はクラスによって異なる。

初級:任意:全クラス共通、これに属するものは履修していなくても卒業できる。

中級:必須:クラスによって異なる。そのクラスで必修のものは合格しないと卒業できない。

中級:選択:クラスによって異なる。そのクラスで一定数合格しないと卒業できない。

中級:任意:クラスによって異なる。これに属するものは履修していなくても卒業できる。

上級:必修:特待クラスのみ存在。合格していないと卒業できない。

上級:選択:特待クラスのみ存在。一定数合格していないと卒業できない。

上級:任意:クラスによって異なる。これに属するものは履修していなくても卒業できる。

最上級:任意:特待クラスのみ受講可能、これに属するものは履修していなくても卒業できる。

が・・・進路によってどれか一つは合格することを求められる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。