第28話 ハリケーンVSバードショット
ユキ「ギル寝てなくていいの?」
ギル「いつつ...大丈夫だ。それにアイセとヤタバーさんの決勝戦を見逃す訳にはいかないぜ!」
ユキ「くすっ。そうね!」
ユキは笑った。
サパネゴ「ところでギル殿!ウィンドを利用したとは?」
ギル「勘だ。魔法のことはよくわからん。」
アオリ(...氷の魔法使い!説明しなさい。)
アオリはユキを睨む。ユキは気づいて慌てて説明をする。
ユキ「えっと...。ウィンドは風魔法。距離が遠ければ弱まって壁にはね返ると更に弱風になってフィールドに残ることがあるの。」
サパネゴ「ふむふむ。」
ユキ「その風を踏み台にしてハイジャンプを可能にしたのよ。」
アオリ(このくらいはできて当然よ。)
アオリは少し微笑む。ユキはホッとする。
ギル「そうだったのか...!」
レイパ「ユキちゃんすごいのだ!」
サパネゴ「ユキ殿は魔法に詳しいな!」
ユキ「魔法の知識はアオリやアイセと同じくらいあると思う。」
フィールドでは地面に落とされたヤタバーが口を開いた。
ヤタバー「いてて。こんな戦略よく思いついたね...!」
アイセ「咄嗟の判断です!目の前にある環境を最大限に引き出すのもバトルですから!」
ヤタバー「面白い。アイセくん!楽しいよ!」
アイセ「はい!俺もです!」
ヤタバーさんは横になった身体を立て直す。
ナレーション「ヤタバー選手立ち上がった!」
ヤタバー「次こそ決めるよ!鳥魔法!ウィング!」
アイセ「っ!? 空から決める気か!」
ヤタバー「上空の高さで威力が増すよ!極まれ!バードショット!!」
ユキ「さっきよりも魔力が高まっている!」
ギル「俺を倒した戦術だ!逃げろアイセ!」
レイパ「あんなのくらったら...」
サパネゴ「ひとたまりもないぜ!」
離れたところでアオリも言う。
アオリ「アイセくんに太刀打ちする術があるとしたらアレしかない。」
アイセ「やるしかない!風魔法!ハリケーン!!」
俺がハリケーンを唱えると風が吹き荒ぶ。
バードショットの魔法の鳥を強風で飲み込んだ。
会場は驚き静まる。
アオリ「私とバトルした時よりも魔法が成長している!」
ヤタバー「バードショットを消した...!それほどの風ということか。」
カナ「ピー...」
アイセ「はぁはぁ...よし!」
ヤタバー「アイセくんキミの今のハリケーンは完成された威力だった!」
アイセ「ありがとうございます!安定してきました。ヤタバーさんのウィンドを見て風魔法がどう打てば真っ直ぐ放てるか考えたんです。」
ヤタバー「真似したのか。アイセくん。キミは天才だ!」
アイセ「ふふっ。ヤタバーさんにそう言って貰えて光栄です!さぁどんどんいきますよ!はぁぁぁぁぁぁ...!」
ギル「アイセ何をする気だ!?」
レイパ「まさか...?」
サパネゴ「連続でハリケーン!?」
アイセ「これが俺の本気の風魔法!!ハリケーンだ!!」
俺は限界の体力でハリケーンを放つ。
アオリ「アイセくん。私が認めた男。」
ユキ「アイセ!!いっけー!!」
ヤタバー「僕も全力で迎え撃つ!!バードショット!!」
ナレーション「ハリケーンとバードショットの鍔迫り合いだ!威力は互角か!?」
アイセ「かぜえええええ!!」
ヤタバー「とりいいいいい!!」
2つの魔法がぶつかり大きな爆発が起きた。
アイセも飛んでいたヤタバーさんも爆風でフィールドに叩きつけられた。
ギル「相打ち!?」
カナ「ピー!!!」
レイパ「煙でよく見えないのだ!」
サパネゴ「アイセ殿ー!!」
アオリ「アイセくんのハリケーンも然る事乍ら、バードショットも強力ね。」
ユキ「アイセ...!私にはわかる!アイセが勝つ!!」
ホレンジトーナメント決勝戦。
勝負の行方は如何に。




